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名前のないどこにでもあるただの物語  作者: 5110
名前のないどこにであるただのプロローグ
3/11

名前のないただどこにでもあるただの絶望

なんか主人公の軸がぶれてるような…


まぁいいか


あと出てすぐのまだまだなこの作品にブックマークしてくれた方ありがとうございます。

5歳になり魔力操作や握力強化をしつづけた結果、魔力が増大し、握力はリンゴが潰せるくらいになった。特に言うべきことはそれくらいだろうか。


そして絶望は突然にやってきた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「クソっ。レオ、逃げるんだ」


足元には母親であるキルナが床に転がっており血が流れていた。そして目の前には父親のジルが血濡れた剣を持った男に刺されながら俺にそう言った。


誰もこの状況を見て分かる人などいないだろうから少し時間を戻して説明をしよう。それは10分ほど前に戻る。



俺は家族と共に食事をしていた。母親の方針で家族一緒に食事できる時は一緒に食事をとるようにしていた。


「レオ、お前学校に行ってみたくはないか?」


俺の父親、ジルがそういった。


「え?何でそんなこと唐突に」


俺が困惑顔になりながら聞くとジルが言った。


「キルナとも話したんだかな。学費については問題ないくらい集まったし、それに教育を受けているかそうでないかではつける仕事も変わってくる。だからな」


「わかったよ父さん。学校に行くよ」


俺がそう言うと、ジルはとても喜んだ。実際は俺はあまり学校に行く気はなかった。だかこの話を続けたとして多分俺の父親であるジルは学校に行かせるということを絶対に譲らないだろう。意味のないことならばしない方がいい。そう思った俺は頷くことにした。俺も食事が終わり食器を片付けておいた。そして自分の部屋に行きいつも通り鍛錬を始めた。ジルも終わったのだろう。部屋のドアが開閉する音がした。そして数分後、


「キャーー!」


という声がキッチンの方から聞こえた。俺とジルが見に行くとそこには血塗れの剣を持った男が立っており、キルナが赤く染まった床に倒れていた。ジルは怒り心頭で男に走って向かった。すると男は剣を持っていない方の手をジルに向けた。すると男の手から大量の光が溢れ出した。俺が目を光でやられている間に何かを刺す音が聞こえた。俺は目に魔力を込め一時的に視力を回復させて見た光景は剣に貫かれたジルの姿だった。


そして場面は戻る。


「クソっ。レオ。逃げるんだ」


そう言ったジルは倒れてしまった。俺は恐怖の方が父親と母親を殺された怒りよりも上だったようでジルの言う通りにその場から逃げたした。そして家から飛び出した。


次の日俺は家に向かうとそこには燃えた跡が残っていた。


これが俺に降りかかった絶望だ。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




俺にはジルとキルナという親がいなくなりそして住む家さえもなくなった。金もなく途方にくれた俺は盗みをした。他人から食い物を盗み、財布を盗み、そして盗みがばれて殺されかけたこともあった。



そしてその内二年の月日が経った。俺は生きていた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ギルドというものがある。それは人外を狩ってきてそしてその報酬をもらうためのものだ。俺もそれに入れれば良いのだがそこは学校を卒業したものしか入れないエリートの集う場だった。つまり俺には入ることのできない場所だ。俺はその近くで家を構えていた。家といっても木材や廃材で作られた雨の直接かからないようにしただけの物なのだか。そこで暮らしているとエリートであるギルドの新人がよく通る。それは狙い目だ。自分は強いと勘違いしている奴らは完全に油断をしている。何があっても対応できると。


今回俺のターゲットになったのは二人組だ。魔眼で見ても特に魔力が多いとかはなくいたって普通の奴らだった。そいつらが裏路地に入って少しいったところで、俺はナイフを取り出した。そのナイフに魔力込めその魔力を鋭くしてターゲットの内の弱そうな方の足に向かって投げた。グサッという音とともにナイフは太ももに刺さり悲鳴をあげた。俺はもうナイフの刺さった方に気を取られている隙に魔力を循環させた体でもう1人に迫った。もう1人の方はナイフが突然刺さったことで動揺していたところに俺が現れたことでびっくりしてこけた。俺はそいつの顔に蹴りを放ちナイフの刺さった奴の方を向きそいつにも蹴りを放った。二人とも突然のことに魔力強化をしていなかったらしく、気絶していた。俺はナイフの刺さった奴からナイフを抜き、そいつらのアイテムバックから包帯を取り出して一応は手当てをしておきそして金を盗んだ。何故彼に包帯を巻いたのかそれはただ単に日本人だった頃の人殺しへの不快感が残っているからだ。それ故に血液の流しすぎによる殺人にも殺したという不快感が残る。だから殺さない。ただそれだけだ。


