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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
5章伯爵から???

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叔父上逃走する

新たにブックマークをしてくれた方、ありがとうございます。


さて、相変わらず平穏な日々が続いている。


俺が領主になり、2週間が過ぎた。


エリカとアキトの訓練も、順調に進んでいる。


やはり、明確な目標があるとないとでは、上達の具合がまるで違う。


さらに、ライバル意識もあるので相乗効果が期待できる。


もっと言えば、俺も触発されてウズウズしてきたところだ。


そして、そんなある日のこと……。


俺は執務室で、サユリさんと二人きりだった。

といっても、そういうアレではない。

今は、エリカ達の護衛はシノブに任せている。

サユリさんは、秘書として優秀だ。

俺は、非常に助かっている。

そして俺は、サユリさんの護衛をしている。

つまり、持ちつ持たれつということだ。


「いや、本当に優秀だな。計算間違えもないし、字も綺麗だ」


「ふふ、ありがとうございます。……まあ、父が厳しかったので」


「そうか……すまない、嫌なことを思いださしてしまった」


「いえ!ユウマさんが、謝ることではありません!寧ろ、嬉しいです。こうして、私でもお役に立てて。ホムラさんは魔法使いとして優秀ですし、私だけ何も出来ないのは嫌でしたし」


「まあ、ホムラが例外でしょうけどね。まさか公爵令嬢とは、思っていなかったからなぁ……」


そうなんだよな……たまに忘れるが、アイツ公爵令嬢なんだよな。

普段は、ポンコツだからな。

まあ、それが可愛いところでもあるのだが。


「ふふ。でも、そんなところがお好きなんですよね?」


「……まあ、否定はしないかな。そちらこそ、叔父上のどこがいいんです?」


大体の経緯は聞いたが、それでも疑問である。

とてもじゃないが、ご令嬢が惚れるような人柄ではないのだが……。


「あの何物にも縛られない感じに、憧れています。国王様の誘いを断り、上級貴族の誘いも断り、孤高を貫いています。私は、お父様のいう事を聞くだけの人形でしたから……」


いや……叔父上の場合、孤高というか……単に面倒なだけだったと思うのだが……言わぬが花か。

本人がそう思うなら、それがその人にとっての真実だしな。


「まあ、叔父上は自由人ですからね。俺は、よく振り回されましたよ……。おかげで、タフにはなりましたけど」


「では、色々聞かせてもらえますか?シグルド様のお話を」


「ええ、良いですよ。こんなこともありまして……」


その後休憩も兼ねて、お茶の時間となった。


そろそろ切りが良いので、仕事に戻ろうとした時、その人はやってきた。


「おう!ユウマ!久しぶりだな!お互いに色々大変だっ………あ、あんたは!!」


「叔父上!お久しぶりです!お元気そうで、良かったです!」


「シグルド様!お会いしたかったです!ご無事でなによりです!」


「あ、ああ。おう、俺用事あるから……ま、またな!」


俺は全魔力を一瞬で溜め、叔父上を捕まえる!


「なに!?この俺が捕まるだと!?……どうやら、完全にものにしたようだな。だが、甘い!!」


叔父上は俺の手を振り払い、逃走する!


「待てや!コラァー!往生際が、悪いのではないですか!叔父上!!」


「ウルセェー!ちょっと自分がヘタレ卒業したからって、偉そうに言うんじゃねぇ!」


「テメー!今なんて言った!?上等だ!捕まえてボコボコにしてやる!」


「ハハハ!やれるものならやってみろ!10年早いことを教えてやろう!」


「だったら、逃げるんじゃねぇ!」


「く!さすがに速さでは、分が悪いか!」


「よし!追いつくぞ!」


「こうなれば……ハァァ!フン!!」


叔父上は振り向き、拳による風圧を放った!


「ッ!クソ!押し戻された!」


「ハハハ!まだまだだな!さらばだ、ユウマ!」


叔父上は階段を、駆け下りていく。


「いや……まだ、間に合う!」


俺は急いで、追いかける!


玄関を出たところで、見失いそうになる!

ん?あれは……よし!いいタイミングだ!


「シノブ!叔父上を止めろ!ホムラ!死なない程度に、魔法を放て!」


「はい?……了解です!」


「オホホ!ワタクシに任せてください!」


「うお!お前ら!ズルいぞ!!く!魔法は苦手だ!」


叔父上はシノブの攻撃と、ホムラの魔法を凌いでいる!

うーん、相変わらず凄い力量だ。

おっと、感心している場合じゃないな。


「叔父上!覚悟!!魔斬剣!!」


「しま!ぐぉぉぉ!!!」


叔父上は背中から斬撃をくらい、吹っ飛んだ。

あ、やりすぎたかも知れん……生きてるかな?






俺らは叔父上を縛り上げ、連行した。


「はい、サユリさん。告白から逃げ出すような男は、煮るなり焼くなり、ご自由にどうぞ」


「え?え?どうして縛られてますの?」


「そうだ、そうだ!不当な扱いに抗議する!」


「叔父上は、黙っていてください。敗者なのですから」


「……仕方ない。サユリ、悪かったな。逃げたりして。しかし俺は今、誰とも付き合う気は無いんだ」


「……そうなのですね。ん?誰ともということは?好きな方がいるわけではないのですね?」


「ん?あ、ああ。まあ、そういうことになるな」


「では、私が好きでいるぶんには問題ありませんね!」


「……お、おう」


おお、叔父上が押されとる!

意外と、どストレートに弱いかもしれんな。

今までは、夜のお姉さんばかりだったからな。


「叔父上、何か言うことは?俺は、叔父上を見損ないたくないですよ?」


「……わーったよ!ユウマに言われてはな……。サユリ、一つだけ願いを言え。付き合うとかはなしだが」


「では、きちんとお話をしてください。それでも振り向かせられないなら、諦めますから」


「……わかった、約束しよう」


ふぅ、これにて一件落着かな?

やれやれ……世話の焼ける叔父上だ。


「よし、ユウマ。闘技場にいくか」


「はい?」


叔父上を見ると、闘気が溢れている!

そしていつのまにか、縄を千切っている!


「さっきのは、良かったぞ?良い一撃だった。今度は本気でやろう」


あ、ヤバイ……これ火が付いちゃったやつだ。


「まあ、叔父上。とりあえず、お茶でも……」


「いいから、いくぞ!!」


「ちょ!?引っ張らないでください!」


その後闘技場に連行され、なんとか惨敗だけは避けられた。


だが、身体中ズタボロだ。


いや、望んでいたことだから良いんですけどね……。

少しでも興味を持った方、続きが気になった方。


お手数ですが、ブックマークと下にある☆を押して頂けたら幸いです。


モチベーションが上がり、やる気がでます!

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