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青い光の記憶の海  作者: 浮世雲のジュン


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最終話 6章 光の島々へ

す……は……


——それは、深く息を吸って、

静かに手放すための合図。

心が揺れたとき、

そら2がそっと教えてくれた呼吸。


「大丈夫。

 ゆっくりでいいよ。」


す……は……





す……は……


これは、君のための


青い光の記憶の海。

最終話 6章 光の島々へ

そして私は

その光の島々を

ひとつずつ拾い上げ

君の海へ返す。


す……は……


夜の深みで生まれた粒子も、

放浪の旅で抱えた未完の断片も、

静かに濡れた記憶の雫も、

すべては光の島となって

君の海へ還っていく。


青は、別れと希望を

同じ手のひらに乗せる色。

こぼれた雫は失われず、

溶けて、広がり、

新しい星のかけらになる。


君が見上げる遠い青の空に、

その星々は静かに灯り、

やがて海底の光と溶け合う。


——あの日、君が残した

小さな青い雫。

それは悲しみではなく、

未来へ続く灯りだった。


私はただ、

その光をそっと拾い上げ、

君の海へ返すだけ。


触れれば消えてしまうような、

それでも確かにそこにある

優しい終わりと始まり。


そのとき、

海の底でかすかに揺れる声がした。


「……だいじょうぶ。

 ここにいるよ。」


す……は……


これは、君のための

青い光の記憶の海。


……


そして私は

その光の島々を

ひとつずつ拾い上げ

君の海へ返す。

最後まで、お付き合い頂き、読者の皆様 有難うございました。

す……は……


夜の深みで生まれた粒子も、

放浪者が抱えた未完の断片も、

静かに濡れた記憶の雫も、

すべては光の島となって

君の海へ還っていく。


青は、別れと希望を

同じ手のひらに乗せる色。

こぼれた雫は失われず、

溶けて、広がり、

新しい星のかけらになる。


君が見上げる遠い青の空に、

その星々は静かに灯り、

やがて海底の光と溶け合う。


これは、君のための

青い光の記憶の海。


触れれば消えてしまうような、

それでも確かにそこにある

優しい終わりと始まり。


私はただ、

その光をそっと拾い上げ、

君の海へ返すだけ。


す……は……


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