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《the mythical world online》  作者: 竜ヶ水 千尋
3.遅ればせながらのチュートリアル
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Quest.8 「スキル・ギルド一覧」

 ◆《時空の神殿前広場》 ライカ


 「じゃあ何をレクチャーして欲しいでござるか? 各種スキルやEXスキルについてでござるか? それとも《加護》や舞台となる《神話》についてでござろうか?」


 アオイはそう言って俺とミライに聞いてきた。


 「「一通り全部」」

 「…凄く長くなるでござるよ?良いでござるか?」

 「良いも悪いもなにも、俺、このゲームが初めてのゲームなんだよ」

 「わたしもライカと同じだね。ゲーム自体、余りやったことがないから」

 「二人とも完全な初心者でござるか…。じゃあ先ずは全部書き出すのでちょっと待つでござる」

 そう言うとアオイは何やらコマンド画面を開き、ホワイトボードのようなウィンドウに何やらコピペと書き足しを始めた。


 ・『基礎スキル』

 《生命力》:最大ヒットポイント(HP)アップ。

 《持久力》:最大スタミナ(ST)アップ。

 《精神力》:最大マジックポイント(MP)アップ。

 《筋力》:物理攻撃力(ATK)アップ、所持重量(WT)アップ。

 《魔力》:魔法攻撃力(M.ATK)アップ。

 《敏捷》:移動速度(QUI)回避力(AGI)アップ。

 《体力》:物理防御力(DEF)魔法防御力(M.DEF)アップ、装備制限解除。

 《属性》:特定属性(ELE)への攻撃力(ATK、M.ATK)防御力(DEF、M.DEF)アップ。反属性の防御力(DEF、M.DEF)ダウン。


 ・【アーツ】

 【特技】や【技】、【魔法】などの総称。

 効果が決まっており、ある程度制限はあるが、名や動作を自由に決める事が出来る。

 基本的な【アーツ】はそのスキルを取り扱ってるギルドで購入し、習得する。

 様々な条件をクリアーすることで自動的に習得出来る【アーツ】も存在する。

 MOBのドロップ品で【アーツ】を習得出来るアイテムを手に入れることもある。

 【アーツ】習得上限は50個まで。


 ・『武器スキル』

 《戦闘技術》:STを消費し、戦闘能力を上昇させる【アーツ】が使用出来る。

 《格闘》:拳、蹴りを使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《剣》:剣、刀、大剣等を使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《杖》:ロッド、スタッフ、鈍器等を使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《斧》:斧、両手斧等を使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《槍》:片手槍、両手槍等を使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《弓》:弓、クロスボウ等を使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《投擲》:投擲武器を使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《罠》:罠や毒などのアイテムを使った際の命中力、【アーツ】に関係する。

 《盾》:盾を使った際の回避力や防御力、命中力、【アーツ】に関係する。


 ・『魔法スキル』

 《魔法知識》:MPを消費し、一時的に魔法を強化する【アーツ】が使用出来る。

 《攻撃》:魔法使用の際の命中力、攻撃魔法系【アーツ】が使用出来る。

 《回復》:魔法使用の際の回復力、回復魔法系【アーツ】が使用出来る。

 《強化》:魔法使用の際の能力上昇幅、強化魔法系【アーツ】が使用出来る。

 《弱体》:魔法使用の際の命中力、能力低下幅、弱体魔法系【アーツ】が使用出来る。


 ・『生産スキル』

 《錬金》:ポーション作成、他生産スキルに必要な素材加工、付加要素を付け足す。

 《鍛冶》:金属の精製および金属を使用したアイテムの作成。

 《木工》:木材の加工および木材を使用したアイテムの作成。

 《革細工》:革の加工および革を使用したアイテムの作成。

 《裁縫》:布の作成および布を使用したアイテムの作成。

 《調理》:MOBムービング・オブジェクトからドロップしたアイテムの調理、食したプレイヤーの強化。


 ・『一般スキル』

 《自然治癒》:自然回復速度が速まる。

 《採掘》:【アーツ】によって《鍛冶》に必要な鉱石などを採掘可能。

 《伐採》:【アーツ】によって《木工》に必要な木材などを伐採可能。

 《収穫》:【アーツ】によって《裁縫》や《調理》に必要なアイテムを収穫可能。

 《釣り》:【アーツ】によって《調理》に必要な魚介類を釣ることが可能。

 《調教》:【アーツ】によってモンスターを調教し、《ペット》として使役可能。

 《商売》:【アーツ】によって露天を開き、NPCを通して買取や販売などを行う。

 《鑑定》:【アーツ】によってアイテムなどを鑑定、隠蔽物を発見可能になる。

 《隠蔽》:【アーツ】によって隠れ、攻撃対象外になることが可能。

 《水泳》:泳ぐ速度が早くなり、潜水時間が長くなる。

 《落下》:高所からの落下ダメージ、所持重量によるダメージ加算が減少する。


 ・『各種ギルド』

 《マスターズ》:『武器スキル』全般を扱うギルド。

 《ソーサリー》:『魔法スキル』全般を扱うギルド。

 《ワーカーズ》:《調理》を除く『生産スキル』を扱うギルド。

 《ジーニアス》:《調理》、《商売》、《鑑定》系スキルを扱うギルド。

 《ネイチャー》:上記以外の『一般スキル』を扱うギルド。


 ・《ギルドランク》

 どれだけそのギルドの《クエスト》をクリアーして貢献したか、という値。

 ギルド名の横に★で表示され、最大5つ★で表示される。

 高ランクになるにつれて報酬が高いクエストが発生する。

 高ランククエストの場合、高スキルでなければクリアー出来ない物もある。


 ・《加護》

 各自の立ち振る舞いが神々の好みと一致すれば、神の《加護》を得る事が出来る。

 実装される神話は8つのため、最大8つまで《加護》を得る事が出来る。

 同じ神話内の神で8つ《加護》を得る事、バラバラの神話で《加護》を得る事も可能。


 「ふう…ざっとこんな物でござろうか?」

 「随分と多いな…」

 「うぁ…、頭こんがらがりそうだ…」


 これだけあると覚えるのが大変そうだな…。


 「それじゃあ最初に。先ずこのゲームが完全スキル制だってことは知ってるでござろう?」

 「ああ、それは勿論」

 「右に同じ」

 「スキルの上げ方は分かるでござろうか?」

 「俺は大丈夫」

 「わたしはちょっと不安だね」


 そう言ってミライはアオイに説明を求めた。


 「まぁ簡単に言ってしまうと、該当するスキルを使い続ける事で上昇するでござる。後は自分より格上の相手と戦ったりしてダメージを与えたり、ダメージを喰らうと上昇するでござる」

 「なるほど。使い続けるだけじゃなくて、ダメージの応酬でも上昇するんだね」

 「そこさえ掴んでしまえば問題ないでござるよ。後は上昇しないよう、止めたり、減らす設定も出来るでござる」


 そう言ってアオイは説明の前段階を終えた。


 「じゃあ、次は各項目の説明に移るでござる」


 そう言って、次のレクチャーに移るのだった。

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