俺はそこから逃げた。そして裏路地から出ようとした。その時、ドンッと何かにぶつかりその勢いで後ろに尻餅をついた。


「オイっ。何ぶつかってんだぁコラァ」


そいつは俺の胸ぐらを掴んで脅してきた。そしてその隣の男がそいつを叩いて止めた。


「おいやめろ、怒りが収まらないから殴らせろとか言うなよ。そいつも商品にするから殴ったら値段が悪くなるだろ」


「チッ。まぁテメェのこれからを考えればぁな、ふっ。俺たちにぶつかったのが運のツキだな」


そう言いながら俺を掴んだ奴は俺を袋に入れようとした。それを相方が頭を叩いて止めた。


「オイっ。アホかテメェは。なんか刃物持ってたらどうするんだ。持ち物を全部取ってから入れろ」


「チッ毎回毎回頭叩きやがってちっさくなったらあいつの髪全部抜いてやる」


そう言いながら彼は俺が何か持ってないか探っていた。


「おーナイフとか持ってんじゃねぇか。血付いてるとか何やったんだコイツ。おっ財布。おーい財布があったぜ」


そう言いながら彼は俺が撮った財布のうち1個を仲間に見せていた。


「コイツ血付いたナイフを持ってたこと考えたら強盗あたりか」


そう言いながら叩かれてばかりの奴は俺を見て言った。


「ふっ。やっと財布を盗んだってのに奪われてるとか笑えるな。ハッ」


そう言って満足したのかそいつは袋の中に俺を入れ込んだ。


「暴れねぇ方がいいぜ。そいつは一定の衝撃があると硬くなる布の魔道具だ。暴れれば暴れる程硬くなり空気さえ取り込まなくなって死ぬぞ」


と彼は忠告してきた。俺は出ることも出来ないので寝ることにした。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




何分くらい経ったのだろう。揺られ続けて前世では乗り物酔いもしなかった俺も吐きそうだが圧倒的な揺れで吐くこともままならない状態がずっと続いていた。やがて俺は袋から出された。俺は吐きそうな気分を頑張って我慢して周りを見回すとそこは檻の中だった。そしてそいつは俺の首に首輪をつけて出て行きながら言った。


「そこで大人しくしてなもうそろそろテメェのご主人様になる奴が来るかもしれねぇぞ」


檻の外から何かを言っていたようだが俺は圧倒的な物量に押され今にも決壊しそうな状態を抑えるのに必死で聞いている暇などなかった。



20分ほど経っただろうか。胃の内容物が喉という結界を越えようとしていたのも少しはマシになり周りを見渡せるようになってきた。すると足音と話し声が聞こえてきた。


「………でしょ…」


「………のほ…………のいいの………」


何を言っているのか聞こえないがこちらに来ているようだ。


そして彼らは俺の前にきた。1人は先ほど俺を捕まえていたうちの1人もう1人は肥えた女性のようだ。


「これなんかどうでしょうか」


「あらいいわねぇ」


「少し出しましょうか」


そう言った男は俺の入った檻を開け、俺の首輪に繋がった鎖を引っ張った。首を引っ張られた俺はまた圧倒的な物量に押されることとなった。そして肥えた女性の前に立たされたときそれは決壊した。


「オロロロロロ」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「クソガァ」


俺は先ほどのブレスを吐いたことでコイツラに蹴られ殴られ踏まれなどの攻撃をされていた。先程の商談は不成立。顧客であった彼女の怒りを買い次に来てもらえるかわからなくなり、賠償金も取られマイナスしかなかったのだ。


「これに懲りたらあんなことんすんな。わかったな」


そう言って彼らは俺を檻に入れた。というか先程の嗅覚破壊液放射は仕方ないことだと思う。


そういうことを考えながら俺は体に魔力を循環させた。この首輪は幸い魔力を止めるだとかのペナルティはなくただ場所を知らせるだけのものらしく俺は簡単に身体能力の上昇をすることができた。


今更だが俺のこの魔力による強化は独特のものらしい。普通は魔力を循環ではなく纏うだけのようだ。強盗した時の学校上がりは全員そうだった。


俺は魔力を右手に集めた。そうすると魔力が武器などに込めた時と同じように溢れ出てくる。そしてそれを刀のように鋭くした。これは盗みをやっていた時も毎日の鍛錬は欠かさないのだがその過程で考えついたからやってみたら以外とできたやつだ。やりすぎると壊れるかもしれないのでゆっくりしか今はできないが。まぁそれで俺の首輪の装置に傷をつけないように鍵の部分を切った。すると首輪は外れた。俺はその右手で檻の鉄の棒切り檻の外に出た。俺は念のためその切った鉄の棒一本をもち今度はそれに魔力を込めて刀の鋭さを与えた。


俺は彼らが来た方向の反対側に向かった。するとそこには壁があった。


「ヨシッ。これで出れる」


そう言って壁を切ろうとした時、横から声がした。


「そこのあんた、私を助けなさい」


厄介事の声がした。


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