名前のないどこにでもあるただの授業
クロノスすっごく使いやすいです。性別間違えたかな。
次の日
俺とレインはAクラスの教室に座っていた。
「おはよう」
クロノスが後ろから話し掛けてきた。彼にしては珍しくまとも…
「何してんだ」
「見てわかんないのォ」
「いや、それをやっている意味を聞いてるんだが」
「意味なんてものはねェ。ない!!」
俺が振り向くとそこには、足がそこにあったのだ。クロノスは俺に対して逆立ちで話しかけてきたのだ。やはりこいつは常識というものが著しくかけているらしい。クロノスは俺のびっくりした顔を見て満足したのか笑いながら逆立ちのまま何処かに行った。すっごい怖いからやめて欲しい。だがそんな事を言ったら面白がってもっとやってくるだろうから言わない。
「よし、お前ら全員いるな」
そう言って入ってきたのは担任の先生だ。名前はリジルという女性だ。
「レオ、クロノスの奴はどこへ行ったんだ」
「俺はあいつのお守りですか。まぁあいつならどっかへ行きましたよ」
「そうか「おはよォ〜う」座れ」
先生が話している最中にクロノスが帰ってきた。
「お前。覚悟は出来てるか」
「覚悟ォ?なんの事ですかねェ〜。クククゥわっかんないなァ〜」
そう先生を馬鹿にしていた彼の顔面に鉄の拳が突き刺さる。
「ブゥベェー」
奇声をあげながら彼は教室の外に飛ばされた。
「おい、クロノス。教室から出るな。そんな普通のこともわからんのか」
あんたが殴り飛ばしたんだろ、と心の中でツッコミをする。まぁ口に出したら俺も殴られるだろうから出さなかったが。
「よしこれで全員だな。ではお前らに時間割を渡そうと思う。二年になるとコース選択があるが一年は全員同じ授業だ。その中でも上位成績者は特別コースに入ることができる。皆そこを目指してがんばれよ」
そう言った先生は黒板に何かを書き始めた。
「これがお前らの時間割だ」
その時間割とは、簡単に言えば全ての午前授業は座学、午後授業は実技だった。
「という事で今から座学を始めようと思う」
クロノスがノソノソと入ってきた。
「痛い。とっっっっても痛ァい」
「何ボサッとしてんだ。早く座れ」
なんとも理不尽な先生だった。
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「…ということで第三代皇帝の時代は終わった。とここまででわからない事はあるか。ないならこれで終わりだ。次の4時間目は実技だ。一時間後に開始する。場所はここだ」
先生はそう言って教室から出て行った。俺の横でレインが溜まりに溜まっていたのかブツブツ言い始めた。
「…んなこと……いま…のてい…」
横で聞いていると凄く怖い。多分何か言うと爆発するだろうから何も言わないようにしているとクロノスがいつも通り空気を読まずにいや、どういう空気か分かっているのにあえて読まずに話し掛けてきた。
「ナァ〜に言ってんのォ?」
その言葉にレインは眉をピクッと動かした。そして
「お嬢様、おしょ「貴方、私の前で話しかけないでくださる」…」
始まった。始まってしまった。
「なんでェ「そんなこともわからないのかしら」〜」
俺は耳を塞ぎそして少しず後ろに下がっていく。
「貴方は馬鹿なの。其の程度のそこらへんの赤ちゃんですらわかりそうなことを?」
「ワッカンナイヨー」
「貴方は赤ちゃん以下ねもう胎児と同じ。いえ胎児の方が頭がいいわ」
「ソーナンダァー」
「貴方はもうノミ。いえノミ以下よ」
「ノミィ〜。ノミねぇ」
「ノミと同等にすればノミの方が可哀想だわ」
「ノミの方が可哀想ゥ?」
クロノスが完全にレインに飲まれている。すまないクロノス君の事はどうなんだろうか?まぁ助けられなかったよ。
〜五分後〜
「泣けばァなんとかなるとでもォ〜思ってるんでちか?」
「ヒクッヒクッ」
なんと逆転したクロノスがだんだん追い上げて。こんな事になるとは予想できなかった。そろそろレインを助けなければ。
「その程度にしてくれますか?クロノス」
「ェエェ〜なんでェ〜」
「レインお嬢様はもう負けました。これ以上の追撃は只の弱いものイジメですよ。それとも貴方は負けたものをいたぶるのが趣味なのでしょうか」
彼がYesと言えばどうしようと考えながら言った。
「違うよォ〜」
「では下がってくださいますか」
「分かったよォ〜」
クロノスはそう言って何処かへ行った。俺はレインに近づき言った。
「お嬢様大丈夫でしょうか」
するとレインは顔をバッとあげた。そして、
「えぇーん」
と泣いた。俺はそっとレインを撫でた。しばらくしてレインは泣き止んだ。
「…すれろ」
「はい?」
「忘れろォー」
そう言いながら彼女は俺の頭を叩いてきた。
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レインに頭を殴られたがそろそろ食事をしなきゃ遅れるぞと言ったら面白くなさそうに俺への攻撃をやめて食事を取った。それから教室に戻り自分達の椅子に座ると教室に先生が入ってきた。
「よーし、全員いるなぁー」
