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5 出会い※


 「あら、なんてかわいい子猫ちゃんなの!」


 フルート片手にそう呟いた少女は、(大人かもしれないが)、楽器を近くのベンチに除け、猫を抱いた。僕のときとは違って、子猫はすっかりおとなしくなり、懐いている様子だ。


 話しかけようと茂みからやっと抜け出すか否かというタイミングで、もう一度その女性はフルートを吹き始めた。これまでのどのコンサートでも聞いたことのない、温かな調べであった。それでいて周りの木々も、花々も、猫も、そして僕自身さえも虜にしてしまう、柔らかく明るく、か弱いようでいて透き通った、眼に見えない芯がある旋律だ。



 僕は思わず夢中になってその様子に見入った。音が綺麗だからでもあるが、それを演奏する彼女も、(彼女は少女ではなく大人の女性であった)非常に透き通って純粋な美しさを放っていたためだ。


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