存在意義
蒼也「なんか、、、異世界にいるんだが」
―安価で最強になってみた―
俺は賑わっている町の一つの家の中で目を覚ました。以前の記憶はあまりない。とりあえず生きてたということだけだ。この世界に転生したのか転移したのかすらもわからない。一つだけわかることは、ここは異世界だということ。なぜなら
蒼也「なんかいっぱい変なやついる」
俺は以前の記憶と比べてみた。ここにいる生命体は少なからず俺が生きていた世界ではいなかっただろう。一頭身だったり、異様に体がゴツかったり、緑色のやつもいたりする。
蒼也「とりあえず外に出るかぁ」
俺はこの家の構造もよく知らぬまま家を出て探索することにした。
ガチャ
町が賑わっている。みんながカラフルな装飾を掲げて踊って、美味しい食べ物を食べている。
蒼也「コミュニケーションどうしよっかなぁ」
1つ目の難題、知らない世界で会話をする。こんなん絶対今まで通りの言語ではないから困難な道のりになるであろう。俺は早速近くの人に喋りかけることにした。俺と見た目が同じような人だけども。
蒼也「すみません、ここって、」
??「おお、急にどうしたんだよ。それにしてもあんまり見ない顔だねぇ」
蒼也「あ、はい」
だってここ初めてなんだもん。それよりさ、なんで俺の言語がわかるん?!そんな事あるのか?
クロム「ああこれは失礼、わたくしはクロムと申します。よろしくお願いします」
蒼也「僕は蒼也です、よろしくお願いします」
クロム「ソーヤ?いい名前だね」
蒼也「いえいえ、」
クロム「君は何歳なんだい?」
蒼也「えあ、ええっとぉ、」
クロム「、、、、、」
蒼也「えっと、、、、」
クロム「すまん、もう皮を被るのはやめる。」
蒼也「え、というと?」
クロム「初めて話す人には人格を変えているんだ」
蒼也「はへぇ〜、」
クロム「この町は初めて?」
蒼也「はい、」
クロム「じゃあ、生活するための最低限の知識を」
良かったぁ最初が優しい人で。これがめっっっっっちゃ怖い人とかだったらどうしようとか思ってたもん。
クロム「ここは赤土の砂漠のど真ん中にあるオアシスを中心にできた町なんだ。あそこが市場で、その中で色々なものが売りに出されてる」
蒼也「ふむふむ」
クロム「終わり」
蒼也「え」
クロム「ほんとにこれだけ、お金を稼ぐ方法は何かの職業に就けばいい」
蒼也「あえ、でも言語とかは」
クロム「それは心配するな」
蒼也「ええ、」
クロム「じゃあな、俺は少し時間がないんだ」
蒼也「あ、あ、ありがとうございました」
優しい人だと思ったら口数の少ないような人だった。優しいんだろうけど、シャイと言うかなんというか、人と話したがらないのかな。
気持ちを切り替えて、じゃあ食べ物も欲しいし、市場に行くか?いや、お金がないからまず職業か?でもその前に食べ物か、でもお金が、、
蒼也「早速行き詰まったんだが」
なーんか自分がなんでここにいるか知りたくなってきた。存在意義というか、うーん。
俺はなんとなーくポケットのあたりを触ってみた。何か厚みを感じる。疑問にも思った俺はそれを中から出す。
蒼也「スマホ、、」
スマホがあった。電源が普通に入った。
なーんかただただ生きるのもつまんないし、みんなに俺の人生託してみるか。まずはスレを立てて、
安価で異世界での生き方決める
蒼也「タイトルはこんなもんか」
自分1
なんか生き方困ったからこれから何を目指すか決めてほしい>>10
スレ民2
スペック
自分3
男、身長180くらい年齢はわからんけど見た目は若そう
体重もわからん
スレ民4
自分の年齢がわからんことなんてあるのかwww
てことは異世界は嘘とも言いきれないのか?
自分5
自分にもわからないけど少なくとも今までの世界ではない
スレ民6
記憶は?
自分7
生きてたって事だけ
スレ民8
どんな世界なんだよ
スレ民9
精神病院池、乙
スレ民10
最強を目指す
自分11
最強?
スレ民12
ありwww
スレ民13
安価だから絶対そうしろよ
異世界じゃなかったエンドだったらぶっ飛ばす
まじか、最強って、、
ほんとに安価してよかったんか?