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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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サイドストーリー~アロイス~



俺の名前はアロイス。冒険者を生業にしてる30歳独身だ。


冒険者仲間からは泣く子も黙るアロイスなどと呼ばれている。


子供は近づくと泣く。カインとマリンにも最初泣かれた。


おまけに山賊みたいな見た目の所為で女にもモテたことはない。


シノブやホムラやアテナにも犯されるー!と言われてしまう始末。


まあ、当時は傷ついたが、今となっては良い思い出だ。


団長が必死に説得してくれたな・・・あいつは見た目は山賊だが心はとても男前で良い奴なんだ!と。


傷ついていいやら喜んでいいやら。


そしてしばらくして3人にも謝られたな。


今では信頼し合える仲間だと思っている。


でも俺は納得してないことがある。


結局泣いて、叫ばれて黙ってなくね?


まあ、そんな俺は今悩みを抱えている。


団長が急遽男爵の爵位を継ぐことになった。


それ自体はまあいい。俺が得になにか変わるわけではないし。


そう思っていた俺にある日事件が起きた。


俺は団長と話し合いをするために男爵家にしばらく通っていた。


その時に何故か団長の義理のお姉さんであるハルカさんによく会って話をしていた。


こんな可愛らしい人と接したことのない俺は上がりぱっなしで正直なにを話したのかよく覚えてない。


ただ、ハルカさんの可愛らしい笑顔だけが頭に残っていた。


そしてなにより娘のシズクちゃんが泣かなかったのだ。


今思えば団長の妹さんも怖がらなかったな。


いつも兄がお世話になってますと言われてしまった。あれは大物になるかもな。


そして話し合いも大体終わり、もう通わなくなった。


それを少し寂しがっている自分に気づき驚いた。


そんな時にハルカさんから2人で会いませんか?とお手紙を頂いた。


もうそりゃ自分のほっぺをつねったり、壁に頭を打ちつけたりしたがどうやら現実のようだ。


そして俺は数日迷った末に団長に相談した。


そして意外にもシノブに後押しされ、その日の夜に手紙を書いて送った。


翌日すぐに届き、予定日がいくつか書いてあったので都合の良い日に丸をつけて返送した。


そしてまた翌日に届き、明後日に決まった。


次の日俺は洋服屋を回って貴族のご令嬢に恥をかかせないような服を探した。


幸いなことに良いものが見つかり、多少値段が高いが一式で購入した。


当日、貴族がきるようなコートに身を包んだ俺は山賊のボスからマフィアのボスに変身した。


いや冗談じゃない。これはマジだ。違う意味で似合いすぎていた。


だがもう時間が迫っていたのでそのまま待ち合わせ場所に向かった。


待ち合わせ場所までいくともうすでにハルカさんは待っていた。


とゆうか若い連中に絡まれていたので俺は急いで駆けつけた。


「おい!貴様ら誰に手を出してるんだ?おぉ!?」


すると俺の見た目にビビったのか、蜘蛛の子散らすように逃げていった。


「あら、アロイスさん。ありがとうございます。助かりました」


「いえ、こちらこそお待たせしてすいません。これでも早く来たんですがね」


「ふふ、ごめんなさいね。楽しみで早く来てしまったのよ。今日はいつもと感じが違うけどお似合いてすよ?」


「あ、ありがとうございます。ハルカさんこそお、お似合いです」


「あら、ありがとうございます。では行きましょうか」


そうして2人で歩き出した。


今日はどうやら俺が普段行っているとこがいいと言われたのたが、本当にいいのだろうか?


貴族の女性を連れてっていいようなところなんて限られている。


だが有難いことに団長に相談した時にいくつかの候補を頂いたので今回はそこにしようと思う。


団長!ありがとうございます!俺はアンタに一生ついて行くぜ!


「今日はまずどちらに行かれるですか?」


「ええ、お昼がまだだと思うんで飯屋はどうですかい?」


「ええ、いいわね。ではよろしくお願いしますね」


「はは、まあ貴族のお嬢さんに合うかどうか心配ですがね」


「お、お嬢さん・・・久しくない感じ。ムムム」


「あ、すいません。成人した女性に失礼でしたかね?」


「いえ、いいのです。ちょっと新鮮だったもので。嬉しいです」


そうして小洒落カフェにたどり着いた。


ここなら大丈夫だと太鼓判を押された。


そして中に入り席に着き、軽く注文した。


「へぇ、中々良いところですね?オシャレな店構えではあるけどリーズナブルな価格で」


「ええ、たまにシノブやアテナが俺と団長を連れてくるんですよ」


「ああ、アテナも言ってましたね。アロイスは意外とと付き合いが良いんだよと」


「はは、まあそうですね。とゆうかこんな見た目なんで敬遠されるんですがアイツらはそんなことないし、一緒にいて楽しいですし」


「ふふ、良いですね。仲間がいるというのは。ちなみに私はアロイスさん素敵だと思いますよ?」


「そ、そうですか。そんなこと言われたことないんで・・・はは」


そして注文したものがやってきた。


俺とハルカさんはゆっくり食べながらお話をしていた。


幸いなことに団長という共通の話題があるので困ることはなかった。


団長!俺やっぱりアンタについてきてよかったぜ!


そして、気づけば2時間ほど経っていた。


俺は自分がとても楽しんでることに気がついた。


ハルカさんはどうなのだろう?


「では、そろそろ行きますかね」


「ええ、ご馳走さまでした。払ってくださりありがとうございます」


「いえいえ、男として当然です。とゆうか団長はハルカさんに小さい頃からそう言われたって」


「え?あら?そうかしら?ほほほ・・・いやごめんなさい。言いましたね」


「はは!いや面白い方ですな」


「もう!アロイスさんたら」


そしてその後はショッピングに行き色々みて回った。


ちなみに何回か警備員に止められどうゆう関係ですか?と聞かれた。


多分誘拐か脅迫に間違われたのかもしれん。


その度にハルカさんが私の良い人ですがなにか?と言ってくれて助かった。


そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、ハルカさんが帰る時間となった。


「今日はとても楽しかったです。アロイスさん、付き合ってくださってありがとう」


「いえ、こちらこそ楽しかったです」


「ふふ、なら良かったです。あの・・・また誘っては迷惑でしょうか?」


「え!?いや・・・迷惑ではありやせん、嬉しいですぜ!」


ついいつもの口調になってしまった。


「良かったぁ。ふふ、ではまたお手紙書きますね」


そうしてハルカさんは去って行った。


俺はしばらくその場で立ち尽くしていた。


これはなんだ?恋?この歳で?いや貴族のお嬢さんだぞ!?俺みたいな平民が恋していい相手ではない。


だがこの気持ちは・・・俺は一体どうすればいいんだ?






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