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名前のないどこにでもあるただの物語  作者: 5110
名前のないどこにであるただのプロローグ
2/11

名前のないどこにでもあるただの転生

なんか主人公って無償で助けたりなんでも拾ったりする奴多いなと思ったから捨てまくる主人公が欲しくてかいた。後悔はしてない。

後悔


この言葉はいつもすぐそばにある。あれをやらなければよかった。これをやらなければよかった。そんな事を思った事はあるだろう。この世に後悔しない人間はいないだろう。かくゆう私もそうだ。あの時あの信号を渡っていなければ。あの時階段で上がっていれば。あの時コンビニによらなかったら。あの時あの電車に乗っていなければ。あの時あの時間に家を出なければ。そんな後悔が頭の中に渦巻いている。


まぁ別に私の後悔など誰も聞きたいとは思っていないだろう。それではなぜ後悔しているのか。その現状をお伝えしよう。


「オギャー。オギャー」


私はなんと赤ん坊になってしまったからだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



そんなこんなで始まった赤ん坊生活。またまた赤子からのやり直しだとは。前の赤子の時の記憶などないが。


まぁいい。現状説明だ。私が生まれたこの場所はヨーロッパあたりではないだろうか。言葉が全くわからないが白人が多い。両親の名前はまだよくわからない。まぁトリップものならよくある話だ。そんなどんな物語でも書いてあるようなどうでもいい事は省かせてもらおう。


今から語るのは私の前世の事だ。私が前世で苦手だった学校の科目、自分の嫌いな人間や自分の嫌いな食べ物、家族の中で嫌だったところや友人関係で不満だったところ。近所で起こった問題や親戚の中でも特に対立していた人物。殺したいほど憎んだ相手に憎まれていたであろう人物。そんなものを赤裸々に話していこう。


まずは私の名前だ。いや名前と言っても前世で付けられていた名前だ。南谷なんや 雷音らいおんそれが自分に付けられた名前だ。いわゆるキラキラネームとかそんな風に呼ばれているアレが私に付けられたものだ。なんとも私は小学校でどんな扱いを受けたことか。下の名前は父親が付けた名だ。南谷というのは母親の家の細谷というのと父親の家の南島を合わせたものらしい。ちなみに親は別々に名乗っている。なんと子供思いの親なのだろうか。昔の親への皮肉も今や虚しくなるだけの乾いた言葉だ。次。


次は私の職業だ。職はどこにでもある会社の営業部だ。有名な会社に入ったものの特に何もなくなんとも考えることもないそんな日々だった。次、と言いたいがこんなことをしていても何にも意味がない。特に意味もない行為はここまでにしよう。


女性の顔が見える。彼女は多分母親だ。いつも私を見て微笑んでいる。此方が笑顔を見せればすごく喜ぶのでよくそうしている。父親はというとたまにしか顔を見せない。一週間に何度と決まっていないため一切顔を見せない週や何度もなんども顔を見る週など規則性がない。まぁこの父親のネーミングセンスが普通だといいのだが。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



3年ほど経っただろうか。言葉もわかる様になり時も読める様にもなった。そしてわかったことも3つある。


まずは自分と親の名前。私の名前はレオ。レオ シモンドだ。父親はジル シモンド。母親はキルナ シモンドだ。俺はシモンド家に生まれた長男の様だ。この家は貴族というわけでもなくメイドさんや執事さんはいなかった。


次にここが私の知っている地球ではないということだ。なんでそんなことを言えるのか。それにはちゃんと理由がある。それは魔法の存在だ。よく子供の頃に聞く英雄譚や童話の中などに出てきた。ちなみに俺は魔法の才能はないらしい。まぁ魔法の才能は10人に1人というかなり少ないものらしく、ないのが普通だと言われた。その代わりと言ってはなんだが俺は魔眼を持っていた。魔眼というのはただ魔力を見ることができる目だそうだ。先天的に持っている人は少ないが訓練すれば見れるようになるらしい。


そしてこの国の名前だ。この国の名前はドール。グランドという大陸の南の方に存在する国だ。ドールはグランド大陸でも有数の武器などを作っている国で、生産能力であれば大陸1だ。故に職人達が街には多い。いたるところに武器がゴロゴロ売っている。


最後に、人外の存在だ。人外というのは今から1,000年前、グランド大陸ですべての国を巻き込んだ大戦争が起こったのだが、それは唐突に中断させられた。海から上がってきた一匹の怪物が一つの国を潰したのだ。いや、一つの国を潰しただけならマシだった。その怪物は一国を潰した後、周りにある国をも壊そうとした。それ故にグランド大陸の国はその怪物を仕留めるため一致団結して戦った。その成果もありその怪物は倒せたのだが、その怪物の体の中から大量の人外が這い出てきた。その怪物が食べていたものが死んだことにより出てきたらしい。その人外達は壊れた国に住み着き、その勢力を広げてきているらしい。それを止めるためグランド大陸の国々は同盟を結び人外と今も戦っているということらしい。ちなみに怪物はユルムンガンドという名前で、全長数千Kmの長さの蛇だったらしい。


この3年ただこの世界についての知識を得ていただけではない。鍛えていたのだ。腕立てや腹筋、背筋と行った普通のものではない。まず握力だ。この世界には数多の武器があるがそれを扱う上で一番持っていなければならないのは握力だからだ。


次に魔力だ。魔法が使えなくとも魔力というのは万物に宿っているらしくそれを体に込めることで肉体の強度や性能を格段にあげることができ、さらに武器などにも込めることで強度や切れ味をあげることができるらしい。俺はその魔力を体の中で動かしてスムーズになる様にしていた。例えば、体の中の血液の流れの様に心臓から全身に向かって流れる様にした後それをまた心臓の辺りに戻して循環させたりした。すると3歳児の俺が5キロほともある箱を持つことができた。その時ははしゃぎ過ぎて一分後くらいに魔力が切れたのか意識が遠くなり箱を落として父親にとてもしかられたが。物に込めるというのも試した。木の棒に魔力を込めるとなかなか折れなくなり先の尖った木の棒はならば木に刺すことができた。この魔力を込める方にはさらに先があるらしく魔力を多く宿すと魔力が木の棒の周りにまで出てきた。その木の棒で木を叩くと木からミシッという音がした。魔力を込めれば込めるほど強くなるのではと思い力一杯込めたら、魔力に耐えられなかったのか木の棒は崩壊していった。その後も魔力の使用を上手くしようと木の棒の周りに溢れた魔力を操ろうとしたら以外にもできた。魔力を鋭くすると簡単に木に刺せるようになり、刀のように片方だけ切れるように鋭くすると木に刀傷を残すこともできるようになった。


まぁそんな努力に努力を重ねた3年だった。多分大人になるまでは努力をするだろう。前の人生もそうだったように。


そんなこんなでさらに2年経った。そしてあんなことが起こった。

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