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2.< 結婚願望 >

「桃美、結婚大作戦!!!」


勝手に、ひとりデモ行進をする勢いで、作戦をねった。

あいかわらず、エネルギッシュな女性。




時は、バブルバブルと騒がれた世の中。

何をするにも、高額な物の方がよく売れた。

欲と見栄と、意地と・・・何かが捻じ曲がっていた時代。

ハングリー精神とは無縁だった。


ある日、雑誌の片隅に、「お見合いパーティー」なる記事を見つけた。

近場で開催されるようだったので、1万円の参加費を支払って、参加することにした。

当日は化粧にも力が入り、清楚な白いワンピースに身を包み、それなりの女性へと変身しての参加。


多くの男性との個人的なおしゃべりは、楽しいものであった。

その日の私は、いつになく自信満々であったのか、自分でも堂々とアプローチすることができた。


パーティーの結果、3名の男性から交際を申し込まれた。

会社員の男性二人と、学校の先生。

どの男性も、どこにでもいそうなごく普通のサラリーマンタイプであった。

けれども、精神面で気の合う人がいなかったので、今回の結果は、振り出しに。

人と触れ合う楽しさだけは、得ることが出来た一日であった。



「私の人生の伴侶は、どこに?」

毎日毎日、探し続けていた。


料理番組のアシスタントを始める前は、それなりに時間が作れたので、彼氏もいた。

決して、もてないタイプではなかった。つきあった男性は全部で5人。

ディスコでナンパされたり、スキーで仲良くなったり、バイト先で知り合ったりした男性陣であった。

あとは、合同コンパ、通称「合コン」で親しくなった。


どの彼とも長続きはしなかった。

何故か、て?

交際期間が長くなると、二人の関係も親密になるのが普通。

桃美は、その、普通に抵抗を感じていた。

単刀直入に言うと、「結婚するまで、だめよ」という古風な女性だったと・・・。

その後、桃美は、ある男性と結婚をし、主婦となる。


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