記憶のない少女〈3〉
変更ごめんなさい(´・ω・`)
コピペすら間違えているというこの煩悩さに泣けてくる
指摘ありがとうございました!
「君も俺らと同じ訳ありなのかな・・・って思ってここに連れてきたのさ。だから何でも言ってもらっていいよ、俺らは仲間だ!!」
彼はまさに衝撃の事実!というサプライズ風に言ったようだが、あたしは何の話かさっぱり分からなかった。
≪・・・・はぁ・・・?≫
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓本編↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
《なん、にゃ、な・・・なに?いわくつきの魔窟?はい。マダワカラナインデスガ??何があったの?》
いきなりなんか凄い説明をされて理解が追い付かなくなり目を白黒させているあたしは気にもせず、勢いで話し続ける緑の少年・・・
「―――というわけでよろしく!まずは自己紹介だな。俺の名前は“スザク・レデクス・ポウロ”。この2人からは“スー”って呼ばれてるからそう呼んでくれよ!そうだな趣味は石集めかな。光物に目がなくってさ、ガラス細工とかを集めるのも好きだな・・・」
そういえば、スーは胸にオレンジ色の石のペンダントをしている。おそらくそれも集めた石のコレクションだろう。
「・・・じゃあ次は私でいいかしら?」
次は美少女が名乗り出た。
「私は“シャノン・リゲル”よろしくね。趣味は・・・そうだなぁ・・・・・特にこれっていうのは無いけど、敷いて言うなら最新の情報収集かな。私のことはシャノンって呼んでね♪あなたの名前は?」
「は、はい!えっと、“カペラ・アルファ・イコレニー”14歳です。好きなことはお菓子とか甘いものを食べること!なんだか色々お世話になったみたいで・・・助けてくれてありがとうございました」
あたしはそういうとペコリと頭を下げた。
「「こちらこそよろしく!!」」
スーとシャノンはにこやかにそう返してくれたが、あの腹ペコ少年はずっと不機嫌なまま黙り通している。
《なんだかな~。あの人だけ雰囲気が違うんだよな・・・・・変なの》
と、あたしがそんなことを考えていたら急にその少年がこっちを見て、目が合うと口を開いた。
「・・・でさ、何でもいいけど、結局こいつはなんなんだよ?耳が小さくて、髪の毛だけじゃなくて目まで金色。おまけにこいつ女・・・だよな?髪の毛が短かったり、この変な服といい意味が分からん」
《・・・え?なんですか?あたしそんなに変なのか?》
「―――ちょっと!アーク――――」(シャノン)
「―――何が『仲間』だ。どうせまたシャノンに送られてきたスパイとか刺客とかなんじゃねぇのか?めんどくせー!!」
《は?なんでそんなに機嫌が悪いのよ?そしてあたしに八つ当たりするなし!だいたい外見がおかしいのはあんたたちの方なんじゃないの?》
さっき腹ペコ少年に指摘されて気が付いたのだが、3人こそあたしの知っている“人”ではないようだ。なぜならば、まず、3人とも耳が長く顔の横に突き出ていて尖っているし、最初は気づかなかったがシャノンの背中には薄らとだが、キラキラと光る羽が見えるし、腹ペコ少年の真っ赤な瞳はカラーコンタクトでもしない限りあり得無さそうだ。
《まぁ、髪の毛は染めるなりで好みの色に変えれると思うけど・・・でも――――》
犬歯がやけに発達している。まるでオオカミか何かのように・・・
周りと自分が違うというのはこんなにも怖いことだとは思わなかった。
その恐怖と不安の色が見えたのか、腹ペコ少年はちょっとばつが悪そうに明後日の方向を見ながらこう付け足した。
「・・・んまぁ、違うならもっとはっきり説明してくれよな。自分が何者なのかってこと、とか・・・さ、さぁ・・・・」
最後の方は自信が無くなってきたのか尻すぼみになってしまった。が、確かに腹ペコ少年の言うことも一理あるのかもしれない。だって、この3人も何か訳ありみたいだし。
だが・・・・
《しかしなぁ、さっきそれをちゃんと考えようとして・・・》
「それもそうだね。なんか偶然にしては出来過ぎてる気もする」(スー)
スーもそう言う。
《やっぱりあたしって変なのかな・・・》
「・・・・確かに、普通に考えればあたしの存在って不気味なのかもしれませんね」
シャノンが「そんなことはない!」と言ってくれたが手で制して続けた。
「あたしは本来ならば命を落としている方が自然な場所に倒れていた。しかも、見たことの無い容姿をしているし、自分が何者なのかを話そうとしない。・・・・でも、違うんです。失礼ながら言ってしまえば、あたしから見て不気味なのは3人の方で、目が覚めた時、まず「自分が何者で、なんで全く知らない場所にいて、同じく全く知らない人たちに囲まれているんだろう」っていう風に思ったから考えたんだけどあともう一歩のところでひどい頭痛がしてしまいどうしても思いせないんです。助けてもらえませんか?」
他にどう言ったらいいのかも分からなかったので、一番ベストだと思った方法をとった。
「そうなの?今、どこまで思い出せるの?」(シャノン)
「あぁ、うん。簡単に言うとこの目を覚ますまでも記憶が一切無い、のかな。ただ、さっきも自己紹介をしたように自分の名前や年齢、趣味・特技なんかの自分のことは分かる。けど、自分以外のことは今の所さっぱり分からないや。例えばお父さんとかお母さんの存在は理解できるし、あたしにもいることは分かるけど、どんな人なのかは全く頭に浮かばないし、これまで生活してきた家や、自分にどんな知り合いがいるかとか、そういうのは全く。」
「「・・・・・・」」
「・・・それは記憶喪失ね。無理に思い出さないほうがいいわ。無理に思い出そうとすると逆に全く思い出せなくなるなんてこともあるみたいだし。」(シャノン)
「うん。それで・・・その、別に3人を侮辱するわけじゃないんだけど、――――」
「だけど?」(腹ペコ少年)
言ってしまったら何か大事な物が全て壊れてしまう気もしたが、一回気が付くとその後もずっとそれに気が取られてしまうという経験はないだろうか。好奇心を抑えきれなくてつい言ってしまった。
「3人は人じゃないのかな??特徴的に・・・」
「“人”ではあるよ生物の学名上ね。ただ、種族は人じゃないけど。それが?」(スー)
《―――あれ、何か・・・・・》
「人じゃない種族って何を指して言ってるの?」
「え?それはもちろんエルフやフェアリーみたいなそれよ。」(シャノン)
「・・・・・・・・・・・は?」
さてと、やっとこの話までを投稿したわけですが、また次までに時間がかかりそうなんですね~www
もし読んで下さる方がいれば、気長に待っていてください<m(__)m>
たぶん1年以内には次の話を投稿するので・・・
↑嘘です!できませんでしたwww