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歌姫・歌手・歌シリーズ

詩 ステージ違いの新米歌手

作者: 仲仁へび



「歌手になりたい」


「子供の頃からの夢だったんです」


「だから今まで精一杯がんばってきました」


 歌うだけなら 誰にもできる

 心をひきつける事は 誰にでもできない


 ただの声を 感動に昇華させたい


 もっと綺麗に もっと声を響かせて

 ただ情熱的に 激しく歌えばいいというものじゃないから


 単純い心をこめれば よくなるなんて

 そんな なまやさしいものじゃない


 高みに至る歌手たちは まるで違くて

 最初の一つの音から すべて次元が異なっていて


 ステージの上は 物理的な距離じゃ測れなくて

 声は聞こえるのに 遙か地平の先


 音が揺さぶる 体を 心も

 感情を掌握されて 支配もされてて


 ずっと遠くで 歌っているみたい

 ステージが違う たどりつけない


「憧れの行方を見つめるたびに」


「力のない自分を痛感していて」


「いつそこにたどり着けるのだろうって悩んでるんだ」



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