シノブの報告と王城へ集合命令
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久々の依頼、王城での出来事、2人のお祝いで俺は疲れ、昼近くまで寝てしまった。
そして昼食と言う名の朝食をとった後、執務室でシノブから報告を受けていた。
「さて、昨日は忙しかったから聞けなかったが報告を頼む」
「はい。まだ1日なので評判から調べました。性格も王族にありがちな傲慢さはなく、貴族にも平民にも分け隔てなく接している様子でした。皆から好かれている感じですね。ただ武の才能がないみたいで、兄や一部の貴族から馬鹿にされていますね」
「まあ、俺も最初エリカに言っちまったもんな。ナヨナヨした奴って。だが人柄が問題ないならとりあえずは良しとしよう。王族が強くある必要はないからな。大事なのは人の使い方と、本人が忠誠に値する人物かどうかだしな」
「まあ、わたしは自分より弱いと嫌ですけど。じゃあ引き続き調査しますねー」
「ああ、よろしく頼む」
そしてそれから依頼をこなしたり、仕事をして、二週間が経ったころ進展があった。
俺は再び執務室でシノブから報告を受けていた。
「どうだ?進展あったか?」
「ええ、色々と。まず結論から言って人格には問題なさそうです。評判通りって感じです」
「そうか。とりあえず妹を弄ぶような奴じゃなくて、一安心だな」
「ふふ、そうですねー。あと婚約者についてなんですが・・・かなり年上で公爵家の令嬢らしいとしかわかりませんでした。あまり踏み込むなと言われたので詳しくは調べませんでした」
「ふむ、かなり年上か・・・なんか訳ありなのかもな。だがそれだけわかればあとは俺の仕事だな」
「次に・・・怒らないで聞いてくださいね?」
「ん?俺が怒るようなことがあったのか?」
「いや〜そのですね〜、第3王子とエリカちゃんが観察したところけっこういい感じなんですよ」
「たしかに気に食わんが、それぐらいじゃ怒らん」
「いや、めっちゃ不機嫌な顔してますけど。はぁー、それでそれを良く思わない連中がエリカちゃんに嫌がらせをしてるみたいで・・・」
「ほう、シノブ。今すぐ情報を集めろ。俺の妹に手を出しことを後悔させてやる」
「だから怒らないでって言ったじゃないですか!ダメですよ!それこそ侯爵令嬢とかもいるんですから。女の世界怖いんですよ?手を出すとどんどんエスカレートするだけです」
「ぐぬぬ!妹が酷い目にあっているのに俺は何もできないのか」
「まあ、まだ嫌がらせぐらいなら可愛いものです。とりあえず団長に出来るのはさっさと爵位を上げることですね。そうすれば釣り合いとれて文句も出ません」
「簡単に言うけどなそんなホイホイ上がるものじゃないからな?確かにうちは準子爵に近い男爵ではあるが。まあ戦争でも起きて上の貴族が減ったり、俺が戦争で活躍すればわからんけどな」
「まあ、そう都合良くはいかないですよねー」
「それに戦争なんて起こらないに越したことはないしな。犠牲になるのは下の者達だ」
「まあ、そうですね。ただウィンドルはいずれ攻めてきますからねー」
「まあ、それも例年通りなら涼しくなってからだろう。やつらは大体涼しくなる春と秋に仕掛けてくるからな。うちもそれまでに兵力をどうにかしなきゃだな」
すると扉の外から大きな声とドタドタドタと物音がした。
俺はなんだ?と思っていると扉をノックされた。
「ユウマ様、セバスでございます。入ってもよろしいですか?」
「ああ、どうぞ」
入ってきたセバスは珍しく慌てた様子だった。
「どうした?セバスがそんなに慌てて。戦争でも起こったか?」
「はい、ウィンドルが戦争を仕掛けてきました」
「え!?当たりなの?マジか・・・。まあ、いずれ仕掛けてくるとは思っていたが早いな」
「はい、なので上層部も慌てているそうです。そして当主に王城へ集まるよう通達が来ました。あと一人だけなら連れてきて良いそうです」
俺は慌てて「わかった。シノブ行くぞ」
「はい。これってもしかしてわたし達の所為ですかね?」
俺は相変わらずこいつは軽口をたたき、俺をリラックスさせるのが上手いなと思った。
「阿呆、そんなわけあるか。セバス、すぐにイージスの家にうちにくるよう手紙を送ってくれ」
「はい、かしこまりました」
俺達は急いで正装に着替えて、身嗜みを整え馬車に乗り王城へ向かった。
さっき凄い雷が鳴った。うちのうさぎがブルブル。ついでに私もブルブル。




