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太陽照らす最後の告白

よろしくお願いします!

僕は真赤な太陽が沈みゆく丘の上で逆光を浴びながら彼女を見つめる。


「私は君のことが好きなのです、これ以上ない程に、うん、私は我慢できない、君のことが好き!大好き!」


彼女は風になびく髪は押さえずそのままに、歯を見せ無理やり僕に笑って見せる。


そして僕にそんな顔を見せつけてくるのだ、僕は何もできなかったというのにそんな顔をいやみったらしく、最後に僕に見せつけて、そんな僕の記憶に残るような、ずっと忘れられないような言葉を僕に向けてくるのだ。


そんな彼女に僕は何も返す事が出来ないで下を向く。


僕は、自分の心に嘘をつくしかないのかもしれない。


僕は彼女の告白に対して僕は、一つしか言えないのである、僕の心はその言えない言葉のまったく真逆であるというのに。


僕は彼女に伝えなければならない。


僕はそんな辛さに溢れている彼女に、僕のたった一つの決められた言葉を、絶対に彼女が傷つかないはずない言葉をそんな笑顔で待っている彼女に伝えなければならない。


僕は彼女がまだあの顔をしてない事を願って顔を上げる。


まだ彼女は作ったと一瞬で分かるあからさまな笑顔で僕を見つめる。


僕はその夕日のような悲しい笑顔に逃げたくなるのだが、自分の足を必死に叩き制御して彼女に顔を向け、目を見る。


微かにその目は潤んでいて、さらに僕の言葉を詰まらせる。


だが、僕は言わなければならない。


「僕は嫌いだよ!もう、大っ嫌いだ!一生顔を見ていたくないね!」


僕はそんな僕の心とは裏返しな言葉を彼女にかける。


余命宣告された彼女に。


彼女は僕に向かって太陽のような笑顔を向け、言うのだった。


「私も本当は!大っ嫌いだ!!」


彼女の言葉も裏返し



僕は彼女との別れの儀式を終えた。

気に入ってもらえましたかね?

頑張って書いたので気に入ってもらえたら嬉しいです。

良かったら感想など貰えたら飛んで喜びます!

どうぞ、これからもよろしくお願いします

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