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クラン白き風と話し合い後半

俺の問いかけに、40代半ばのノインが手をあげ申し訳なさそうに言った。

あっしは歳も歳なんでいい機会なんで冒険者そのものをやめようかとおもっていやす。団長には何度も命を救ってもらったのにすいやせん」


俺は努めて明るく言った。


「なに言ってるんだ。ノインこそこんな自分の息子ぐらいの歳の俺なんかに今までよくついてきてくれた。ありがとう、ゆっくり休んでくれ」


ノインは涙ぐみ「もったいねえお言葉です。確かに最初はどうなるかと思いやしたがこの世知辛い世の中でも身の危険を顧みず命を救ってくれた団長について行こうと思いやした」


俺はニヤっと「なに貴重な戦力がなくなったら困るしな。それに団員を守るのは団長として当然だしな」


「いやいや、なかなかできることではありやせん。団長は年下ですが尊敬できる人です」


「よせやい、照れるじゃねぇかい。それでこれからどうするんだ?」


「家に帰ろうかと。息子も結婚して家を出たんでこれからは今まで心配ばかりかけた分女房と二人で静かに暮らしたいと思います」


「そうか・・・寂しくなるな。そのうちおまえの家にいってもいいか?」


ノインは笑顔で「当たり前じゃないっすか!女房を喜びやす!」


「ああ、必ず行かせてもらうな」


俺はそこで周りを見渡し「さて、残ったやつらはどうしたい?」


すると18歳の女性シノブが「私は団長について行きます。すでにこの命は貴方に捧げていますから。てゆうか置いて行ったら泣きますよ?」


俺は「おまえは相変わらず重たいなぁ。いいんだぞ?これを機に俺から離れても。おまえほどの腕のアサシンならどこいっても引く手数多だろうに」


実際そうなのだ。こいつはちょっと残念なとこを除けば見た目もスタイルも良し。


しかも腕も良い優秀なアサシンなのだ。


ランクも上級者の3級だしなー。ホント俺なんで団長なんだろ?


「嫌です!団長について行きます!たとえ見た目や性格がタイプじゃなくても団長の側がいいんです!」


「いやなんで俺貶されてるの?おまえはよくわからん。まあ、いいや。はい、次ー」


流された!とか声がするが無視して俺は言った。


するとアロイスが残りのメンバーを見渡し代表して言う。


「多分ここに残ったやつはみんな団長について行きたいってことだと思いますぜ」


すると残ったメンバーがうんうんと頷いていた。


俺は一言心を込めて「すまん、感謝する」と頭を下げた。


すると皆「やめてくだせい!」「好きでついて行くんですから!」「もっと謝ってよ!」とそれぞれ声をあげ言った。


なんか最後おかしかったけど気にしない気にしない。


なんかまた流されたー!とか聞こえるけど気にしない気にしない。


俺は頭を上げ「では確認だが活動が減るかもしれんが俺がこのまま団長でいいんだな?」


俺がそう言うと、皆それぞれコクリと頷いた。


「では俺が不在の時はアロイスに団長代理として動いてもらう」


「へい、わかりやした」


「ではノインを除く連中はこの後実家について来てくれ。これから俺の継承について実家で話し合いをするのだが皆長い付き合いになるだろうからお互いに自己紹介しておこうと思う」


俺は皆が頷くのを確認し、部屋を出た。


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― 新着の感想 ―
[一言] 実家の規模がもう少し大きければ雇う事も有り何だろうけどね。
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