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本気の戦闘訓練 その2

四葉のアミアです。

今更感がありますが、やっぱり一人称と三人称視点が混ざり合ってます…申し訳ございませんでした

後書きにちょっとした連絡?ていうか予定?を書きました

 

 サラゼルとユラシャンの戦闘が終わり次のペアが試合を行う事になった。サラゼルは先程の試合で魔力を使い切った為休んでいる。様子を見に行くのは後にした方がいいな。


「次のペアは…シュノイケルとランダ」


 ランダはパッとしない普通の青年だ 俺と同じ黒髪を短く切り揃えた不思議な奴だ。

 それに比べシュノイケルは… 灰色の髪を持つドント並みでは無いが筋肉質な奴だ。


(体格に差ありすぎだろ…)


「両者準備は良いな…では、始め!ピーー!」


 開始早々シュノイケルが仕掛けた。部位強化を巧みに使いこなし一瞬で距離を詰めランダに拳を殴り落とした。


(こいつは魔法学園に通う意味はあったのか?)


「ッ!?」


 ランダは目の前に迫る拳に反応できなかった、いや、反応しなかったと言った方が良い。何故なら彼はシュノイケルの拳が己に当たる寸前にワープをしたからだ。


(空間魔法の使い手か…空間魔法は詠唱は必要としない代わりに膨大な情報量を処理しないといけないから使用できる者が限られてくる。その中でアイツは空間魔法に分類される上級魔法、空間転移を使用した。まだ十歳前後でそれとは天才だな)


 振り下ろされた拳は標的を見失いそのまま地面へと吸い込まれる様に振り下ろされた。

 振り下ろされた拳は逆に地面を粉々に砕いた。それを見た全員が思ったことは…


((((((((いや、それはおかしいやろ))))))))


「まったく貴方は魔法士なんですか?なんなんですかその力」

「ふむ、すまむなランダ殿。力加減がどうにも上手くいかなくてな。それより貴殿の空間魔法の方が私は凄いと思うがな」

「僕なんてまだまだですよ…あの人に比べたらね」

「貴殿より凄い空間魔法の使い手か…会ってみたいものだな。それよりもこの話は終わりだ、また今度続きを話そう」

「そうですね、では本気で行かせてもらいます。直ぐに終わるかもしれませんがね!」


 そう言ってランダはさっきと同じ空間転移を行い今度はシュノイケルの真上に出現する。

 空間魔法に関しては、ほとんどマスターしてる様だ。


「終わりですよ…空間断絶の刃(ディソードラクション)


 アイツが使用した魔法は空間魔法に分類される上級魔法の中でも二番目に扱うのが難しい魔法だ。

 あの魔法は見えない刃で空間を切り裂く、切られた者は外傷は一見すると無いが空間を切り取られたので内面はズタボロになる。

 内側から破壊する凶悪な魔法の一つだ。


「グフッ…なんのこれしき!お返しじゃ!青龍破貫」


 肉体を内側から破壊されている筈なのにアイツは空中で仕留めたと思って油断し、無防備になったランダを名の通り龍すら貫通し破壊する威力を込めた拳をランダにぶつけようとして…


「そこまでだ!」


 ランダの目の前に現れた結界にその拳は止まり先生が試合終了を言い渡した。

 先生が止める事は、その攻撃は命を奪う可能性があったと言うわけだ。


「それ以上は命に関わる。よって両者引き分けとする。シュノイケル、お前はイライ先生に治療を受けてもらえ」


「貴方は化け物ですか?何故、体を内側から破壊したのにそんなに動けるんですか?」

「私も知らん。根性だろうな」

「聞くだけ無駄ですか…」

「次やるときは負けんぞ」

「ええ、僕こそ」


 二人の戦いはこうして終わった。そして次の戦いも始まろうとしてた。


(やっぱりシュノイケルは何故、魔法学園へ来たんだ?)



物語として一区切りついたらキャラ設定とか、実はこのキャラ〇〇だったとかの裏話、初期設定や作者の心情などを執筆予定です。


8/9日 後書き変更


面白かった・興味を持った・次の内容が気になる、と思う方が居たら下の方にある⭐️方のマーク、ブクマ、感想、誤字報告の欲張り4点セットをしていただけるとありがたいです!出来れば誤字報告は無い方が嬉しいな。

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