穏やかな朝とメンタル崩壊!?
その頃、フィナベルは家で休みながらアリオンのことを思い出していた。
「いろいろあって、返事がかけなかったけど、アリオンは大丈夫かな?リーフィアも心配しているだろうしな•••」
フィナベルは急に悲しくなってしまった。
ぐすん•••
「パパ•••ママ•••会いたいよー!」
フィナベルは突然布団を出ると、リフトを開けてサーフェスレルムへと行くと、八雲が寝ているベッドを見つめて、布団へ潜り込んだ。
「あー、暖かい•••パパ、よく眠れそう•••」
フィナベルはそのまま寝てしまった。
★☆☆☆☆☆☆☆★
翌朝、八雲が起きると何やら柔らかいものが布団の中にあるのに気がついた。
「ああ、フィナベル!ああ、美鈴か•••いや、どっちでもいいけど、何してるの?」
思わず叫んだ!
「ああ、パパおはよー!」
可愛くアクビをしながらフィナベルが起きてきた。
「ダメだよ、僕が社会的に死んじゃうから•••」
「うん?」
フィナベルはピンと来ていないようだった。
「早く、起きて!仕事、仕事!」
「はーい!」
フィナベルはゆっくり起きると、可愛いらしいパジャマのままで、朝ごはんの準備をしてくれた。
「うー、仕事、仕事•••」
八雲は何か悶々としていた。
「美鈴、外では魔法は絶対に使っちゃダメだからね!万一警察にでも捕まったら助けてあげられないからね!」
八雲は念を押すように言った。
「うん、分かった!しばらくは、リバースレルムを探索するから、表へはでないよ!」
フィナベルはご飯を食べながら言った。
「いや、そっちはそっちで危険だから注意してね!」
「うん、パパ優しいね!」
「そんなこと•••」
少し照れているようだった。
「それより、パパすごいね!」
ドキッ!
「ええ、何がかな•••?」
「だって•••」
ドキッ!ドキッ!
「ええ、だって?」
「だって、魔力操作が完璧で今もちゃんとバリアができてるもん!」
「ああ、そっちか!」
フーーっ
「何が?」
「いや、何でもない!なんでもないよ•••」
八雲は鼻歌でごまかした。
「まあ、いいや!」
フィナベルは、急いでご飯を済ませるとリバースレルムへと戻っていった。
「ああ、ダメだ。あんな若い娘と一緒にいたことがないから、メンタルがやられそうだ•••いや、仕事、仕事•••」
八雲は朝からどっと疲れてしまった。
次回 異世界少女と交換日記!
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