表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

5 とりあえず、言う通りにしてみる

 その夜、俺は近所の電気屋で電球を買い、スーパーで夜の割引セールをしていたサーモンのお刺身も買ってアパートに戻った。

そして部屋に入り、ちゃぶ台の上でテレビの方に向いていた太郎(朝出る時は押入れの中に居たのに⁉)を抱っこして(中の綿が縮んでいるのか、大分体がヨレヨレだ)、頭をなで(毛並みもケバケバだ)、(ほお)ずりをして(近くで見ると、本当に可愛くない顔だ)、事務的な口調で、話しかけた。

 「ただいま太郎。今日も留守番ありがとうな」

 すると太郎は夢の中と同じオッサンの声で、

 『うむ、御苦労であった』

 とは流石(さすが)に言わなかったけど、心の中ではそう言っているような気がした。そしてその後太郎を抱っこしながらサーモンのお刺身を食べさせてやり(食べさせると言っても、太郎の口元にお刺身を持って行き、食べさせるフリをするだけだけど)、その後寝る支度を整えた俺は、太郎と一緒に布団の中に入って眠りについた。

 ぐぅ・・・・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