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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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戦後の話

俺は目を覚ますと辺りを見渡し、自分のテントにいることに気づいた。


そして横にはイージスが横たわっていたが、大きな怪我はなさそうだった。


「団長、気がついたんですねー。良かったです。例の技使ったから魔力切れでしたね」


「ああ、シノブ。あれからどうなった? 俺はどれくらい気を失っていた?」


「今色々と調べているみたいですねー。団長は気を失って一時間くらいですよー。ウィンドルは指揮官を失い完全撤退しました。ちなみにわたしが仕留めましたよ。あ、あとうちのザガン中将さんが戦死しました」


「はぁ!?色々情報多いな!えーと、とりあえずシノブよくやった。ザガン中将が死んだか・・・。まあ、戦功に焦っていたからな」


小声で「ええ、追撃戦で深追いしすぎましたね。まあ、無理すれば助けられましたけどそこまでする義理はないと思いましたので」


「お前、それ絶対に言うなよ?」


「はい、さすがのわたしも言えません。でもあの人戦場なのにわたしのことやらしい目で見てくるんですよ?そんなんじゃ、死んで当然です」


「はは、辛辣・・・。相当頭にきてるな。まあ、わかった。では俺から言うことはない」


「はい、わたしをやらしい目で見ていいのは団長だけです!」


「はいはい、いつも見てるから安心してくださいね」


「やっぱりそうなんですね?もう!団長ったら。・・・・団長、お静かに。誰か来ました」


「わかった。この話は終わりだ」


そしてすぐに部下の兵士が来て、ルイベ中佐がお越しですが通していいですか?聞いてきたので許可を出した。


「やあ、気がついたみたいだね。今回は本当に助かった。ありがとう」


「いえ、あの場でオーガと戦えそうなのは俺とイージスくらいでしたから。適材適所ってやつです」


「ああ、敵もまさか後方部隊にオーガを倒すような強者がいるとは思わなかったのだろう。いや実に見事な腕前だった。皆あのあとお祭り騒ぎだったよ」


「はは、恐縮です。でも犠牲者がでてしまいました・・・」


「そうだね・・・。仕方ないとはいえ回復魔法の使い手としては辛いですな」


「ええ、しかし回復魔法とて万能ではありませんから。死んだ者はもちろん、四肢の欠陥なども時間が経てば治せませんから」


「ああ、そうだね。だからこそチームワークで迅速に対応することが大事と思う。貴方についた人達はとても頼もしかったと言っていましたよ?」


「なら良かったです。彼等も、俺みたいな若造の言うことを聞いてくれて助かりました」


「後で見舞いに行きたいと言っていたので、喜びますから直接言ってあげてください。さて、では調査に戻りますので貴方はここで休んでください」


「すいません。お手伝い出来ず」


「何言ってるんですか。もう十分ですよ。ここからは私達の仕事です。ではお大事に」


そうしてルイベ中佐はテントから出て行った。


「ふふ、ああゆう人が上にいってほしいですよね?」


「ああ、そう思う。ただ今の軍じゃ厳しいな」


そして、俺は回復を図るべく眠りについた。



そして目を覚ますと大分体調が良くなっていた。


「団長も気がつきましたか」


「お、イージスも気がついたのか。今回は助かった。ありがとな」


「いや、オイラなんて ・・・。団長に奥の手を使わせてしまいました」


「いやあれはさすがに仕方ない。そもそも、お前がいなければ奥の手自体も使えずにあのまま死んでいたかもしれん」


「そうですよ、イージスさん!よく団長を守ってくれました。わたしも感謝してます!」


「団長、シノブさん・・・。へへ、こんなオイラでも役に立てて良かったです」


すると拍手が起きた。


俺は周りを見渡しと人が沢山いることに気が付いた。


皆が、いや良いものを見た、素晴らしい侍従関係だ、未だあの様なお方がいたとは、などと言っていた。


俺は恥ずかしがっていると準子爵に絡まれていた女の子が話しかけてきた。


「ユウマ中尉、無事で良かったです。あの時はどうもありがとうございました。おかげで治療に専念できました」


「ああ、まあ気にしないで。大したことじゃないし。ところでこの人たちは?」


「ふふ、シノブさんに聞いた通りですね。団長ならそう言いますって。ここにいるのは貴方にお礼を言いたい方々です。治療を受けた方や、オーガやオークから守ってもらった方です」


「まあ、シノブには俺がよくそう言ってるの聞かれてるんで。お礼ですか?」


「ええ、シノブさんには団長はそうゆうの照れちゃうからいらないですよと言われたのですが、皆さん一言だけでもと思い起きるのを待っていました」


「そうまで言われては仕方ないですね。では受け取りましょう」


そういうと人々が順番に並んで1人ずつ礼を言ってテントから出て行った。


そして最後にその子も礼をしてテントから出て行った。


すると入れ代わりでルイベ中佐が入ってきた。


「いや、人気者は辛いね」


「ちょっと、勘弁してくださいよ・・・」


「はは!意外な弱点だな。称賛に慣れてないとは」


「まあ、家庭の事情で少し。で、その顔は何かわかったんですね?」


「ああ、たった今生き残った幹部で話し合いをしてきてな。オーガとオークが現れた原因がわかった」


「本当ですか!?それは一体・・・」


「ああ、我々も驚いたのだがウィンドルによる転移魔法によるものだった」

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― 新着の感想 ―
[一言] 魔物は操っているんじゃ無くて、転移で放り込んでいるだけなのかな? 操れるなら行軍に混じって一緒にこれるし……
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