するとドアが開き、
「すみませェ〜ん。おっくれましたァ〜」
クロノスが入ってきた。先生はクロノスの顔面に
「フン」
と言ってストレートを打ち込んだ。ブベーと言いながらクロノスが吹き飛ばされた。先生は何事もなかったように始めた。
「今日は今から外で実技の授業をやるぞついて来い」
そう言って先生は部屋を出た。そして教室の外で転がっているクロノスの襟を掴み引っ張っていった。
先生についていくとそこは森の手前だった。
「ここは学校が管理している森だ。この中で1人3匹魔物を買ってもらう。ここにはEかFランクの魔物しか出ないから安心しろ。だが森の赤い紐が落ちているところよりも奥へは行くなよ。そこからは上級生でも苦戦するようなCやDランクの魔物がウジャウジャいるからな。チームなどを組むのもOKだ。最後に倒した魔物は死体のかけらを持ってこい。同じやつのを2つとかやったら罰則だからな。では初め!」
先生が初めの合図を出した後レインが俺に言ってきた。
「行くわよ」
そう言ってレインは森に入っていった。俺もそれを追いかけて入ろうとしたが足をガシッとと捕まった。
「俺もいーれてェ」
クロノスに足を掴まれたようだ。ここで嫌と言えばレインと逸れてしまうので仕方なく
「ハァ、OKだ」
というとクロノスが気持ち悪い動きで立ち上がった。
「じゃあァ、レインを追いかけよォ〜」
そう言ったクロノスは、レインの入っていった方向に向かっていった。
「待てよ」
俺は2人を追いかけて彼らの言った方向へと向かった。すると喧嘩の声が聞こえてきた。
「なんでお前がここに」
「いいじゃァんかァ。それにィ〜ちゃんとォレオには許可とったしィ」
俺が彼等が口喧嘩しているところに着くとレインにムッチャ睨まれた。
「むぅーーー」
唸る彼女に俺は近づいて、彼女の後ろにいた蜘蛛型の魔物を魔力刀で切り裂いた。
「ヒュー」
後ろでクロノスが何か言っていたが無視。
「お嬢様、大丈夫でしょうか」
「ああ、大丈夫だ。あいつさえいなければな」
そう言ってクロノスのことを指でさす。どれだけ嫌ってるんだろうか。そのクロノスはというと石を拾ってそれを上に投げた。そしてクロノスは前に跳んだ。そこにはクマ型の魔物がいた。
「アッブナァイ。でもォ〜そこに残るのはァ〜もっとアブナァイ」
クロノスがそういうと投げていた石がクマ型の魔物の頭に当たる。そしてドガァンという音とともに大きな煙が噴出され、その中から熊の死体が現れた。
「さすがだな。だけどそいつどうやって持って行くんだ」
俺がそう言うとクロノスはナイフを取り出した。
「こうやるんだァ〜」
そのナイフをクマの魔物の体の中に刺しズブズブと入れ込んだ。そして
「爆破ァ〜」
という掛け声とともにナイフが爆発したのかクマの魔物は血肉が飛び散った。
「成功だァze♪」
クロノスはそう言ってこちらを向いてVサインを出していた。レインは俺の隣でそれを見てヒッと言っていた。まぁ確かに大量の血が全身にかかった奴が笑顔でVサインしているのは軽くホラーな絵ではあるが。そのクロノスの後ろからオオカミの魔物が跳んできた。
「そんな事をしているから貴方は馬鹿なのよ」
そうレインは言いながら右手をオオカミに向け、その右手を支えるように左手を添えた。そしてその先から氷柱がすごい勢いで発射された。それはオオカミの顔面を潰すように刺さった。
「流石です。お嬢様」
とこれくらいやって貰わないとこのグループではキツイという本音を言わずにそう言った。
その後も俺達は順調に進んでいた。全員魔物を仕留め切ることができ、俺達が先生のところに戻ると他の奴は誰もいなかった。
「おお、お前達が一番乗りか。まぁメンバーが豪華だし普通かな」
そう言いながら先生は俺たちの仕留めた魔物の一部を一つずつ見ていった。
「よし、全員OKだ。そこ等へんで寝るでも遊んでるでも何でもしとけ」
そう言われた俺はレインの近くに行き、
「お嬢様そこら辺で座っておきましょう」
と言いながらおれは大きな布を取り出し、それを敷いた。
「気がきくわね」
そう言ったレインはそれに座った。おれはその近くで立って待つ事にした。しばらくするとクラスメイト達少しずつが帰ってきた。
「よし、全員いるかー」
そう先生が言うと森の中から1人の男子がフラフラと現れた。
「森の奥からおっきな魔物が現れて、1人まだ逃げ切れていない。はやく助け」
そこまで言うとその男子は倒れた。先生は言った。
「お前等絶対に森に入ってくるんじゃねぇぞ」
そう言って先生は森に入って行った。暫くしてレインがいつも通りに俺に言ってきた。
「ねぇ、レオ。私達、行ってみない」
「あのですねお嬢様。来るなと先生が言っていたんですよ。行くわけないじゃないですか」
そう言うとレインは不満そうな顔をした。そして何か思いついた顔をした後、俺に言った。
「レオ、貴方私の従者よね」
「ええ」
俺は嫌な予感がしながらも肯定した。するとレインはこう言った。
「貴方従者、私主人。命令は絶対。行くわよ」
嫌な予感が的中した。




