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第十九話 140%

 ぐうぐう、と寝ていたい毎日ですが宿題やら何やらでまだまだ忙しい毎日を過ごしております。


 今回は宝箱がまた出現。レアなものがまた出るのでしょうか?

 場面は元に戻り、アオト達の話へと還る。


「お前は少しも黙れないのか、あ゛あ゛!?」

「ぐれてんじゃねえぞ、この生物としてどうかしている奴が!」

「なんだとこら! お前も同じようなもんだろ!」

「お前と一緒にするな!」

「こっちのセリフじゃ!」

「一緒にされたら僕の評価はがた落ちだ!」

「その言葉そっくりそのまま返してやろうか!」

「黙れ、喋るな、消え失せろ!」

「お前が黙れ、透◯人間が!」

「お前こそ規格外の化け物のくせに!」


 ……十分はこのままだった筈なのだが、話の幼稚さと展開は全く変わっていない。


 そして、途中からレンの口調もどんどんおかしくなっていき、どっちが何を言っているのかが分からなくなっている。強いて言うなら最初に出て来た声の主はアオトだと言う事だ。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 同じような事を繰り返すアオト達は飽きると言う事はないのだろうか。不思議である。


「「はあはあ」」


 当分の間お互いの悪口を言っていたのだが言う事が切れたのかそれとも喋る事に疲れたからなのか息切れをして悪口を言う事もなくなった。


 たまにはこういった悪口を言い合うのも必要……なのかもしれない。


(……もういいや、先に行こう)


 というアオトの心の声がまる聞こえなのは秘密だ。


 そして歩き出したアオトの後ろをレンが続く。この二人なんなのだろうか。


 怪物と幽霊だが……と言う事ではなくて関係は、と言う事だ。


 つまり仲が良いのか悪いのか。相性が良いのか悪いのかが分からないのだ。


「……ここの宝箱は」

「そこの扉の先」


 なんとも簡潔な会話だが、長時間に及ぶ喧嘩をしていたのだ。仕方ない事でもある。


「この5つか」


 この階ででてきた宝箱は五つだけだった。


 そしてその中の一つは金貨や金銭的価値のある宝石で二つが消耗品(一つは二つで対のもの)。そして二つが装備品だった。


 それでは恒例(といえる程していないが)の中身の説明に入ろう。




 ーーーーーーーーーーーーーー




 氷結玉

 衝撃を与える事で発動する。発動時に辺りを極寒の大地へと変える。味方にも効果があるので注意が必要。一回だけ使用可能。レア度5


 聖水・魔水

 教会に置いている聖水とは効果が違い、魔水と一緒に呑まなければ効果がない。一緒に呑む事で全ての魔法の全ての適性と魔力が50%を一時的に追加。レア度7


 深紅のブレスレット

 装備者の魔力・体力を35%+、瞬間破壊力を20%+の追加ステータス(装備品による効果は含まない)。レア度8




 ーーーーーーーーーーーーーーー




「なんか、もう何が出て来ても驚かないぞ」

「……まあね」


 先程までの喧嘩ムードはどこ吹く風の二人は切り替えが早過ぎるのかもしれない。いや、早過ぎると断定できる。


 だが、ここからだった。本当の宝箱はここからだったのだ。




 ーーーーーーーーーーーーーーー




 神聖な腕輪

 魔を司るものに対する攻撃を40%アップ。光属性・聖属性の攻撃を使う事で更に60%アップ。実体のない存在に攻撃可能&破壊力20%アップ。レア度10




 ーーーーーーーーーーーーーーー




「………………なんだこれ」

「は、ははははは」


 まさかの効果に只の苦笑いしか出す事ができない。


(奈落にはこんな伝説の装備は置いていなかった筈なんだけど。て言うか絶対置いていなかった! 自然発生? 時間は結構経っているから有り得るけどこんなものができる可能性なんてほぼゼロだよ?)


 ダンジョンマスターの自分でも知らないものが宝箱からでてきたのには流石のレンも驚きを隠せていない。


(この装備は伝説ではこの迷宮よりも遥か昔に創られたダンジョンに存在した、と言われていた筈だが……)


「ちょっと話をしようか」


 そのちょっとこれ何かしらない? みたいなのりのアオトは最早喧嘩ムードなど綺麗さっぱり忘れているようだ。


「う、うん」

「よし、じゃあこれって最高で攻撃が120%アップするんだよねえ」

「そう書いてあるね」

「こんなものあっていいの?」

「さ、さあ」

「俺が使ったらどうなるのかな?」

「……」


 そんな質問に答えなど不要だ。なぜなら破壊力においてアオトに勝てるような者はいないのと同じようなものなのだから。


「ステータス」




 ーーーーーーーーーーーーーーーーー




 カイジョウ アオト

 17歳

 職業 人?????

レベル 78

 体力 404220/404220

 魔力 422295/432295

破壊力 192997

耐久力 282341

魔耐久 264275

素早さ 137770

 知能 257774

  運 645


魔法適性 炎 水 雷 土 風 光 闇


スキル  経験値9倍 成長力9倍 鑑定(中) アイテムボックス 言語理解 複製魔法 霊召喚魔法 吸収魔法(34) 隠蔽 潜在能力解放魔法 剣術lv7 擬態 魔力変換(+炎 +土 +水 +雷 +風 +闇) 感電 魔力圧縮 魔力吸収(+大気 +闇) 霊化 暗視 奴霊化


 称号  異世界人 勇者? 最弱だった男 奈落の淵に落とされし者 スライムキルマスター 霊王 真の力に目覚めし者 八代目勇者ナンバーワン レベル置き去り ステータス1000オーバー ステータス10000オーバー 極めし者(仮) ステータス100000オーバー 人ならざるもの 群れ狩り 覇者 強者 狩人 フロアボス踏破者 天才 人類最高戦力 破壊の化身 魔の化身 化け物




 ーーーーーーーーーーーーーーーー




「約200000だとして考えて……」


 どうやらステータスを開いたのは破壊力を確認する為だったらしい。ついでに言うならばステータスの上昇とスキルの追加は先程のビッググリムリーパーとゴーストを一匹吸収したからと言う理由も含まれている。ゴーストの方は相当嫌そうな顔をしていて、取り込んだ瞬間口から汚いものを吐き出したが……。


「120%プラスと20%だから……480000!!」

「うん、君一度、いやそのまま死んだ方が良いと思うよ」

「俺もそれは良いと、ってなわけあるか!」

「ははははは」


 そのままレンにいつものように遊ばれるのだが結局深紅のブレスレットと神聖な腕輪を装備する事となった。増えていた称号については本人はスルーする事で現実から逃げる事にした。

 アオトの破壊力が140%アップです。無双し過ぎですねー。まあ、話の流れは恐らく操れると思いますので……(多分)。


 自分はまだまだ未熟だと思っております。なので誤字や感想でこんな風に書いた方が伝わりやすいなどの評価や感想もお待ちしております。

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