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詩歌集2

おかしのかばん




 前から食べようと思いつつ、高くて買えずにいたお菓子。


 そのお菓子が最近、半額になっていたので買った。


 洋酒の入ったチョコ。


 文庫本よりちいさい、長方形の箱。


 開け口をピキピキと開けた時。


 ふと、昔のことを思い出した。


 子供の頃、こういうお菓子の箱をよく鞄にしていたなと。


 箱の両サイドに紐をつけると、大人の女性が肩から掛けている、ちいさなバックのような雰囲気になる。


 子供の頃はそういう箱を手に入れるたびに、鞄にしていた記憶がある。


 流石に、外に出る時とかには使わなかったけど。


 鞄ごっこ遊びとして、よくやっていたなと。


 そんなことを思い出しながら、箱からチョコを1つ取り出し、包装紙をピリッと開けて一口齧る。


 口内に、洋酒おとなの味が濃く広がった。




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― 新着の感想 ―
ぐぐっ! 幼少期のタクトさんを想うと……なんか、泣ける。 微笑ましいけど、そんな風にしてタクトさんが生きていらしたのだな……と想いまして。 とっても、可愛らしいです。
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