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チートでチートな三国志・そして恋姫†無双  作者: 山縣 理明
前書き(設定忘れた時などにもご活用下さい)
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前書き (設定と人物紹介)

初めての方、初めまして。元々の読者の方、戻って参りました。またよろしくお願いします。


この作品はもともと「にじファン」様へ投稿していたものを改稿しまして此方と「TINAMI」様へ投稿する(二重投稿)ことと致しました作品です。


前回は2011年の9月25日(日)から始まり、2012年の7月17日(火)まで投稿させて頂き、最後は無理矢理第2章終わりまでいきましたが、今度は丁寧に書いていきたいと思っています。



この小説はBaseson様より発売中の「恋姫†無双」・「真・恋姫†無双」・「春恋*乙女」(以下、原作と表記)を下地として、原作、三国志の正史、演義の3つをまぜあわせたような世界に主人公が迷いこんで活躍する……というストーリーになります。


原作は演義に近いものではありましたが、時系列がめちゃくちゃだったりといろいろありましたので、それをある程度改め、しかし正史や演義をなぞることなく楽しめるような展開にしたいと思っております。


なお、いろいろ考えた結果ではございますが、この「なろう」版と「TINAMI」版では表現や文章を一部変えることにしました。これは、「TINAMI」様でのみ、今作と若干かかわる戦国恋姫のSSをちょこちょこupさせていただいていることによるものです。権利関係etc...の関係で「なろう」にはupできないためですが、本筋は何も変わりませんので、それでご理解くださいませ。




また、主人公は現代日本人(今作においては、仮想が入った2001年の住人)であるため、三国志など歴史に関して、あるいは政治、経済、統治といったものに対してある程度の知識がある人物が過去へ行く……とどういう活躍ができるのか? ということを重視した作品になります。


第3話(本章1話)のような話が延々と出てきます。


※そのため、そのあたり(三国志・世界史・日本史・政治・経済・統治機構など)に興味がない方にとってはあまり面白くない作品になっていると思います。一応、解説などをつけているので知らない人でもわかるようにはしているつもりではありますが……。


この点についてはご理解下さい。





今作の説明などにおいては、


現代日本(北郷がもともと生活していた世界)=現世・天界


恋姫の世界(桃香・愛紗たちが生活している世界)=外史


と表記することにします。





今作の設定として、外史における女性の登場人物は”真名(まな)”というものを持っています。


作中においては


愛紗:「我らの持つ、本当の名前です。家族や親しき人にしか呼ぶことを許されない、神聖なる名……」


桃香:「その名を持つ人の本質を包み込んだ言葉なの。だから親しい人以外は、例え知っていても口に出してはいけない本当の名前。」


などと語られていますが、今作ではちょっと違います。そのため、男性の登場人物には真名はありません。


この”真名”によって、家 (夏侯家・孫家・袁家など)などのつながりも表したいので、それに抵触してしまったり、作者に何らかの意図がある登場人物の場合には、原作とは違った真名にせざるを得ませんでした。原作に登場するキャラクターの真名に関しては次話に載せます。他にも、三国志に登場する人物をかなりの数出す予定です。




また、外史に出る人物の呼び名に関してですが、もともとの三国志世界(後漢末期~)では、性・名・字とあり、基本的に名は呼ばず、字も親しい人以外は呼べないようなものであり、「性+官職名」で呼ぶのが通例だったらしいのですが、めんどうくさい、かつ、わかりにくいので、この物語では「性+名」で呼ぶのが普通であり、字は飾り……ということにしたいと思います。


女性の登場人物の場合のみ、相手に心を許したときには神聖な名である“真名”で呼ぶことを許し、それで呼ぶことにします。ただし、「名乗り」などにおいて「趙子龍」のように「性+字」のほうが格好良く見えるときはそちらも使うことがあります。


