キャラ紹介 ※随時更新予定 ネタバレあり
以前リクエストがあったキャラ紹介を作ってみました。
随時、更新予定。
ネタバレもありますので、読んだ後の確認用にどうぞ。
〇ミーア・ルーナ・ティアムーン(12歳)→中学一年生相当
大陸の二大強国の一つ、ティアムーン帝国の皇女。幼き日より、わがまま姫として知られていた。皇帝である父親の愛情をいっぱいに受ける。自分ファーストな姫殿下。
白金色の髪、緑色がかった瞳を持ち、容姿やや端麗というスペックを誇る。
運動能力は並ながら、ダンスだけは超一級品。いつか格好いい王子様と踊れることを信じて練習に励んでいた。
〇アンヌ・リトシュタイン(17)
ティアムーン帝国のメイド。実家は貧しい商家。妹が四人、弟が一人の六人姉弟の長女。
実家の助けになるために、城に働きに出る。
基本的に情け深く、捨てられてる犬猫を放っておけないタイプ。
ミーアへの評価(前)
「あんまり好きじゃないけど、でも可哀想。地下牢での生活は辛いだろうし、私以外にお世話をしてあげる人、いなさそうだから……」
ミーアへの評価(今)
「尊敬するミーア様。とっても優しくて、頭もよくって、まさに聖女と呼ばれるのにふさわしい方だわ。時々、可愛らしいユーモアも見せてくださるところとかも、とても魅力的。受けた恩義に報いるために、私のすべてをささげなくては……」
○ルードヴィッヒ・ヒューイット(22)
少壮の文官。帝国の財政に不安を抱いていたが、毒舌が災いして地方に飛ばされる。最後まで帝国財政の立て直しに頑張った人であり、ミーアが断頭台に送られた際も、最後まで、その姿を見守ったことから、彼女の信頼を勝ち得る。だが、毒舌。
ミーアへの評価(前)
「ミーア姫か……。仕えるようになってわかったが、あの人は悪い人ではない。あまり頭は良くないし、意地っ張りで、正直面倒くさい人だが、悪い人ではないんだ。ただ、頭があまり良くないだけで、悪人ではない。ただ、もう少し賢明だと……」
ミーアへの評価(後)
「ミーア姫殿下か……。あれほど仕えがいのある主君はいないだろう。未来を見通す目、必要なものを瞬時に悟り、最適な答えを出す叡智。俺などには思いもよらぬ数々の思考が、あの方の頭の中には詰まっているのだろう。あのお年であれほどの賢明さをお持ちとは、あの方が女帝となられた暁には、帝国の繁栄は約束されたも同じだな。俺も粉骨砕身の覚悟でお仕えせねば」
〇シオン・ソール・サンクランド(12歳)
大陸の二大強国の一つ、サンクランド王国の第一王子。あらゆることに優れた才能を発揮する万能の天才。特に剣術については、並の騎士では太刀打ちできないほどの実力を誇る。
見目麗しい少年で、大国の王子に相応しくいつでも公正と正義を心がける。
帝国革命時に、革命軍の指導者であるティオーナを助けた。
ミーアへの評価(前)
「民を弾圧する無能な統治者だ。大国の姫にはとても相応しからぬ高慢な女だ。民の手にかかり処刑されても、仕方ないだろうな」
ミーアへの評価(今)
「さすがは帝国の叡智だ。慈悲深いだけでなく、不正に対してきちんと立ち向かうことができる。相手が誰であっても臆することのない勇気をも持っている。彼女と面識を持てただけでも、この学園に来た甲斐があったといえるだろうな」
〇キースウッド(17)
シオン王子の従者。幼き日よりシオン王子とともに、兄弟同然に育てられる。二人きりの時はため口になる。斜に構えており、時に皮肉を口にする。剣術の腕前はシオンにも劣らない。
ミーアへの評価(前)
「ミーア姫? ああ、あの……。典型的な姫君という感じだね。あまり殿下には近づけたくない種類の人間かな。シオン殿下もあまり好きなタイプじゃないんじゃないかな」
ミーアへの評価(後)
