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僕の事が少しは気になってくれているであろう女の子と僕は付き合いたい!

作者: 七瀬







僕の男友達の友達の友達の女の子の事を僕は好きになってしまう。

なかなかその女の子とは会えないのだけど、、、?

どうにかこうにか男友達に言って、その女の子と会えるように

協力してもらう事が多々あった!

でも? この状態だと男友達に協力してもらわないと彼女とは会えない

から僕は思い切ってその女の子に話しかける事にしたんだ!



『・・・あ、あのさ? げ、元気?』

『えぇ!?』

『“僕の事、知ってる?”』

『一応、何回か? 顔を見た事もあるし......。』

『良かった!』

『何時も遠くから私の事、見てたでしょ?』

『えぇ!?』

『“知ってるよ。”』

『・・・な、なんか、恥ずかしいな、』

『“ひょっとして? 私の事、好きなの?”』

『えぇ!?』

『“図星なんだ~なんだー! じゃあ、連絡交換しない?”』

『えぇ!? い、いいの?』

『いいわよ、私の事が好きなら直接会ってあげてもいいわ!』

『・・・あ、ありがとう。』

『じゃあーまたね!』

『・・・ううん、』




まるで? ”僕の心を見透かされていたような話し方。”

僕って分かりやすいのかな?

好きな子が出来ると、直ぐに目がその子にロックオンするから無意識に

目が勝手にその子を追いかけてるみたいだし。

だけど? こんな思わぬ展開ってあるんだな。

あっけなく彼女と連絡交換も出来たし、早速! 彼女に連絡してみよう。



『“今度の日曜日、空いてる?”』

『空いてるわよ。』

『良かったら? 僕と二人で遊びに行かない?』

『いいわよ。』

『じゃあ、また時間と場所が決まったら連絡するね。』

『うん。』






その後は、二人でちょこちょこ遊びに行くようになった。

いい雰囲気の時もあって、夜景がキレイに見れる所に車を止めて、

”僕と彼女が車の中でキスする事も、、、。”

その後まで僕は行きたいのだけど? 彼女のガードはどうやら固いらしい!



『“亜矢奈ちゃんの部屋に行ってみたいな~”』

『ダメよ! まだ早いわ!』

『まだ早いって、もういいじゃん! こうやって二人でよく遊びにも

行ってる訳だし!』

『“まだ付き合ってもないでしょ!”』

『“キスはしたのに?”』

『キスぐらいならいいの! でも体はまだダメ!』

『じゃあ、何もしないから部屋の中に入れてよ。』

『ダメ! 何もしない訳ないでしょ! もししないなら、それはそれで

おかしいわよ!』

『“じゃあ、いつならいいの?”』

『“取り合えず、付き合ったらね!”』

『“僕はいつでも付き合えるけど、、、?”』

『“私が心の準備がまだ出来てないの!”』

『なんの心の準備なの? ここまで一緒に居るのに、、、!』

『少しだけ待って、待っててくれるよね?』

『・・・べ、別に僕はいいけど。』

『ありがとう!』

『・・・・・・』






僕には彼女の考えてる事がよく分からないのだけど、、、?

”なかなか僕と付き合ってくれない!”

何度も何度も彼女には、”僕と付き合ってほしい”と言っているのに!

彼女はいつも、”心の準備がまだできてないから少し待っててほしい”と

一点張り!

僕は別にいいけど? 何か僕に彼女は隠しているのかな?

”早く彼女と一つになりたいな。”







 *






・・・でも後で分かった事だけど?

彼女は僕みたいな男が数人いたらしい。

いい雰囲気ではあるけど? 付き合っていない男!

彼女の言いなりで、”しかも彼女の事が好きな男。”

遊びの男なのか?




それに、”彼女には本命の彼も居ると聞いた!”

本命の彼氏がいて、”体の関係がない遊ぶための男も欲しかったのか?”

僕って、彼女のなんだったんだろうな?

”都合のいい男!”

”キスどまりの男!”

”送り迎えの都合のいい男!”

”お店に行ったら、お勘定を必ず払ってくれる男!”


そう考えると? めちゃめちゃ悲しいわ!

もうこういう女に引っかかりたくないな。

もう彼女とは会わないよ、こんな辛い思いしたくないし。

でも? まだなんやかんや言って、僕は彼女が好きなんだよ。

この気持ちって? どうしたらいいんだろうな。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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