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かんクルす

暗い道を歩きながらふと思う

どうして生きているのだろうかと

どこまでも一人に慣れきった少年は

大勢の前では苦痛しか感じないまでになっていた

そんな少年はふと思うことがあった

どうして生きているのだろうかと

どうしてその疑問しか浮かばないのだろうかと

どちらにしても少年はそんなことに悩んでなど居ない

しかしそれしか悩むことがないと思っているのだ馬鹿だから

馬鹿はこの世でもっとも尊く保護すべき存在であり

天才など消えろと思いかねない

技術は誰でも上がるが

心はそう簡単に上げようがない



「竹刀」


世の中にサムライは居ない

世の中に仏教はもはやない

世の中に人間は居ない

全てにおいて

人間が考えたことなど

全てはことごとく流れる

この世の中で

それ全て留めることなど出来るはずもなく

それ全ては無意味なものであり

その濁流にながされて

いるとしか言いようがない

僕はそんなことを考えながら家への帰宅路を歩いていた

夕暮れ時のこの時間帯

あう人間は尽く無く

唯一

その時間帯に散歩するおばさんと

帰宅途中にある豚小屋の豚顔のおじさんだけである

その道を部活が終わると僕は一人歩くのだが

しかし毎日歩いたからと言って

それが楽しいわけではない

それは=にはなってはいないが

しかし道に罪はなくても

その生活には罪がある

楽しいときに歩く道はどんなところでも楽しく

しかし辛いときは

どんな道さえも地獄である

その辺は人間の考えとして

実に考えて置いた方が良い

自分が楽しいからと言って

その人が自分と同じ楽しめるコンディションだとは限らない

即ち、人は常に変動している生き物であり

それは肉体的変化

心的変化

それ以外の最も重要とされる

良く分からない曖昧な部分

とにもかくにも僕は毎日を辛く生きていることに代わりはない

僕は家に付くととりあえずの休憩を要求する

別に誰に要求するわけではないが

しかしそんな要求をしたくなるほど

僕は困っていると言っても仕方がない

それならばどこら辺に困っているかと言えば

それは言うのもはばかられるような

どうでも良いような物に違いはなく

そしてそう言うのが実は重要なのも何となく分からなくはない

とにもかくにも僕はただただそんなことを考えている

だからこそ僕には休憩は無いように思った

そんな僕は言われるままに夕食を食べ

それだけにも苛つきながら

僕は結果的に自室に入る

その時点で明日は学校だと悩む

何であんな物があるんだ

そう思ってもそれが実現しないことも分かっている

そしてどこかを分かっていないことが分かっていても

それを質問してはいけないのも分かる

だから苦しいのだ

その答えは誰も知らないし

誰も答えられない

そしてそれを聞いたが最後

二度とそこにいられないだろう

僕はラジオを付けて宿題を始めた

全く持って無駄な時間

これが楽なのは

これに寄っかかってばかりの生徒に違いない

それに頼り切った

世界に頼り切った生き物

その世界での正しいルールの中でしか生きられない大人

それ以外を認めることは

自分の存在を否定することになる兼ねないからだ

僕はそんなことを考える

明日は学校だ

もう嫌だ

こんなみんな同じ生活を繰り返す世界なんて

絶対おかしい

おかしすぎる

この世の

主に日本は

結果的に

総理大臣をピラミットの頂点にして

それに全員がむかうようになっているという

しかしそれは果たしてどうなのだろうか

昔、主に江戸時代は

殿様は殿様しか成れないし

百姓は百姓だ

それはつまり生き方の固定であり

そして仕事はあくまで人生の生きる糧であり

それはチーターの足が速いように

それほど重要なことではなく

そして命を懸けずとも手に入る

空気みたいな物なのではないだろうか

即ち

百花繚乱の人間という規則も正しくない物を

寒天のように押しつけて

同じかたちで押し出すのは

それは原型となった人間が

それ以外を否定するために作った

死刑制度なのではないだろうか

と僕は明日は学校だと嫌な気持ちになりながら漢字の書き取りを終了した

そう分かっているのだ

勉強はやる気がなければ一文の得にもならないと

国はこんな無駄なことに金をかけている

人は一点集中で良いじゃないか

それを支え合うようにしか生きられない社会で

そんなことを考えながら僕はコーヒーを入れに机から立つ

夜は長いが朝起きられない苦しさを思うと

もう寝た方が良い

早寝早起きしたからと言って

生きられる時間が長くなったからと言って

そこに得があるかと言えばそんなことは絶対的に無い

俺は眠りたい

その人事で全てはルールを崩壊させるだろう

人はしょせん休む事と食べることさえ出来れば

後は楽しく生きられる

しかしそこに不可抗力として

いりもしない夢を抱くから自分の首を絞めることになる

しょせんは全てを手放せば良い

そうすれば悩みなんて物は存在しない

何かを得られようとしないからだ

何も守らないからだ

そんなこと言えば全てのマンガは破綻しそうだが

