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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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ギルドと王城に報告をする

皆さんも熱中症にお気をつけてください。


私はさっき雷雨により酷い目にあいました・・・

俺達はギルドに戻ると受付に向かった。


「すまないがギルドマスターと会うことは可能かな?今回の件話しておきたいことがあってね」


「はい、確認しますのて少々お待ちください」


そして皆で会話をしながら待っていると声をかけられた。


「ギルドマスターがお会いになるそうです。ただユウマ様お一人でお願いしますとのこと」


「了解。では皆待っててくれ」


「はい、了解です」


そしてギルドマスターの部屋に案内され入室した。


「ロイドさん、お久しぶりです。今日は無理を言ってすいません」


「いえいえ、構いませんよ。貴方が私に会いたいということはそれほど重大なことが起きたのでしょう」


「はは、買い被りすぎですよ。まあ、今回はどうですかね」


「まあ、とりあえず座ってください」


俺は対面のソファに座った。


「では、何があったかお聞かせください」


俺はオークの群れが統率がとれていたこと。魔法陣のあとがあったこと。すでに人の気配はなかったこと。なぜか魔法陣の近くに潰れたオークがいたことなど。


「確かに・・・おそらくウィンドルの仕業でしょうね」


「ええ、十中八九そうかと。それで冒険者ギルドは直接戦争に関わってはいけないので、受付嬢ではなくギルドマスターに直接報告をと思いまして」


「なるほど。配慮してもらってすいません。そうですね、私達はどこの国にも肩入れしないから、どの国でもギルドを置けるというルールですから」


「ええ、それでいいと思います。冒険者ギルドがあることで平民の人達がどれだけ助かっているか。貴族として御礼申し上げます」


「いえいえ、こちらこそそう言っていただけてありがたいです。ではこの話は私だけの胸にしまい、依頼は普通のオーク退治だったということにしましょう」


「はい、お願いします」


そう言って俺は元いた場所まで戻り皆と合流した。


アロイスが「団長、この後どうしやすか?さすがに2人のお祝いって感じでもないですし」


「まあ、そうだな。カイン、マリンすまんがお祝いは後でな。俺は王城へ行かなきゃならん」


2人はショボンとしていた。


俺は2人の頭に手を置き「だが今日は良くやった!マリンの魔法も見事だったし、カインも俺の教えを守り囲まれないように動いていたな。2人が成長したのを見れて俺は安心したぞ」


