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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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戦場にて顔合わせ

幸い朝まで襲撃はなく俺は、ぐっすり寝て移動の疲れが取れた。


俺がテントを出るとシノブとイージスがいた。


「団長!おはようございます!」「団長、おはよー」


「ああ、2人ともおはよう。見張りありがとな」


そして俺達3人が朝食を食べて、休憩をしていると続々と人がやってきた。


どうやら俺達は早く着いたほうらしい。


そしてしばらく経つと、こちらに30代後半に見える平凡な男性が近寄ってきた。


「すいません。貴方はユウマ中尉で間違いないでしょうか?」


「あ、はい。私がユウマ中尉です。何かご用ですか?」


「ええ、まずは自己紹介を。私はルイベ中佐です。後方支援部隊が集まったので一度話し合おうと。なので、一緒に来てくれますか?」


俺は頭を下げ「これは中佐殿でしたか。わざわざご足労ありがとうございます。では、行きましょう」


ルイベ中佐は驚いた様子。


「え、ええ行きましょう」


そしてイージスとシノブを置いて歩き出した。


そうして雑談をしているとルイベ中佐が突然言った。


「ところで私の爵位は聞かないのですか?」


「え?なんでですか?戦場に爵位は関係ないでしょう」


するとルイベ少佐はキョトンとしたあと、笑い出した。


「はは、いや失礼。散々悩んでいた自分が馬鹿らしい。いや私の爵位は準男爵でして。先程から貴方が下手に出るので私の爵位を知らないからと思ったのですが・・・。いやはや嬉しい誤算でした」


「すいません、ちょっと意味がわからないのですが・・・?」


「いえこちらこそすいません。実は後方部隊で一番の爵位は準子爵に近い男爵の貴方でして。誰が呼びに行くか一悶着あったもので」


「もしかして同じような立場の人間が以前何かご迷惑を?」


「いや、まあ、はい。 失礼ながら・・・」


「それは同じ男爵として申し訳ない。どうせ階級が中佐だがなんだが知らないが準男爵が男爵に指図するなとか言ったんじゃないですか?」


「もしかして見ていたのですか?」


「いや、見てないです。ただ言いそうだなぁと」


「はは、まあでも皆さんによく言われます。準男爵のくせに中佐とは生意気だとか。お前の命令はきけんとか」


「はぁー。やっぱりいるんですね。どこにでもそうゆう人は」


「まあ、でも貴方がそうでない方で安心しました。情報が剣聖シグルドの甥っ子の回復魔法使いとしかなかったので」


「ええ、回復魔法は得意ですからバンバンこき使ってください」


「はは!気持ちの良い方だ。わかりました。遠慮なく使わせて頂きます」


そうして俺達は後方支援部隊が集まった医療場にやってきた。


だいたい100人くらいであろうか?


そしてリーダーが集まっているテントに入り、俺を軽く紹介し、問題ない人物であることを伝えた。


明らかに皆ホッとした様子。おいおい、普段どんな扱い受けてんだ?と思った。


「では、全員集まったところで話し合いを始める。まず、この度後方支援部隊の責任者のルイベ中佐だ。よろしく頼む」


皆がパチパチと手を叩く。


そして20人いるリーダーが自己紹介をしていく。


ここにいる20人だけが程度の差があるが回復魔法を使えるということがわかった。


中には爵位をわざわざ名乗る奴もいたが、まあ問題なく進んだ。


そして、おれの番がきた。


「私の名前はユウマです。階級は中尉。回復魔法は上級まで使えます。よろしくお願いします」


すると周りが騒つく。


「上級までだって?」 「あんな若いのに?」 「貴族なのに名乗らない?」


「はいはい静かに!ではそれぞれに部下として5~6人つくので皆で協力して治療にあたろう!」


まあ、20人で1500人を見なきゃだからなぁ。いかに回復魔法使いがすくないか。


そうして担当の部下に挨拶をし、お互いに何ができるから確認して、一度解散ということになった。


そしてテントに戻り、しばらく経つとその知らせは来た。


いよいよ本格的な開戦である。

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