あれがおかしいのは確実だろう

正義なんぞそんな物は理屈でしかない

この話だってそうだ

口では何でも言える

合ったり前だが

しかし

口で言えることはしょせんは嘘でしかない

気で例えるなら

あの幹を言葉でいくらたとえても

それは幹ではなく葉っぱにしかならない

いくら葉っぱを言っても幹にはならない

しかしこれはこういう解釈も出来なくはない

人は葉っぱを通じて幹を知る

嘘だという前提でそれを知る

ぼったくりだからそれを値切る

どちらにしても興味がないことだ

嘘だと分かっていても喋る奴

単純にけなされるよりは褒められる方が良いが

しかし、褒められてもお世辞にしか聞こえず

しかし貶されるよりかは

いくらかは疑って自信暗記になる方がまだましである

どちらにしてもこのコーヒーを飲んで

僕はたいして楽しくない

それは楽しんでいる奴を見ると情けなくなって来る

果たして良くそんなのほほんとしていられる物だ

そんなことを考えて僕は数学をやりに帰る部屋に

何でこんな事を毎日毎日しなくてはいけないのだ

僕は明日の試合をそんなとき思い出した

嫌だなー

僕は弱い

勝ったことが一度もない

しかしそれだけで僕は思う

どうしてやっているのだろうかとそんなものじゃない

ただ単純に勝ち負けが嫌いなのだ

それこそ勉強というのは実に嫌なものだ

それは、永遠とラストスパートをかけさせられているようなもの

あれを好きでいない時点で

勉強など止めて良いはずだ

どちらにしても勉強で競う奴は

と言うか重要視する奴は恥を知れ

それに一体どんな価値がある

会話の種・・実に詰まらん

そんな物は自分の知っていることをひけらかしているお寒い奴に過ぎない

まるで人生ゲームで嘘の大金で喜んでいるような奴だ

子供銀行で埋めれていればいい

どちらにしてもそんな人間と会話があるはずもない

なんと言っても僕はそこまで点数が良い方ではない

そしてその点数がどうでも良いと考えられないから困っているのだ

しかし高校には行きたくはない

これを続ける自信が一とっかけらもないのだ

そんな物を続けるのは時間の無駄だとしか思えない

大体学校は勉強しに行くところではなく

友達と会うところ

またはそれに類する戯言を聞くがしかし

結果的に一人もいない

笑顔だけで取り付くり

その場その場を凌いでいる僕にとって

それは不毛以外の何者でもなく

正直言ってそこに居場所を見つけたことなど一日もないだろう

早く抜け出したい

どうしてこんな事で笑えるのだ

果たして自分は特別なのか

それとも普通なのか

はたまたそれ以下の糸にも棒にも引っかからないような奴なのか

どちらにしても自分が皆と同じというのは耐えられがたきものである

どうしてこんな辛いことをして楽しんでいるような奴らと

それを共感しなければいけない

僕はそこに安堵はない

あるとすれば教室から離れた部室である

しかしそこももはや僕の居場所など無かったのかもしれない


学校とは嘘の時間を教え込むための物だ

人は全てに追いて洗脳性を所有している

流行歌だってそうだ

それを一度聞けばその人間の体の心の何かの一部になる

それは授業だって同じだ

知りたくないことを無理矢理教え

それを知ることを強要している

果たして自国のことを教え

彼らの愛国心はあるのだろうか

もしないのであればそんな物は止めてしまえと思う反面

そのないことがあるのを僕は面白いとも思う

そう考えれば捨てたものではないとニヒルに笑うのかもしれないが

正直どちらでも良い

今のご時世

何時、国境がなくなっても仕方がない

国とは結局は執着だ

それをなくすことで文化がなくなるのは執着か

それを続けることは苦しいことをして喜んでいるだけではないか

結局平和などは望んでいない

自分の周りしか考えない奴らではないのか

古さに囚われているのではない

古いという概念にとらわれているのだ

結局それがなければ何時か誰かが考え

そしてそれが無くても別の似たような物が開発される

結局人は日の目を見た物しか見ない

しかしそれは大いに間違っていて

その中出た、またまひの目を見た竹の子のようなもので

結果的にはそれは終着点を見たのではなく

たまたまを見たのだ

続ければ誰でもその時がある

しかし人はその時しか見ない

そう言うことだ

どこまでも好い加減なのではなく

その人はその人と考え

成功などと言うのは

結局は意味のない物だと思える

その言葉があるから一つの形取してとらえてしまうが

そんな物はない

そしてそれよりも重要なことは

自分自身という物はそれ程までに良いものではないと言うことに他なら無い

自分勝手に生きればそれは成功するだろう

自分が好きな物を知っている

それ以上に良い生き方など無い

それ以上に人間の力を引き出すそのまんまな生き方など無い

しかし人はどうしてそれを捨てて

自分の形に合わない殻に入ろうとするのだろう

果たしてそれがそれほど欲しいものなのか

どちらにしてもそれしか見えない人間にはそれは至極の宝石に見えているのだろう

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