序章
〜愛はどんな形でも愛。
ならば、どれも真実の愛だろうか?
きっとそうなのだろう。
いや、そうであって欲しい。
私はそう思う。〜
トリネゴア王国
貧しくはなく、むしろ裕福な国だった。
この国にも法律があり、その法律によって国は国として成り立ち、また平和な世の中であった。
僕は、なにも遠い遠いおとぎ話をしようとしてるわけではない。
これは、少しだけ昔々のお話。
この国に住む、王子と姫のお話。
王子には王子の守らなければならないものが、姫には姫の守らなければならないものがあって、2人とも絶対に知られてはならない秘密をもっている。
いや、秘密なんかもってないかもしれない。
でも、これはまだきっとプロローグ。秘密があるって言った方が、おもしろそうでしょ?
おとぎ話でなくても、きっと大事なお話。
君にだってあるだろう小さな秘密くらい。
その秘密を隠すことが正しいの?それともさらけ出すことが正しいの?
この国に大事なことは、平和であること。
その為の、法律であり、王様である。
その王様は男でなくてはならない。
何故か?そう決めることで、この国のトップが男であることを、紛いないものにして、自国や他国からの攻撃を防ぐため。
差別に聞こえるだろうか?
でもこの国を作った王様は、それが平和への道だと言って法律に書き記した。
もう一度だけ言っておこう。
これは、少しだけ昔々のお話。




