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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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サイドストーリー~イージス~

PVが15000、ユニークが3000を超えました!


読んでくださっている方々、ありがとうございます!

オイラの名前はイージス。冒険者を仕事にしています。年齢は23歳です。


オイラの出身は、この国の北のバルザック国境に近い田舎の村です。


オイラはそこの村人の長男として生まれました。


下には妹が2人、弟が1人います。


オイラはそこで14歳まで育てられました。


オイラの身体は同世代と比べても大きくよく食べていました。


両親はいつもオイラ達をを腹一杯まで食わせてくれました。


だから馬鹿なオイラは気づかなかった。


うちが貧しいことに。


両親が限界まで働いてオイラ達を養ってくれていたことを。


ある時、オイラは木の上で昼寝をしていました。


すると他の村人が話しているのを聞いてしまいました。


ああ、あそこのうちはイージス君さえいなきゃラクできるのにねと。


オイラは固まりました。どうゆうこと?と。


そしてそのままじっと話を聞いていました。


要約すると両親は大切な祖父母の形見などを売るほど、家計が苦しいらしい。


そしてそれは間違いなく育ち盛りのオイラの所為らしい。


確かにオイラは下の兄弟よりよく食べる。


でもひもじい思いなんて一度もしたことない。


きっと両親が一生懸命働いたり、形見を売ったりして食べさせてくれていたんだ。


それに気づいたオイラは考えた。どうすればいいのか。


きっと両親に言えばそんなことは気にしなくていいって言うに決まっている。


でもまだ次男は10歳、長女は7歳、末っ子は4歳の子供だ。


これからどんどんお金がかかってくる。


特に長女は賢い子で勉強が出来るので、良い学校に行かせてあげたい。


なので、オイラは王都で冒険者になることにした。


この辺だとあまり魔物も数も少ないし、有難いことだが騎士の方々が討伐してくれる。


オイラは早速、両親に言った。冒険者になりたいから王都に行きたいと。


母さんは反対をしたが、父さんが説得して認めてくれた。


イージスももうすぐ成人の男の子だしな。ただ辛くなったらすぐに帰って来なさいと。


オイラは泣きながら両親に感謝を伝えた。ここまで育ててくれてありがとうと。


そしてそれから準備に1か月使い、オイラは王都に向かった。


そして王都に着き、15歳で冒険者登録をした。


最初は15歳にしては身長も170を超えて、体格も良いので色々なパーティに誘われた。


期待のルーキーなんて言われて、その気になってる田舎者だった。


もちろん、すぐに化けの皮は剥がれた。


武器もロクに扱えないし、鈍臭いし、空気読めないし。


もちろん、最初の1年くらいは周りの人も温かい目で見てくれた。


だが冒険者として3年経って18歳になってもオイラは8級だった。


それも戦闘系はほとんどせずに、雑用系ばかりを受けていた。


もちろん訓練は欠かさずにやっていたが、なかなか上手くいかず。


そして希にパーティー誘われても足を引っ張ってばかり。


ついには役立たずの烙印を押された。


ほとんど仕送りもできず、何回も家に帰りたいと思った。


そんな時だった。団長に出会ったのは。


オイラがいつものように訓練をしてると、綺麗な顔をした少年が声をかけてきた。


なあ、なんでいつも1人で訓練してるんだ?と。


オイラはああ、まだ新人さんだからオイラのこと知らないんだなと思った。


実際団長は14歳の期待の新人だった。オイラとは違う本当の期待のルーキー。


オイラは役立たずで誰も組んでくれないんですと言った。


すると団長は、いや良い身体してるけどと言いました。


オイラは鈍足で武器も中々上達しないと言いました。


すると団長は何を思ったのか、じゃあ俺が訓練の相手になると言いました。


今までもそういってくれた人もいたけど、しばらくすると去っていった。