「ミーア姫? ああ、帝国の叡智の名に恥じぬ素晴らしい英才だね。シオン殿下でさえ及ばない器の大きさと視野の広さは見事だ。殿下も友誼を結ぶことで、きっと得るものがたくさんあると思うよ」
○アベル・レムノ(12歳)
レムノ王国の第二王子。もともと優しい少年だったが、剣の腕が重視されるレムノ王国において、兄に負け続け、さらにはシオン王子の剣の才能を見せつけられて諦念にとらわれる。前の時間軸では希代のプレイボーイとして知られ、女性の恨みを買うこともしばしばだった。
ミーアへの評価(前)
「ああ……ミーア姫、ね。んー、ボクはどんな女の子でも大歓迎なんだけど、彼女はいろいろと難しそうかなぁ。いや、もちろんあちらがいいなら、大歓迎だよ! ははは」
ミーアへの評価(後)
「ミーア姫……。彼女は……素晴らしい少女だ。勇敢で、知性にあふれていて、そして、美しい。彼女のダンスパートナーを務められたことは、ボクの誇りとなるだろう。ボクも頑張らなければな。彼女の、信に応えるためにも」
〇ティオーナ・ルドルフォン(12歳)
ティアムーン帝国の貴族令嬢。帝国の辺境域を治めるルドルフォン辺土伯の長女。実家の領地は広めながらも未開拓地が多く、田舎者と蔑まれている。それを見返すために勉学のみならず、剣術も習得している。
ルドルフォン伯爵家は、比較的、領民に近しい立ち位置のため、彼女本人も民衆の苦しみには敏感。それゆえに帝国革命時には革命軍を主導し、帝国の聖女とあがめられる。
※辺土伯・辺土貴族について
基本的にティアムーン帝国では、帝都を中心とした地域に中央貴族が、新しく編入された外縁部を辺土貴族が治めている。江戸時代でいうところの外様大名のようなものである。
爵位の頭に辺土とつく場合、格が一つないし二つは劣るものと見られており、新参者、田舎者として馬鹿にされるのが一般的である。
ミーアへの評価(前)
「民を苦しめるなんて、絶対に許せません……」
ミーアへの評価(後)
「お優しい方です。私のようなものにまで、目をかけていただけるなんて……。お借りしたハンカチは洗ってお返ししますね」
○ラフィーナ・オルカ・ヴェールガ(14)中学二年生相当、春先が誕生日!
ヴェールガ公国の公爵令嬢。セントノエル学園の生徒会長にして、実質的な支配者。帝国革命時には、シオンとティオーナを裏からサポートする。ヴェールガ公国は周辺国一帯に信奉される宗教の聖地であり、ラフィーナは、祭司としての役割を務める父とともに各種の儀式にも顔を出すアイドル的な人気を誇っている。公正を重んじており、必要に応じて容赦なく他者をさばける人。張りぼて聖女のミーアとは違う、本物の聖女様。
ミーアへの評価(前)
「ミーアさん? ……あら? そんな人、セントノエルにいたかしら?」(ニッコリ!)
ミーアへの評価(後)
「ミーアさん? 私のお友達よ。とても親しくさせてもらってるわ」(優しい笑みで)
○リオラ・ルールー(11)
ティオーナ・ルドルフォンのメイド。森林の少数民族ルールー族の出身。いまだ公用語に不慣れで、たどたどしいしゃべり方をする。弓の名手で身体能力は抜群。また、肉焼きが得意でもある。ティオーナにはよく懐いており、ティオーナに優しくしてくれたミーアにも好感を抱いているが……。
ミーアへの評価(前)
「…………殺す、です」
※伏線
ミーアへの評価(後)
「……とてもいい人。ティオーナさまに、優しくしてくれたから、好き、です」
※1 年齢表記は、今時間軸のものとなっています。
※2 ミーアと同学年の人たちは中学一年生相当とお考え下さい。セントノエル学園は中高一貫校扱い。
ちょっと幼いかとも思うのですが、学生のうちに結婚することも珍しくない世界観なので。
※3 リオラの前評価がすこぶるヒドイのは、後々本編にて。