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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
3章 準子爵から子爵になる

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サイドストーリー~アテナ~

少し時間が戻ります。


一章の間の話です。

アタイの名はアテナ。

冒険者を生業にしている。


団長と知り合ってから三年くらいか。

生まれは多分この国だと思う。

だが、冒険者登録したらすぐに国を出た。

そして、各地を放浪していた。


そして、久々に王都に帰ってきた。

そこで青臭い餓鬼と知り合うこととなる。

それが団長だ。

正直、他の皆みたいな劇的な話はない。

ただ、ある時に救われ、成り行きで入っただけだった。

もちろん、今では良かったと思っている。




さて、そんなアタイは今とても悩んでいる。

それは、団長の家に行った時に起因する。

ある人と仲良くなったのだ。


その人の名前はハルカさんという女性だ。

団長の初恋相手らしい。

アタイとは違う、貴族のお嬢さんだ。

ただ、話してみると楽しかった。

見かけによらず男勝りで、馬が合ったのかも。



そして、そのハルカさんに友達になってと言われた。

アタイはただの平民だ。

いや、それどころがスラム街で生まれ、親の顔もしらない。

そんなアタイが友達でいいわけがない。

まあ、ただの社交辞令だと思うけど。


ところが、そのハルカさんから手紙が届いた。

今度いつ遊びに来ますか?と。

アタイは焦った。

社交辞令じゃなかったのかと。

そして、迷った。

どうしたらいいのか……。


迷った末に、団長に相談した。

そしたら、自分家に遊びに来る感じで来れば良いと。

なるほど、確かに団長の前の住処にはよく行っていた。

まあ、正直全然違うだろ!?と思った。

だが、気持ちは少し楽にはなった。


アタイは勇気を出して、手紙を送った。

字も汚いし、文章もよくわかんないし、大変だった。

あんなんで良いのか?


だが、返事はすぐに来た。

しかも、物凄い綺麗な封筒。

そして、綺麗な字で書かれた文字。

丁寧な言葉遣い。

アタイは本当に仲良くしていいのか?



そして、いよいよ当日になった。

アタイは勇気を振り絞って、門の前まで行った。

何か言われるかと思ったが、特になかった。

ユウマ様から伺っておりますと。

ああ、あいつも貴族なんだよなと、今更思った。

団長はそんな感じしないからなー。


そして、セバスという執事に案内され、部屋に入る。

そこは別館の奥の部屋で、人気(ひとけ)もない。

どうやら、団長の言う通り、ハルカさんは複雑な立場のようだ。


そして、ハルカさんと話をした。

団長の小さい頃の話や、自分のこと。

アタイは団長と出会ったころや、自分のこと。

アタイがスラム街出身と言っても、顔色一つ変えなかった。

ああ、もしかしたら友達になれるかもと思った。


そして、話は意外な方向に進んだ。

なんと、アロイスがタイプだと言うのだ。

これには、アタイも驚きを隠せなかった。

そして、爆笑した。

だって、あのアロイスだぜ?

女が泣いて逃げ出すと評判の。


ハルカさんは膨れていた。

そんな仕草も可愛くて、羨ましいと思う。

アタイは可愛くないし、口も悪いしね。


ハルカさんは変わった人のようだった。

表情がコロコロ変わる。

アタイはいつのまにか、敬語も忘れ、楽しんでいた。


そして、アロイスについて色々聞かれた。

どんな服装が好みとか、どんな髪型が好きかとか。

正直、アタイもよくわからない。

だが、できる限り答えた。


そして、ハルカさんは爆弾を放つ。

アタイに好きな人いないの?と。

アタイは焦った。

そんなこと考えたことない!


アタイはこの見た目だから。

酒を頼んだら、止められる。

夜歩いては、補導されそうになる。

変な趣味の男に狙われてる。


なので、そうゆうのとは無縁だった。

そしたら、ハルカさんは言った。

イージスさんと仲良さそうだけど?と。


最初、何を言われたのか、理解できなかった。

だが、理解した時、叫んでた。

そんなわけねえ!と。

ハルカさんは驚いた様子だ。

アタイは謝った。

怒鳴って悪いと。


そして、一度その話は終わりにした。

ハルカさんが上手くやってくれた。

ハルカさんはとても気配り上手で、素敵な人だ。

団長が惚れるのも無理はないな。


そして、帰る時間になる。

すると、ハルカさんがに頼まれた。

ハルカと呼んでくれないか?と。

そして、また遊びに来てくれる?と。


アタイは迷った。

呼び捨てにしていいのか?

また遊びに行っていいのか?



アタイは勇気を出して言った。

ハルカ、また来るから遊ぼうぜと。

心臓がバクバクしている。


ハルカは満面の笑みを浮かべていた。

手を握られ、ブンブンされた。

とても嬉しそうで、アタイも嬉しくなった。


アタイも友達いないからな。

ホムラとシノブとは、仲良いとは思う。

だが、あくまで仲間という認識だ。

友達とは違う。


こうして、訪問は無事終わった。

アタイは帰り道を歩きながら、考えていた。

イージスかぁ………いやいや。

まあ、悪い奴ではない。

むしろ良い奴だ………いやいや。


イージスは泥臭いが、良い腕をしている。

本人(いわ)く、最初は酷かったらしいが。

団長に心酔している、立派な男だとは思う。

家族思いで、仕送りもしているしな。



………いかんいかん!アタイは何を考えている!?

ハルカがあんなこと言うから、意識しちまう!

良い父親になりそうとか、大事にしてくれそうとか。


まあ、よく考えてみればあっちが嫌だろうな。

アタイみたいな可愛くない女は。

アイツなら、そのうち良い女ができるだろう。



まあ、それでも……。

どうしてもと言うなら、考えてやらんこともない。

アタイは帰り道、そんなことを思った。



少しでも興味を持った方、続きが気になるという方。


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