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リバースサーフェス2 ~精霊王女と魔導王子の交換日記から始まるダンジョン攻略~  作者: 吾妻 八雲


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家族の再会と宝箱の謎!


その頃、ハーベルたちは創成迷宮の近くにハーベルの転移所を設置して、一度ルミナラへ戻ってきていた。

彼らが到着するや否や、ネルとクラリッサが心配そうな表情で迎えた。


「母上!」

アリオンは駆け寄り、クラリッサの胸元に飛びついた。その目には涙が光っていた。クラリッサは優しくアリオンの頭を撫で、安心させるような温かい笑顔を浮かべた。


「あなたが、ジェミニね!こっちへおいで!」

「はい、母上!」

クラリッサは分け隔てなく二人の頭を撫で、まるでこれまでの苦労を癒すかのような優しさで包み込んだ。


「ネル、ごめん•••フィナベルはまだ助けられていないんだ•••」

ハーベルが弱々しい声で言うと、ネルは彼を見つめ、しっかりとその腕を掴んだ。

「いいのよ、ハーベル。あなたができることをすべて尽くしても、それでも難しかったのでしょう」

「うん•••」

ネルの言葉にハーベルは一瞬顔を伏せたが、ネルの温かい眼差しに勇気を取り戻した。


レオンも歩み寄り、

「ハーベル、ありがとう」と一言だけでその想いを伝えた。

クラリッサも「レオン!」と彼を抱きしめ、家族四人が互いの存在を確かめ合うように抱き合い、しばらくその場から動けなかった。


アリオンとジェミニはネルに向かって深々と頭を下げた。

「ネルさん、ごめんなさい•••」

その言葉にネルはすぐさま二人を抱き寄せ、

「いいのよ、二人とも。フィナベルを元気付けてくれてありがとう」と優しく語りかけた。

二人はその言葉に涙を流しながらネルにすがった。


その後、レオンが一歩前に出てハーベルに拳を突き出す。

「ハーベル!行くんだろ!」

「ああ!」

二人は拳を合わせ、肘をぶつけ、そしてもう一度拳を合わせた。互いの信念と決意を交わすその瞬間が、彼らの絆をさらに強めた。


「気になっているのは100階層のボスの宝箱だな!」

ハーベルがそう言うと、レオンも深く頷いた。

「俺もだ!」


アリオンが皆の前に宝箱を慎重に取り出し、その大きさと装飾に全員の視線が集中した。

クラリッサが不思議そうに尋ねた。

「開けないの?」


ハーベルは眉間に皺を寄せながら答えた。

「創成迷宮の製作者があまりに嫌なやつで全く信用できないんだよ!絶対罠がある気がする•••」

レオンが不安そうに補足した。

「ああ、どっか別の時空に飛ばされるとかね•••」

「確かに、ありそうだな•••」


クラリッサは嫌そうな顔をしながら言った。

「そんなやつが作った宝箱なら、慎重になるべきね!」

「その通りだ!」とハーベルは決意を込めて頷いた。

「うん•••」


「もし、開けるなら僕が時を遅らせて、いざとなったらハーベルが切り取るくらいしかないか!」

「そうだな!」


ハーベルとレオンは最善の対策を練り、

「念のためにチャンバー•アルチザン内でレオンと二人だけで開けるよ!」

「ハーベル、気をつけて!」

ネルが心配そうに言った。


「じゃあ、行くぞ!」

「ああ、モーメント•エターニティ!」

レオンがリバースサーフェスを解放すると、周りの時間が静止したように見えた。


「開けるぞ!」

ハーベルが宝箱を開けると、


大きくて立派な宝箱の中に一つだけ指輪が入っていた。

その光景を目にして二人が困惑した。

「なんだよ!」

「指輪が一個だけ•••」


ハーベルが指輪を取り上げて「解析」してみると、


【仮死の指輪】

死を偽装するための指輪で、本当に心臓が止まってしまう。

5分以内に蘇生しないと、確実に死んでしまう。


ハーベルは指輪の説明に眉をひそめ、レオンは怒りを抑えきれず宝箱を蹴飛ばした。

「こんな指輪で何をしろと?」


だが、ハーベルの目が鋭く光り、まるで新たな可能性に気づいたかのように言う。

「いや、これ•••使えるかもしれない•••」

次回 アルケウスの悪意!?仕組まれた強敵との死闘!

続きの気になった方は、

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頑張って続きを書いちゃいます!

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