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1.メイリ

プロローグ

私の名前はメイリ。56歳。いつ死んでもおかしくないお年頃なので、どうせ死ぬなら懐かしい故郷のあたりでと故郷に向かって旅をしている。


決して豊かではない農家の2番目の長女として生まれ、教会の無料学習制度があったので、少しは読み書きができ、計算は得意だった。

決して美人ではない10人並みの女の子だった。


運送屋の放蕩二代目に嫁ぐも、「おまえは鼻がブサイクだから」と相手にされず、嫁いですぐに、舅と姑が配送中の事故で亡くなり、荷物の補償金に運送屋のたくわえの半分を提出しなければならなかった。


ほとんどの作業は私がやって、放蕩二代目はどこかに雲隠れしていた。


やっと落ち着いたところで、跡を継いだ放蕩二代目亭主に女と一緒に逃亡された。

借金を大量に作られて、お店のお金もすべて持ち逃げされた。


土地建物をすべて処分し返済に充てるも足りず、ここで私は金貨10枚で奴隷落ちした。その時わたしは16歳だった。

実家からの救済も連絡もなにも無く、こちらから連絡する気も起きなかった。


奴隷の仕事は貴族邸の女中業で、40年かけて金貨20枚ためて、奴隷から自分を買い取った。

現在56歳。手持ちは金貨1枚と銀貨25枚。旅に出ようと決めた。


生まれ故郷の子供のころ遊んだ川をもう一度見たい。そこで死ねたらいいねと故郷に向かうことを決意した。


自分を励ますようにつぶやいた。

「道中は、「識別」スキルで見つけた薬草を集めて商人ギルドに売ったり、商人ギルドの募集広告を見て、農業の手伝いや、得意の掃除洗濯料理ですこしずつ稼ぎながら進もう。

そのうち寿命も来るし、なんとか死ぬ前に着きたいなぁ。」


初めて投稿します。どうぞよろしくお願いします。29話の予定です。

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