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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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サイドストーリー~エリカ~

今日は久しぶりに仕事が早く終わり、時間が出来たのでもう1話投稿します!

大好きな お兄ちゃんが戦争に出発した。


最初は不安な顔をしちゃったけど、わたしはお兄ちゃんが安心して出発できるよう笑顔で見送れたかな?


わたしは翌日、考え事をしながら放課後の学校内を歩いていた。


わたしは今多分女の子から虐められている?


いや避けられてる?


どうやらカロン王子と一緒にいることでそうなったらしい。


あと意外にもアキト君も人気があるらしい。


女の子達に男爵家の娘が調子に乗ってるじゃないよいわよ!とか。


カロン様は誰にでも優しいだけだけだから勘違いするんじゃないわよ!とか。


公爵令嬢の婚約者がいるんだからね!とか。


まあ、他にもいっぱい言われたりする。


そんなことを考えていると声をかけられた。


「やあ、エリカさん。こんにちは。今日も可愛いね」


「あ!カロン様!こんにちは!えへへ、ありがとうございます」


「おい!俺には挨拶無いのか!?」


「あ、アキト君もこんにちは」


「おい!おれは伯爵の息子だぞ。様をつけろ!」


「はは、いいじゃないか。この子の兄はおそらく今回の戦争で昇格するから。そのうちお前と同等以上になるんじゃないか?」


「う!確かに憧れのユウマさんならそうかも知れません。むむむ!仕方ない。小娘!君づけを許可する!」


「小娘じゃないよ!エリカだよ!」


「お前なんか小娘で十分だ!」


「はは!2人とも元気だなぁ。いや賑やかでいいね。やはり楽しいな」


最近は大体こんな感じでこの2人と過ごすことが増えた。


いいのだろうか?わたしなんかが側にいて。


わたしはもちろん好きな人の側にいられて幸せだけど。


婚約者の人とか嫌がらないかな?でもカロン様にそんなこと聞けないし。


「エリカさん?どうかしたかな?」


「ふえ?あ、ごめんなさい。ちょっと考え事してて・・・」


「ふむ・・・まあ、心配だろうね。だが君のお兄さんなら月並みな言葉だが大丈夫だと思う。。我が父上も実際に会ってみて今時若いのにしっかりして信頼できるとおっしゃっていたぞ?」


わたしが今考えてたこととは違うけど、両方の意味で嬉しかった。


カロン様が心配してくれたことと、お兄ちゃんが褒められたから。


「えへへ、ありがとうございます。心配してくれて。そうですか、国王様がお兄ちゃんを褒めてくれたのですか。嬉しいです!」


「うむ、やはりエリカさんには笑顔がよく似合う」


「え?ふふふ」


「ん?なにかおかしなことを言ったかな?」


「ごめんなさい。お兄ちゃんと全く同じこと言うので」


「はは!なるほど。それなら笑われても致し方ない。じゃあ、やはりユウマ殿もエリカさんを可愛く思っているのだな。ふむ、一度お会いして見たいものだ。色々とお話ししたいこともあるし」


わたしは動揺した。


今のはどういう意味!?


全く同じこと言うのでと言ったら、お兄ちゃんもわたしを可愛いと思ってる?


んんん?つまりカロン様もわたしを可愛いと思っているってこと!?


いや確かにいつも会うたびに可愛いって言われるけど社交辞令だと思ってるから・・・


でもそんなこと聞けない!なので別のことを聞いた。


「色々ってなんですか?」


「ふむ、言っていい範囲だと・・・そうだね。昔からの知り合いでお姉さんだと思っている方がいるのだが、その方がユウマ殿を気になっているようなのでね」


「え!?お兄ちゃんのこと好きな人が!?むむむ、新しいお姉さん候補かしら」


「はは!どうだろうね。しかし、エリカさんも相変わらず兄が好きなようだね」


「はい!だってお兄ちゃんはわたしのヒーローですから!」


そうなのだ。


お兄ちゃんはわたしが悲しかったり寂しかったりすると、わたしがなにも言わなくても側にきてくれる。


特に話をするわけでもないけど、いつもわたしの頭をポンポンとしてくれる。


それだけでわたしは悲しかったり寂しかった気持ちがどっかに飛んでいく。


「はは、いいな。そうゆう兄弟関係は・・・憧れるね」


「えっと、その、ご兄弟と仲が?」


「ああ、ごめん。気を遣わしてしまったね。いや仲が悪いということはないのだが、そもそもあまり関わりがないというのが正解かな。母親も違うしね」


「そうですよね。あまりそうゆう話はしない方がいいですか?」


「いや、とんでもない!いつも楽しく聞かせてもらっているよ」


「そうですか。なら良かったです」


「そう、ただ素敵なお兄さんでいいなと思っただけさ。な?アキト?」


「ええ、そこだけは認めます。羨ましいと!」


「ふふ、お2人ともありがとうございます!じゃあ今度わたしのお家に来ますか?あ、でも王子様は軽々しく貴族の家を訪ねてはいけないのでしたっけ?」


「うーん、まあ誤解を招くこともあるからね。でも、是非お邪魔したいが、何か口実がいるな。考えておこう」


そうして、お2人にお迎えが来たので解散となった。


するとまた女の子達がきて文句を言ってきた。


アンタ何様のつもり?とか。こないだ言ったこと忘れたの?とか。


でも幼い頃から父や兄から圧を受けていたわたしには何も怖いことはなかった。


可愛いものだ。 今のところ特に実害があるわけでもないし。ただ友達ができないのは辛いけど。


そして、今日も何も言い返さないわたしに飽きたのか去っていった。


これはお母さんに教わったことだ。


お母さんも若い頃女の人からよく嫉妬されたらしい。


そりゃあんなに綺麗だもんね。


一概には言えないけど、そうゆうのは無視するのが良いって。


反発すると火に油を注ぐようなものだからと。


わたしは1人で帰りながら考えていた。


うーん、わたしはカロン様とどうなりたいのだろう?


あの時お兄ちゃんにはそんなつもりはないって言ったけど・・・やっぱり会うたびに嬉しいし。


でも好きだけど、まだ正直付き合うとかよくわからないし。


ただ一緒にいたいとは思う。


わたしがもう少し大人になったらわかるのかな?











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― 新着の感想 ―
[一言] 婚約者が居るのに近づくのはなぁ……
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