サイドストーリー~シノブとホムラ~
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さて、オーガジェネラルを倒したわたし達は、久々の休息を満喫していました。
今日はー団長がギルドマスターと報酬について話し合うとのこと。
なので、自由にしろと言われました。
なので、わたしはこの折角の機会にホムラを誘い、街に繰り出すことにしました。
「どうしたのですの?貴方がワタクシを誘うだなんて」
「まあ、そうなんですけどねー」
わたしとホムラの関係性は中々複雑だ。
出会ったのはホムラが先。
パーティーに入ったのはわたしが先。
一緒のパーティーになってからは、団長の知らないところで度々揉めていた。
わたしは団長の子種がほしいので、積極的に迫っていた。
でもホムラはそれを邪魔してきた。
はしたないとか言いながら。
自分だって迫ればいいじゃん!というと顔を真っ赤にした。
そんなことできません!って言ってた。
ただ共通していたのは、2人とも団長が大好きなこと。
団長に、迷惑はかけたくないということだった。
なので、一度ケリをつけることにした。女の戦いである!
といっても戦闘タイプが違すぎるので、実際の戦闘はしていない。
やったことは、所謂キャットファイトである。
ホムラがわたしの頬を叩いて言いました。わたしの方が先に出逢ったのに!
わたしも叩き返して言いました。そっちがいつまでもウジウジしてるからです!
ホムラが叩き返して言いました。ワタクシにだって色々事情があるのですわ!
わたしもまた叩き返して言いました。それはこっちだって同じです!
そうしてその後もくだらないことを言い合いました。
そして、一先ず停戦条約が結ばれました。
2人で団長に近づく女を潰していこうと!団長の側にいるのはわたし達だと!
何故なら団長はモテモテですから。自覚ないですけど。
まあ、わたし達が排除しているのも自覚がない一因ですけど。
そんな訳で、わたしとホムラは決して仲が良いわけではありません。
所謂ライバルでもあり、同盟を結んだ相手であり、パーティーの仲間でもあるわけです。
もちろん、もう付き合いは長くなってきたので、いがみ合うことはなくなりましたけど。
ただ、2人で出掛けたりするのはこれが初めてかもしれません。
「いや、たまにはいいかなと思いまして」
「ちょっと怖いのですけど?貴方がそんなこと言うなんて・・・」
「むー!ひどくないですかー?同志じゃないですか」
「まあ、そうですけど・・・貴方何か悩んでますか?」
「まあ・・・そうですね。エデンについていくか迷ってたんですよねー」
「ええ、聞きましたわ。まさか貴方・・ワタクシが団長とあまり居られないからと、気を使ったのではありませんよね?」
「まあ、それも無きにしも非ずですね。ただ、それだけだったらホムラに怒られてしまうので、理由は他にあります」
「・・・そう。わかっているのならいいのです。貴方にだけは同情はされたくありません。そ、その貴方はワタクシが唯一認めるライバルですから・・・」
ホムラは照れ臭そうにそう言った。
わたしは不覚にも少し嬉しかった。あまりこういう事言わないから。
ちなみにわたしも照れ臭かった。
「あれ?ホムラ?デレ期ですか?」
「もう!茶化さないでください!相変わらずなんだから・・・ではその他とやらで話があるのですか?」
「ええ。詳しくは言えないんですけど、もしかしたらわたしの里に行った際に、問題が起きるかもしれません」
「・・・わかりました。それでワタクシは何をすればいいのです?」
「あれ?何も聞かないんですか?」
「まあ、ワタクシも色々隠してた身ですから・・・おそらくですが、貴方も団長にいらぬ負担をかけたくないから、ワタクシに言いに来たのでしょう?」
「あちゃーバレましたね。ええ、そうなんですよー。まあ、何も起こらなきゃそれでいいんですけどねー。一応保険として、ホムラにはこれを預かってほしいのです」
「これは封筒?どの場面でどのように使うのですか?」
「これは何も無ければ捨ててください。で、わたしの忍びの里で団長に何か問題が起きたら、これを団長に渡してください」
「ワタクシはただ渡せばいいのですわね?」
「ええ、そうです」
「わかりましたわ。責任を持って預からせてもらいます」
「なんたが、やけに素直ですねー?いや、楽でいいんですけど」
「いや、その・・・貴方には感謝しているのですわ。貴方はその気になればワタクシを排除して、団長を独り占め出来たはず。でも貴方はそれをしなかったどころか、素直になれないワタクシをフォローしてくださいました。なので、貴方の力になりたいと思ったのですわ」
「まあ、否定はしませんねー。でもわたしはホムラ嫌いじゃないので、別にいいかなと。わたしは団長の側に居られれば何でもいいので。もし、わたしを排除するような女なら話は別ですけどねー」
「そ、それは怖いですわね。貴方ならやりかねないところが。ですが、同じ気持ちです。ワタクシも団長の側に居られればそれで幸せですわ」
「じゃあこれで同盟強化ですね!まったく団長は果報者ですね!こんな良い女2人に惚れられて」
「ふふ。ええ、そうですわね」
その後は2人でお茶をしたり、お買い物をしたりして楽しんだ。
まあ、たまにはこういうのも良いかもですね!




