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記憶のない少女〈5〉

新しい投稿というようんものではありませんm(__)m

前の投稿を分割したような感じです!

多少は変わってるところもあるかもしれません!!

「分かってるよ。それより早くここを離れた方がいいだろ」というアークの一言でスーとシャノンが手を振りながらドロンと消えた。


≪!?!?≫


「おい、ボケっとしてんじゃねぇよ!早くつかまれ。俺らも行くぞ」


慌ててカペラが首に抱きつくとアークが呪文を唱えた。


「遠距離転移」


シュンッ



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓本編↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



アークがそう言うと、全身を空気に圧縮されるような感覚(ジェットコースタに乗った時のような感じ)があり、「おい、もういいぞ」と声をかけられた時にはすでに全く知らない場所にいた。


「ふぅ。なんか今の面白かったね?」


《今のって魔法だったんだよね。体験しちゃった♪》


そう言いながらアークから離れるとき、目眩がしてこけてしまった。

さっきまで薄暗い森にいたのに、急に明るい草原に来たからだろう。

ちなみに今いるのは短草草原の広がる丘で、太陽がキラキラと輝き、カラッとした夏の風がやさしく吹いている。

タイムスリップでもした気分だ。


「・・・おい、大丈夫か?」


「イテテテ・・・はひ。平気でございまする」


幸い下は柔らかい草だったので、怪我はしなかった。


「はぁ」


「ナハハ~。ちょっと痛かった。そんなことより、まだ名前を聞いて無かったよね?教えてもらえる?」


「俺か?そうだったっけ?あ、そうか。俺は“アークトゥルス・ペレクエア・ポルックス”。お前と同じ14歳でヴァンパイアとエルフのハーフ。ま、そんなもんでいいか?あ、あと名前が長いから“アーク”でいいよ。よろしく」


自己紹介をしたアークに最初のころのトゲトゲした感じは無かった。


《ところで、この1時間くらいの間に色んなことがあったわけだけど、頭が・・・というか思考回路がショート寸前なんですけど・・・。まずは、あのツリーハウスがあった森についてでも聞いてみようか》


「・・・ねぇ、アーク?あの森は一体なんだったの?」


遠くに見える、おそらくさっきまでいた森であろう森を指さしながら、聞いてみた。

森の方は黒っぽい雲が渦巻き、木々がザワザワと揺れている。


「あれは、夜の森ってシャノンが言ってたろ?その名のとおりさ。あそこは夜の精霊の住み家でだいたいいつも午後になるとだんだん活動しはじめるんだ。で、夜の精霊自体は他の精霊たちと変わりないんだが、その闇に引き寄せられて獰猛な獣やゴブリンといったような危険な生き物たちが集まってくるから、大人もたとえ明るい昼間だとしても近寄ろうとはしないね。奴らの多くが闇を好むとはいえ、光が駄目というわけでもないし、もしそうだとしても洞窟なんかに隠れていればいいんだからね。さっきも向こうにいる間にいろんな獣の遠吠えが聞こえただろ?」


《・・・え、じゃあなんで3人はそんな危険な場所にいたんだろう・・・でもこれって聞かない方がいいのかな・・・》


「・・・・・・ところでさ、お前もうちょっと速く歩けないのか?こんなペースじゃ家に帰れねえぞ」


《え・・・これでも結構速歩きなつもりだったんだけど》


今のが顔に出ていたらしい。


「はぁ。面倒だからいいわ。つかまれ」


「ん?またあれやるの?ひゃっほー!!」


「なんだよそれ―――――近距離転移」


シュンッ


またあの圧縮されるような感覚があり、目を開けると、今度はちょっとした街の中にいた。2回目だったので目眩もなかったので、一人で『楽しかった!』とはしゃいでいると、


「何がそこまで面白いのか分からん」


「何か言った?」


「いや別にいい。」


「あ、そう。ねぇ、楽しい。もう一回やって?」


「はぁ?もう大して距離もねぇよ。歩け!」


「あと一回だけでいいから♪今回は。」


「っ!?『今回は』っつうことは今後も俺にこれをやれと!?」


「いいから、早く~」


「もう知らん。近距離転移っ!」

前回3000字くらいずつ投稿と言いましたが、1500~3000字くらいで投稿してますねw

適当に切りのいいところで切ってます!

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