朝の魔法
小説『不思議な魔女っ子とちびっ子サポーターの冒険譚』より
陽が昇り 鐘が鳴る
街の目覚めを 告げる声
さあ 集まれ 手を取りて
笑顔を交わす 時が来た
誰でも使える 素敵な魔法
心を込めて 唱えてみよう
「おはよう!」と 軽く抱き合い
背中を叩けば 光が踊る
ほら 世界がキラキラ輝き出す
犬も陽気に 歌い出し
猫も愉快に 踊り出す
風も小鳥も 輪になって
今日という日を 祝うのさ
さあ 集まれ 声を合わせ
陽気な魔法を かけてみよう
誰でも使える 素敵な魔法
笑顔ひとつで 広がっていく
「おはよう!」と 言葉を交わし
手を取るだけで 幸せ満ちる
ほら 世界がキラキラ輝き出す
町の片隅 市場の中も
兵士も旅人も 歌い出す
風も光も 祝福の歌
今日という日を 迎えよう
「おはよう!」さあ、みんなで魔法をかけよう!
絶賛執筆中の作品中に掲載した詩となります。
旅の途中で吟遊詩人志望の女の子を登場させた関係上、作詞をした次第となります。
『296.朝の魔法』にて登場します。
作中で吟遊詩人志望のポワティナが、同じ乗合馬車の中でぐずる子供のために歌ってあげたものとなります。
本作品は、夕暮れ時の平和な町をイメージして作ったものとなります。
本編登場時より増強してます。