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御話遊戯(おはなしゆうぎ)しりーず

神様クマさん

作者:椎家 友妻
神様クマさん

フリーターの門山音寿(かどやまおんじゅ)が同棲していた彼女の成美(なるみ)に出て行かれてから一週間が過ぎた。

特に生きがいもなく、彼女にも出て行かれた音寿は、しかし自殺するほどの思い切りもなく、

ただダラダラと毎日を過ごしていた。

そんな音寿の唯一の友達(?)は、かつて成美と一緒に行ったゲームセンターのクレーンゲームで取った、

そんなにもかわいくないクマさんのぬいぐるみだけ。そのぬいぐるみの名前は「太郎」。

そんなある夜、音寿の夢の中に、その太郎が現れ、ふてぶてしいオッサンの声でこう言った。

「我は、神なり」

そして神様となって現れた太郎は、何か音寿の願い事を聞いてくれるのかと思いきや、

「もっと我とスキンシップをせよ」とか

「サーモンのお刺身を食べさせよ」など、

ワガママを言いたい放題。しかも言う事を聞かなければ、

鼻の頭にニキビができてズキズキ痛くなったり、首から肩が重だるくなったりと、

インシツで地味な天罰に苦しめられるのだ。

音寿は仕方なく太郎のワガママを聞いて行くが、

しまいに太郎は「成美をつれ戻せ」とまで言い出す。

果たして音寿は成美を連れ戻し、太郎の願いをかなえる事ができるのか?

そして音寿自身の人生の行方は?
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