どうやらまずは子爵になるらしい
これにて三章が終わりになります!
あとはサイドを2、3話。幕間を挟んで4章開始です!
あの戦いから3日が経ったが、まだ俺達は街にいた。
冒険者ギルドから報酬も貰い、外のゴブリンやオークの片付けも終わった。
街の人達からのお礼も、沢山頂いた。
そして、激戦での傷も癒えた。
もうすぐエデンに行かなくてはならないので、帰りたいのだが理由があり留まっている。
激戦から一夜明けた昼頃に伝令がきたのだ。
なんでも国難を救ったので、偉い人が直接街に来られるようだ。
なのでそのまま待機という命令がでた。
まあ、という訳で皆で観光をしたり、軽く稽古をして過ごしていた。
そしていよいよ王都から来た人が到着したようだ。
俺は皆を代表してお迎えにあがった。
「やあ、ユウマ殿。この度は街を救ってくれて感謝する。国王様も大層喜んでましたよ」
「いえ、ガレス様。貴族として当然のことをしたまでです。宰相が国を離れてよかったのですか?」
「まあ、あまりよろしくはないのですが・・・ことがことですから。国王様が行きたがっていましたが、流石にお止めしました。なので代理で私が来たのです」
「はは、それはご苦労様です。確かに国王様が国を離れたら一大事ですから」
俺は、宰相様をつれて人々が集まる広場へと向かう。
そこには市民や兵隊が詰めかけていた。
俺が姿を現すと歓声が上がる。
はぁ、すっかり英雄扱いだな。まあ嬉しくはあるが、くすぐったい気持ちだ。
「いやいや、大人気ですね。これなら問題なさそうですね」
「はい?どうゆうことですか?」
「まあまあ、とりあえず行きましょう」
俺達は、領主が市民に向けて挨拶をする、お立ち台の上に上がった。
「皆の者!静粛に!宰相様がお話があるそうだ!」
皆が嘘のように静かになる。そして拡声器を使い、宰相様が話し出す。
「ご紹介にあずかりました、この国で宰相を務めるガレスと申します。この度は我が国の貴族がご迷惑をおかけしたことを、申し訳なく思います。国王様も直接は来られませが、同じ気持ちでいらっしゃいます」
皆が少しザワザワする。だが、すぐに収まった。
「私が今日きたのは主に謝罪と賠償と報酬ですが、それだけではございません。この街の新たな領主を決めなくてはいけないからです。既に国王様と議会から許可を得たので、発表します」
皆がさっきよりザワザワする。無理もない。新たな領主によって生活は変わる。
今度は良い領主が来てくれると良いのだが。
「では、発表します。新たな領主の名はユウマ-ミストル!私の隣にいるこの方です!」
市民が一体となり叫んだ。
ウオオオオオオ!!!!!!!
だが、俺は頭が真っ白になっていた。
は?俺がなんだって?いやいや!そんな馬鹿な!?
「さあ!この新たな領主にユウマ-ミストルが良いという方は声を上げてください!」
ウオオオオオオ!!!!!!
「バンザーイ!!」「ユウマ様!!」「よろしくお願いします!!」
え?マジなの!?何がどうなっている!?
「ではユウマ殿。まずはこちらを」
俺は混乱しながらもなんとか平静を装い、書状を受け取る。
「これは・・・ここにいる者を子爵に命ずる。そして任務を遂行した際は伯爵とする。これは決定である。
それまでは国の直轄地とし、代官を置き預かることとする」
俺は震えそうになるのを抑え、なんとか読み上げた。
するとまた歓声が上がる。しかも中々鳴り止まない。
「では!皆さん!ユウマ-ミストルは国からの任務を終え次第、帰ってきます!それまでお待ちください!」
こうして、俺は呆然としたまま広場を後にした。
「一体どうゆうことですか!?俺はガレス様だけは普通だと思っていたのに!」
俺は宰相様に食って掛かる。さすがに理解が追いつかん。
「いえ。これに関しては私が正しいのです。いいですか?説明しますので、よく聞いてください」
混乱する俺にガレス様は説明をする。
まず、これは国難を救ったので当然とのこと。
何故なら、あのまま放置していたら、この街は滅んでいたと。
それどころか、他の村や町にも被害がでたであろうこと。
それを未然に防いだ功績は大きいとのこと。
むしろそのまま伯爵にしてもまったく問題がないこと。
ただ建前があるので子爵とのこと。
そして任務を遂行したら正式に伯爵になること。
なので、エデンでは伯爵と名乗って良いこと。
何より、今更ユウマ殿以外の人を任命したところで、市民から反発が予想されることなど。
確かにそう言われれば、そうなのだが・・・やはりピンとこない。
何故ならそんなことは何も考えていなかったから。
ただ民を守りたかったのと、貴族に絶望して欲しくなかっただけだ。
「・・・・でもあれですね?実は、最後に言った市民の反発が1番の理由ですね?」
「・・・否定はしません。もちろん、ユウマ殿の功績があってのことです」
「はぁー。わかりました。では有り難く受け取ります」
「ええ。その方が収まりがいいでしょう。では私は代官の用意をしますので」
そう言ってガレス様は去って行った。
俺はどれくらい立ち尽くしていただろうか?
とりあえず、領主の館に戻ることにした。とゆうか俺の館になるのか?
俺が戻ると仲間達が全員揃っていた。もちろん、ホムラもいる。
どうやら皆も知ったようだな。
「「「「「「団長!おめでとうございます!!!!!!」」」」」」
「ああ、ありがとう。全員実感はないがな」
さて、これからどうなることやら。
どうやら俺は、とりあえずは子爵になったようだ。
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