呼称に関しては上記で統一します。


※「訓読み」のほうが合いそうだと思ったときには、真名に「訓読み」を採用することがあるかと思います。ご了承ください。



今作の主人公の名前は北郷(きたごう) 一刀(かずと)となっております。これは、原作の主人公とは能力、役割、立場などが異なることを示すための措置です。そして、一部の人物(左慈と于吉など)の設定、役割など、原作とは異なるところが多々あります。また、御都合主義で進むこともあるかと思われます。



今作では、可能な限り三国志の字をそのまま使うので、媒体によっては表記がおかしくなることがあるかと思われます。ご了承下さい。



※で書いたところと主要なキャラクターは下に解説をいれますので、興味がある方はそちらも読んでみて下さい。






そのあたりのことを理解して頂いた上でお読み下さい。




とりあえず、軽くではありますが現世の人物と施設、及び外史ですぐ登場する人物について紹介しておきたいと思います。




現世メンバー




北郷(きたごう) 一刀(かずと)




※原作では「ほんごう」ですが、原作とは役回り、立場が違うことを示すために変えています。




今作の主人公。聖フランチェスカ学院の2年4組に所属している。剣道部に入部している。勉強では古典・日本史・世界史・政経が得意科目である。祖父に鍛えられた古武術(酔拳)と剣道が得意で、剣道ではインターハイに出場するほどの実力を持っている。


聖フランチェスカと統合された際、剣道が強い他の高校から勧誘がきたものの、『インターハイ2連覇中の天才、不動如耶と同じ高校に行きたい。』として、それらの話は全て断ってこの学院に来た。


同学年には、もともと尊敬している藤田祥一に加え、もともとはあまり好きではなかったものの、関わっていくうちに尊敬するようになった早坂章人というふたりの”天才”が居た。


その二人の社会や政治、歴史に関する議論を聞いたり、引退した競走馬サラブレッドに乗せてもらった経験は、外史において大きな力を発揮することになる。


PCゲーム『三国志』など、歴史ゲーム好きでもある。


※北郷の祖父(母方)は元警察官であり、機動隊(剣道を得意とし、全国大会にも出場・入賞歴あり)→捜査一課・・・と渡り歩き、叩き上げながら退官時には警視正にまで昇進した男である。




及川(おいかわ) (たすく)



聖フランチェスカ学院の2年4組に所属している。


主人公の友人であり、適当な関西弁で喋るお調子者。





早坂(はやさか) 章人(あきひと)



聖フランチェスカ学院の2年2組に所属している。


もともとは恋姫の前作にあたる「春恋*乙女」の主人公であった。




実家は日本で数本の指に入る名家であり、東京に住んでいた。だが、諸事情により今年から「聖フランチェスカ学院」に転校してきた。”五菱財閥”の相談役を代々務めてきた家の出身で、その鬼才さから、間接的にではあるが高校生ながら経営に関わっている。


実妹に羽深(うみ)がいる。


昼休みなどは哲学・政治・経済・社会...など様々なことについて藤田と議論していることが多い。





藤田(ふじた) 祥一(しょういち)



聖フランチェスカ学院の2年1組に所属している。


学校内において、早坂と張り合う(勉強・運動...など)ことのできる唯一の人物である。父は名大経済学部の教授で、専門は社会哲学である。


かつてはバスケをやっており、インターハイで優勝したほどだったが、この学院に来てからは部活はしていない。理由は早坂とほぼ同じである。





不動(ふゆるぎ) 如耶(きさや)



聖フランチェスカ学院の3年2組に所属している。剣道部の主将を務める。


剣道の腕前は圧倒的で北郷よりも強く、中学以来、個人の戦績は無敗を誇っており、インターハイでも圧倒的な力で優勝している。なぜか武士のような言葉遣いで喋り、一人称は「それがし」である。


“不動グループ”を率いる大企業「不動化学工業株式会社」の会長を祖父に持つお嬢様でもある。そのため、下級生などからは「如耶(きさや)姉様(ねえさま)」と呼ばれることもある。





※この他に「○○先輩」とか「××さん」といった名前が回想のときにチラホラ出る可能性がありますが、如耶や章人の友人なんだな……と捉えて下さい。特に今作と関わることはありませんので、あまり深く考えないで下さると嬉しいです。





