表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

〜プロローグ〜 第1章貧乏くじ

 

  〜プロローグ〜


 右、山。

 左、海。

 どこだかわからないけどすごくいい景色だよ。

 僕は家族旅行で遠くに行くとちゅうだよ。なんだかよくわからないけどすごくきれいなところに行くんだって。

「お父さん、なにがきれいなの?」

「うーん。全部かな。」

「全部ってどの・・・」




 覚えているのは衝撃。悲鳴。激痛。

 見渡す限りの赤。紅。赫。

 父の上半身は消えていた。

 母の悲鳴が頭に響く。

 弟はもう形を保っていなかった。




 ガソリンの匂い。押し寄せる炎の熱さ。


       恐怖。




僕はすべてを失った。失ったものは消えていった。


 

 そして世界が濁って見えた。少なくとも透き通ってはいなかった。





   どこ?


   痛い。

   なんで?


 助けて。

     お父さん、 

   お母さん、  



          赫。


 


      夢。









     どうすることもできなかった



 目覚め。

 ここは何処?

 お父さんは?お母さんは?弟は?家族は?

  

  いないの?


 お医者さんがきた。

 僕は無傷で助かったんだ。奇跡なんだって。

 

 なんだか怖かった。一人だけだった。周りの人が悪い人にみえた。

 

 なんで奇跡なの?僕にはもう誰もいないんだよ?


 そんな目で僕をみないで・・・

 怖いよ・・・

 

 恐いよ・・・  



 助けて、     



 お父さん、お母さん・・・





   僕は悪夢を見た。


 抵抗の方法なんて思いつかなかった。










一章 貧乏くじ




 俺は考えていた。残りの290円でどうやって今月をのりきろう。

 とりあえず・・・

 って無理だろ。あと16日。1日あたり18.125円。

 へ?

 死ぬよ?俺。

 でも290円しかないしな。

 と、答えのない問いかけに一人でうんうん唸っていた。


 俺には親がいない。親の記憶もない。

 気付いた時には施設にいた。なんで施設にいたのか考えたことがなかった。第一、考える意味がわからなかった。


それなりに勉強していたし、それなりの高校に入学できた。

 そして高校に上がると同時に独り暮らしを始めた。

 金はナントカとかいう機関からナントカっていう制度でかってに振り込まれている。

 だから不自由な暮らしをしたおぼえはないし、独りのが楽じゃない?少なくとも俺はそう思う・・・

 あ、ポケットに振動。

 ん、ケータイが鳴った。

 ケータイを開く。突然謎の画面。

『あなたはゲームプレイヤーに選ばれました』

 と、表示。

はぁ?なんだこれ。

 と、思った瞬間。画面が変わった。

『あなたはゲームをやりますか?』

 意味が分からなかった。

 思考停止。んー、頭の中が真っ白だ。これで存分にお絵かきできるぜ。

 …真っ白って表現ピッタリだなとかかんがえつつ、

 えっと、テレビゲームとかならそれなりにやるぞ、とケータイをいじる。


選択  『はい』  『いいえ』

 

 迷わず『はい』を選ぼーうっと。

ケータイの決定ボタンを押す。

 すると謎の画面はパッと消えていつものシンプルな幾何学模様の待ち受けになっていた。

 なんだったんだ?かなり気になる。タチの悪いアンケートとか?友達からの嫌がらせ?それともワンクリック詐欺とか?

 そういった知識、俺にはないが、いろいろ考えてたら不安になってきた。

 まず、あのへんな画面なんだよ。あんなの見たことないよ。

 そうやって歩きながらケータイとにらめっこをしていた。またケータイがなった。

 ちょっとビクってなったけどビビってはいない。ちょっと知的好奇心が心の中で飛び跳ねただけなんだからね。

 なんか一人で言い訳してたら虚しくなってきた。

 非通知からの電話だ。とりあえず出る。

「はい」

「私はゲームの進行を任されたものです。ゲームのルールを説明させていただきます。」

 ん?げーむ?なにそれ?

「あー、ちょっとまって…とりあえず聞くよ?これ、何ゲーム?」

「すいません。質問は受け付けておりません。」

 そーですか。説明する気はまんまんでも理解させる気はゼロですね。

「まずゲームプレイヤーについてお話しいたします。」

 えっと、俺のことか?

「ゲームプレイヤーは全部で十人存在しています。あなたは4番のプレイヤーとしてゲームに参加することになります。」

 なるほど・・・

 要するに、俺みたいに『はい』を即答した人の集まりでゲームをするってことだね。なんかアホっぽい空気が流れているのは俺の錯覚であると信じたい。

「ゲームの内容については後々連絡いたします。あなたは自分自身の特異な力を使い」

 へ?特異な力って何?そんな当たり前のように話されても俺には心当たりが全くないんですけどー(泣)

 それよりもさ、そのゲームもしかして『特異な力』とやらが標準装備されてたりしないよね?そんな準人間(その力、人間技じゃなさそうだから準でも付けとけ)のオンパレードだったら俺浮きまくりじゃね?というより逃げ延びるのも無理じゃね?

「・・・て下さい。それでは健闘をお祈りしています。」

 ツーツーツー

 あれ?話終わって電話切れてるんですけどー大事な部分聞きそびれたっぽいんですけどー

 リダイヤルでもしてゲームのこと聞いてみよっかな。

 そんなことする気ないけどー

 はあ、わけわかんね。

 冷静になって考えてみて驚いた。ふざけてたらゲームのこと何もわかんないジャン。一個だけわかるのは俺みたいに謎の質問にホイホイ答えるアホっぽい人が全部で十人いるってことか。

 ん?でもアホっぽいなんてまだわからないな。悩んだ末にゲームに参加した人もいるかも。じゃあ今のところアホっぽい人が確定してるのは俺だけってことかー

 わーい。あほっぽいひとなんだってぇー俺。

 ・・・ほんとにアホっぽい人になってる。ちょっと悪ふざけしただけだったのに悪乗りしすぎた。

 脳内メモに

・悪ふざけ×悪乗り=アホっぽい人である。

 と、付け足してみる。なんか役に立たなそうだな、とか真面目に思う。

 ついでに

・通話中×飛躍しまくる脳内=通話終了を知らせる電子音

 も付け足しておこう。

 さらに薄っぺらいメモになってしまった。

 なんかもう、廊下に、ここは廊下ですって張り紙を張り出すくらいの無意味なメモな気がする。

 ん、これも付け足しておこう。

・廊下アピールされた廊下=俺の脳内メモ

 なんかもうわかんなくなってきた。それっ、という掛け声と一緒に脳内メモを廃棄処分する。楽しいひと時をありがとう。

 


読んでいただいた方ありがとうございます。

はじめまして藤河昂示郎です。


内容の薄い作品ですいません。次回はいつになるかわかりませんが、気合を入れて書きたいと思います。

それでは、また次回作でお会いできることを願います

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