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夏の日は暑いけれども  作者: 清水 秋葉
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自分の正体

夏休み

「教育機関や企業などで夏の間、授業や業務を休みにする休暇のことである。主に7月下旬から8月の終わり頃までの、長期休業である。(wikipedia調べ)」

小学校の頃は遊びに全力を尽くし

中学校では宿題に追われ

高校からは受験を控え

大学に至っては無駄な時間を過ごす

なぜあんなにも時間があったにもかかわらず

なぜあんなにも休みがあったにもかかわらず

上手く時間を使おうという気はなかったのだろうか

いや、あの頃の自分からしたら上手く使っていたのかもしれない

朝起きて、テレビを見て、アイスを食べて、遊びに行って、駄菓子屋に行って、アイスを食べて

家に帰って、テレビを見て、疲れ切って寝る

こんなくだらない、こんな自由な毎日

今となってはただただうらやましい

そして、あの頃の自分が妬ましく思う

社会人にとって休みというのは、よくて週休2日、夏季休業もあるにはあるが

1ヶ月単位での休みなんてない、せいぜい1週間だ

他は知らない、うちの会社だけなのかもしれない

夏季休暇なんて、今までもらえなかったに等しいので、1週間休みがあるのは良いことだ

今まで遊べなかった分、旅行に行って、飲み食い放題で遊び惚けた

これまでのストレスを全てぶちまけるかのように

ただひたすら、遊び倒した

何かを得たかったわけでもない、はずなのに

なぜかむなしさだけが残った

そして、明日が仕事なのだという絶望を味わうこととなった

なぜ働いているのだろう

なぜ遊んでいてはいけないのだろう

そんな学生の様な困り果てた考えが頭から離れない

家に帰りたくない

そう思って車を止める

近場にある辺りが一望でいる高台だ

何も考えず、ただ過ぎ去る時を悔やみ、逃げるかのように

ベンチに座り、買ってきたコーヒーを飲みつつ、景色を俯瞰する

時を針で刻むが如く、自分の心も傷つき、後戻りのできない不安感が襲う

なにをしているのだろう

どうしようもない現実逃避から目をさまし、車へと戻る

すると放置していた携帯電話が光っていた

どうせ、明日の仕事の連絡だろう

そう思って、憂鬱になりながらも確認をした

しかし、仕事の話ではなかった


「               」


そうか、この為に仕事をしているのか、と

声に出して、自分の正体を確認した

明日からまた、頑張って仕事をしよう

これで完結…かな?という感じです。

本当は引退するまで書きたかった(書いていた)のですが

リアリティのなさと

これからの自分の楽しみといことで、データも、記憶も、消して

私が遊べる範囲で表現してみました


投稿は、夏休みが終わって大忙しになるこの時期を狙っちゃいました

ごめんなさい

皆さんの夏休みを、もう一度、記憶の箪笥から呼び起こしてげてください


読んでくださって、ありがとうございます。

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