聖フランチェスカ学院



カトリック系の高校である。


昨年までは女子のみの、いわゆる“お嬢様学校”だったが少子化の煽りを受け今年からは共学になり、男子も受け入れる(1クラス20人に多くて3~4人程度)ことになった。1組から8組まで8クラスあり、1~4組は文系・5~8組は理系となっている。敷地内に幼稚舎・中等部・高等部・短大部がある。


今作の立地は愛知県の某市である。基本的に学生は寮で生活しているが、申し出があるなどの場合は、一人暮らしを前提してアパート・マンション・下宿などからの通学も許可されている。


学食の名は黎明館(れいめいかん)という。




※原作ではおそらく東京のどこかの私立女子大をイメージしたものと思われます。





外史(三国志・恋姫世界)


女媧(じょか) 真名はなし。



中国創世神話の”三皇五帝”における”三皇”の一角である。つまり、中国において絶対者(神)の一人ということである。封神演義などに登場している。諸事情により、主人公と共に外史へ降り立つことになる。


“女媧”の名は迂闊に喋るとエライことになるので、普通は、甄姫(しんき)と名乗り、そう呼ばせることになる。(本当は甄氏(しんし)・・・[曹丕(そうひ)の第一夫人で魏三代皇帝、曹叡(そうえい)の実母]ですが、それをちょっと弄ったものです。)


もともと女性だった方は例外(貂蝉)を除いて殆ど出ないため、貂蝉の次に美しいとされる甄氏の名を採用しました。





劉備(りゅうび) 玄徳(げんとく) 真名は桃香(とうか)



見た目は普通の女の子だが、実は中山靖王、劉勝、すなわち前漢6代皇帝の景帝の子孫である。治安の悪化・朝廷の悪政...など、どんどん悪化していく現状を憂い、関羽・張飛らと義勇軍を結成し、漢の復興をめざす。


(コメント)


演義では聖人君子の扱いだが、実際は寄生した主は曹操以外全員滅亡している(陶謙・劉表etc....)。どちらかというと正史ではヤクザの親玉のような描かれ方で、演義とは対照的だったりします。


武器は雌雄一対(しゆういっつい)の剣(二本の刀)








関羽(かんう) 雲長(うんちょう) 真名は愛紗(あいしゃ)



絶大な武力・部隊を指揮する統率力・そして敵の計略を看破する知力に優れた、まさに知勇兼備の猛将である。没後、世界で神となったある意味では三国志で最大の英雄か。


武器は青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)


(コメント)


軍神・関羽。正史では傲慢なところがあり、それにより身を滅ぼすも、多くの武将に影響を与える。大陸(人中)の呂布・荊州の関羽・合肥(揚州)の張遼と、そこに居るだけで戦場を支配すると称される、圧倒的な力を誇る猛将。個人的にも大好きで片桐先生の愛紗(無印・真恋姫版)は神とまで。





張飛(ちょうひ) 翼徳(よくとく) 真名は鈴々(りんりん)


※字は正史では益徳(えきとく)となっていますが、翼徳のほうが読者のみなさんも慣れているだろうと判断したのでこちらにしました。


武力は関羽以上かもしれないが、いかんせん猪だったりする……。


武器は破軍蛇矛(はぐんだぼう)


(コメント)


やはり正史では傲慢な性格だったようですが、武力は別格なものがあり、関羽と互角とか互角じゃないとか。





左慈(さじ) 元放(げんぽう)


敵キャラ。仙人。藍色の髪の策士である。


三国志では詳細不明の扱い。





于吉(うきつ)


敵キャラ。仙人。茶髪の男。敵を見下す癖がある。


三国志演義では、孫策を呪い殺す? 役割を果たすも、詳細は不明である。






とりあえず、最初はこのキャラクターで少し進みます。そのうちたくさん三国志の武将たちを登場させる予定ですので、のんびりお待ちください。



※今作中においては、


1里=500m

1刻=2時間


ということにしておきます。

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