表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/202

戦闘訓練ですか…

四葉のアミアです。

ちょっとした連絡なのですが、今後の話の長さが最初の方より短くなってしまいましたが、その分ストックが溜まってるので現状2〜4日に一回は更新して行きます。


今回は一人称視点です。これから一人称が続きます、三人称になる時はまた連絡します

 


「ここが第一戦闘訓練場だ。ここには最上級の結界魔法が貼られているからほとんどの魔法の余波を防いでくれる世界に三つしかない内の一つだ」

「「「「「「「「おぉ…」」」」」」」」


 俺と一人の生徒除く五組の生徒は全員が目の前の結果魔法に驚いている。


「さて、まずは軽い準備運動だ。怪我でもしたら元も子もないからな、そうだな…この訓練場の中を三周走って来い。ちなみに魔法の使用は良いが絶対に人に向けて使用するな」

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」

『よし、それでは走って来い』


 ちなみに第一戦闘訓練場は、縦三十メートル、横七十メートルの長方形の形をした建物だ。

 それを魔法無しで走るとなると相当な体力を使用する。つまりこの時点である程度、魔法の素質が分かる。身体強化などの魔法は魔法学園へ入学する者なら使えて当たり前と言うのが常識化してるので使えない者は蔑まれる事もあるらしいからな。

 だが、それを別の魔法で補ったらする事が出来る生徒も居る。例えば、風魔法を使用して風の力を借りて走ったりする事も出来る。

 用は魔法の活用次第って事になるな。


「このぐらいは余裕だ!」


 そう言って、身体強化の魔法を使い誰よりも早く走り出した者は“グアム,,と言う人物だ。

黄土色に近い髪色を持つ青年で他の者より少しだけ体格は大きい奴だ。

 あいつは自己紹介の時も少々傲慢な態度を取っていた奴だが元々の性格なんだろう。だが身体強化の上昇率は普通の身体強化より十パーセントぐらい上だ。

 その影響か、他の奴より先を行ってる。

 かくいう俺は流石に本気を出すと他の奴らが良くて軽傷、悪くて重症だからな。と言っても、俺は試験が終わった日から今日までの間は“戦闘関連で本気でやれ,,とかの声を聞いたら本気になってしまう癖を治したから、もう俺は本気を出す事はそうそう無いぜ。


「二十五パーセントぐらいが丁度いいか…」


 誰にも聞こえない程度に呟いた俺は身体強化を発動させ走り出した。


 他の奴らは…同じく身体強化を使用するのが十人中七人か、逆に使わずに走ってる奴は…お、アイツは確か“アズベリート=ベルク,,子爵家の者だったはずだ。

 水魔法で水流を作り出し水魔法の派生版の氷結魔法で器用に凍らせる事で滑って移動しているな…二つの魔法の使い方がうまいな。


 それにアイツの名は“サドラ=ラデンか、アイツは珍しい電撃魔法に分類される己に雷の力を宿す雷の衣(ライトニング)を使用しているな…この年でそれを使うとはな。


 最後のアイツは“シュノイケル,,だったな。あれはなんだ?魔法も一切使用していない…いや使用しているな、身体強化の下位互換の部位強化か。

 確か部位強化は一部を強化するだけの魔法で戦闘には向かない魔法の為、廃れたはずだったが…なるほどなアイツの純粋な筋力に部位強化をする事で身体強化以上の力を生み出していると、これは中々どうして面白い。


 他の奴らは普通の身体強化か、肉体面を鍛えればさらに上を目指せる者ばかりだな。


 うん?少し考えている間に二周していたか。早い者だ最後くらいは少し力を入れるか。


(身体強化を三十パーセントぐらいにして)


 あ、スピード出し過ぎた。


 最後の直線上を間違って身体強化四十パーセントぐらいのスピードで駆け抜けてトップを走っていたグアムを抜かしてしまった…

 これは後々面倒な事になるな。

 まぁ、なんとかなるか。


「全員三周走り終わったな。五分以内に走り終えた組は、ここ五年間いない、素晴らしい腕前だ。

 さて、次から本番だ。十人全員いるから二人一組のペアを近くにいる者と組め」


 俺の近くにいるのは…グアムだ。


「よぉ、お前とペアを組めて嬉しいぜルオラよ。さっきのはなんだ凄いスピードだったな、この俺を抜かせるやつなんて居ないと思ってたがお前は中々強そうだな。ま、楽しくやろうぜ」


 面倒ごとに絡まれたと思っていたが中々良い奴なのか?人は見かけで判断するのは良く無いからな。


「よし、ペア作ったな。まず、周りの者に迷惑にならないような場所で軽い戦闘を行え。怪我をしても直ぐにイライ先生が治癒魔法を使用してくれるからその点に関しては安心してくれ。

 それに、各々が移動したら私自身が上級の結界魔法を使用して分断するから限られた範囲での戦闘になる。

 さぁ始めてくれ。終わりの合図は私が笛を吹くから、笛が鳴ったら戻ってきてペアを組んでる者と一対一の本格的な戦闘を行う。もし、命の危険があるようなら私がすぐに止まるから安心したまえ」

「ほぉ、そいつぁ面白そうだな。ルオラ」


 前言撤回だ…これは十分に手加減して二度と挑んで来ないようにしてやらないとな。

8/9日 後書き変更


面白かった・興味を持った・次の内容が気になる、と思う方が居たら下の方にある⭐️方のマーク、ブクマ、感想、誤字報告の欲張り4点セットをしていただけるとありがたいです!出来れば誤字報告は無い方が嬉しいな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