どうせこの人も同じなんだろうなと思ったが、一応お願いしてみた。


そして、1か月が経った。2か月が経った。3か月が経った。


そしてなんと半年が経った。


もちろん、こんなに付き合ってくれた人は初めてだった。


オイラはこの年下の少年のことを尊敬し始めていた。


オイラの槍の腕も相手がいることで徐々にだが上達してきた。


そしてなんと団長は戦闘系の依頼を一緒に受けてくれた。


相変わらず鈍臭かったけど団長とアロイスさんという人が助けてくれた。


アロイスさんは渋い顔をしていたが団長が説得していた。


そしてピンチの度に団長が助けてくれた。


その上、傷だらけのオイラに貴重な回復魔法を惜しみなく使ってくれた。


そして何回か実戦をするうちにオイラはなんとなくだが身体の使い方がわかってきた。


ただそんな時、オイラと団長の訓練終わりにニヤニヤしながら声をかけてきた人がいた。


おい、期待のルーキーさんそんな役立たずの相手してたら時間の無駄だぜと。


オイラはその通りだと思った。期待のルーキーさんをオイラなんかに付き合わせてしまった。


でも団長は言った。俺のパーティメンバーに文句を言うんじゃねえと。こいつはただ大器晩成型なだけで役立たずなんかじゃない!と。


そしてその人は団長の剣幕に驚いて立ち去った。


オイラは驚いた。オイラなんかのためにそんなことを言ってくれる人がいるのかと。


そして何よりパーティメンバーって?と団長に聞いたら、団長は照れくさそうに言った。


なんだよ?俺はとっくにお前のこと仲間だと思ってるんだけど?と言った。


オイラはこの王都にきてどんなに辛くても泣かなかった。


しかし、その言葉に涙が溢れて止まらなかった。


こんなオイラにここまで付き合ってくれるだけじゃなく、仲間にしてくれるなんて。


そしてそこからオイラは今まで以上に訓練に励んだ。


この方に見合う自分になりたい!と強く思った。


その甲斐もあってかいきなり槍の腕前が上がってきた。身体も出来上がってきてフルプレートを装着しても疲れなくなった。


団長はただ今までのお前の努力が実っただけだと言った。


でもオイラは全部団長のおかげだと思った。だって普通の人はここまで付き合ってくれない。


そして、ずっと聞けなかったことを団長に聞いてみた。


どうしてオイラにここまでしてくれるですか?と。


団長は頬をポリポリ掻きながら、笑うなよ?と前置きしていった。


お前、妹のためにお金稼いでるだろ?俺にも可愛い妹がいてな・・・なんつーかほっとけなかったんだよ。


オイラは笑ってしまった。そんな理由かと。


団長は笑うな!って言うけど止まらなかった。


オイラはこの心の優しい方についていこうと心に誓いました。


そして正式にパーティメンバーに入りました。


そしてその後シノブさん、アテナさんといった女性が加入した。


そして、ホムラさんが最後に加入した。


そしてオイラはアテナさんのことが気になっていた。


ちっちゃくて可愛くて、でも男前で面倒見も良くて。


もちろんオイラなんかじゃ釣り合わないから、この気持ちは未だに誰にも言っていない。


そして、そこからしばらくは6人パーティで活動した。


その甲斐もあってなんとか妹の学費を稼ぐことができた。


団長には本当に感謝しかありません。


今度、団長に何かあればオイラは恩返しがしたいと強く思いました。


その後、色々あり団長は男爵を継ぐことになったらしい。


オイラは迷った。仕送りもしなきゃいけないけど、団長にもついていきたいと。


するとアテナさんが悩んでるオイラに言った。


ぐじぐじしてないで団長にお前の気持ちをぶつけてこい!アタシも後押ししてやるから!と。


もう惚れ直すしかないですよね?


そして団長に直談判しました。


最初は渋い顔した団長だったけど、アテナさんの後押しもあって兼業という形で認めてくれた。


そしてオイラはこのパーティに入ってからずっと言い続けていることを言った。


オイラは団長の盾です!団長のためなら命張れます!












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