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出会い

眩い光が辺りを照らし、白い煙の中から1人の青年が魔法陣の中に現れる。そしてゆっくりと目を開き何が起きたのかわからない表情でキョロキョロしている。そして王は青年に声をかける。


「召喚されし異世界の民よ!其方の力を持って魔王を打ち倒すのだ。」


とまあ、この世界に来た時にそう言われたそうでまず冒険者にならないといけないそうです。

目の前にいる口数の少ない青年は此方をじっと見ている。

「とりあえず、新人冒険者教育をするマイクだ!よろしくな!」


そう言って手を出す。

青年はその手を見てフイっとそっぽを向く。


チッと俺は舌打ちしてしまいそうになるのを我慢して手を引っ込める。こんなヒョロヒョロのガキ相手にいちいち怒っていても仕方ないので名前を聞く。


「名前と職業ぐらい教えてくれよ。これじゃあ何も出来ないじゃないか。」


この世界には6歳になると教会で神様より職業とスキルを授けられる。その時にステータスと唱えれば自身のステータスが見れるようになる。


「タナカ、剣士。」


ボソッと青年は答え此方を見る。


「そうか、タナカだな。分かった。剣士なのか!レベルは?武器は何を使う?」


タナカが剣士と聞いて剣士である俺は少し心躍らせ前のめりになり、

質問を被せる。

タナカは嫌そうな顔をしてまたそっぽを向いて、

「近い。うっとおしい。」


と少し離れる。

「おお、すまん!俺も剣士でさ、同じだと聞いてついな!」


「レベルは1だ。武器は無い。」


は?


いや、いや、待て待て、レベル1て!おかしいだろ。

普通剣士なら一年もすればレベル上がるでしょ。どう見たって6歳では無いよね?おかしくない?レベルはまぁ、良いとしよう。

武器は無い。ブキハナイ。は?


剣士なのか?本当に君は剣士なのか?素手って!どうやって闘ってきたのさ!いや、待て。闘ってないからレベル1なのか。

って!箱入りか!そんなんで魔王倒せるか!

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