すると2人は嬉しそうに笑っていた。


「じゃあ、アロイスあとは頼んだ」


「へい、了解です」


俺が王城へ向かっているとシノブがやってきた。


「なんだ?もう調べたのか?」


「ええ、大体は。それでどこに行くんですか?」


「じゃあ、報告は後にしよう。実は色々あってな」


俺はシノブに説明した。


「はー、なんか面倒なことになりそうですねー。わかりました。とりあえずついて行きますねー」


俺とシノブは並んで歩き出した。


「ところで王様にすぐ会えるんですか?」


「いや、無理無理。だから伝令として門番に伝えれば、一応男爵家の当主だし話は伝わると思う」


「あ、なるほどー」


そして王城に着いた。


門番に「すいません、国王様にお伝えしたいことがあるのですがよろしいですか?」


「その前に身分を名乗ってくださいますか?」


「これは失礼しました。男爵家当主ユウマ-ミストルといいます」


「こ、これは男爵家当主の方でしたか。失礼いたしました。ただ今上の者が参りますのでお待ちください」


「ええ、お願いします」


そして五分ほど待っているとなんと宰相のガレス様が来た。


「は?なんでガレス様?」と思わず声に出た。


「驚かせてすまないね。ユウマ殿が国王様に用があると連絡を受けたので私が迎えに来ました。さあ、行きましょう」と言い歩き出した。


シノブが珍しく「ど、どうします?」


「い、いやよくわからんがついていくしかあるまい」


俺達は黙って後をついていく。


そしてなんだか視線を感じながらどんどん警備が厳重な所を通っていく。


そしてある扉の前にたどり着き、扉の前の騎士に剣を預けた。


「ここに国王様がいらっしゃいます。失礼のないように」


「え?謁見の間とかでは?とゆうかここは?」


「はぁー、私もそう言ったのですがね。国王様ともう1人のワガママに付き合ってください」


俺は釈然としないが「はあ、わかりました」


そして扉を開け中に入ると「よう、ユウマ」とよく知った声が聞こえた。


「叔父上・・・何してるんです?」


叔父上は豪華なソファーで寛いでいた。


「何ってダチのとこに遊びに来ただけだけど?」


「ダチってあのなぁ・・」俺はそこで膝をついたシノブに突かれ、もう1人の存在に目が行き凍りつく。


「し、失礼いたしました!デュラン国王様であられますね?」


「よいよい、どちらかというとこっちが悪いのでな」


俺は訳が分からず、はぁとしか言えない。


「くくく、ユウマにしては珍しくテンパったな。ははは!ダインに気づいた時のお前の顔ときたら」


俺は切れて「おい、叔父上。やっていいことと悪いことがあるんじゃねえのか?あぁ!?」


「団長、落ちついて。一応国王様の前だし。シグルドさんのおふざけが過ぎるのは今更でしょ?」


「それはそうだが・・・」


宰相様が俺の肩を叩いて「貴方も苦労しているのですね。私もこの馬鹿には苦労させられているのです」


「もしかして馬鹿って余のこと?」


「それ以外に誰がいますか!良識ある若者をいい年した大人がこんなドッキリ仕掛けて!」


「宰相様、ありがとうございます。もうよろしいですから」


「貴方がそういうならしょうがないですね。とりあえず座りましょう」


俺達はようやく落ち着いてソファーに座った。


「ユウマ、先に言っておくがお前を驚かすためだけにやったんじゃないんだよ。ダインが一度素のお前に会ってみたいってゆうからさ」


「ああ、そういえば友達だって言ってましたね。正直半信半疑だったので」


「ふむ、余が頼んだのだ。よくお主の話を聞いておったのでな。今まではお主の家庭の事情により控え控えていたがもう平気だしの」


「はぁ、そうなのですか。ところで、割と真面目な用件で来たんですけど・・・」


「ふむ、だからこそここに呼んだのだ。ここなら余計な横槍も入らず話せるからな」


そして俺はギルドで話した内容を話した。


「ふむ、宰相どう思う?」


「ウィンドルの仕業で間違いないかと。もちろん専門家を向かわせて確認いたしますが」


「ふむ、余もそう思う。時期的には早いがな。だが狙いがわからんな。統率が取れてるとはいえ、たかがオーク30匹程度でなにができる?」


「そうですね。そこで集落を作って人を攫い繁殖したところですぐにバレますし」


「ふむ・・・。ユウマ、其方はどう思う?」


「そうですね・・・私はなんとゆうか実験という言葉がしっくりくる気がします。あの潰れたオークが気になります」


「ふむ、実験か・・・まあ、これ以上は混乱するだけかもしれんな。あとは専門家に任せよう。最悪の場合戦争になるな。宰相、最悪取り越し苦労でも良いから準備を進めよ。足りなけれなば余の私財を使え」


「御意。そのように手配します」


「いいんですか?まだ確定してませんが・・・」


「民に犠牲が出てからじゃ遅いからの。取り越し苦労だったとしても余の私財が減るだけだし、元は民の税金だからの。こんな時に使わずいつ使うのかということだ」


俺は自分が生まれた国の王様がこの人で良かったと思った。


「はは、叔父上が気にいる訳ですね。俺も好きになりました」


「お、ようやく硬さがとれたの。ふむ、よいことだ」


それまで黙っていた叔父上が「お堅い話は終わったか?んじゃチェスやろうぜ!ユウマ、俺の代わりにこのオッさん倒してくれ!」


「お、国王様もチェスおやりになるんですか?」


「ふむ、中々に強いと自負しておる。そしてシグルドから其方が強いと聞き一度やってみたかったのだ」


「おや、勝負事には手加減できないので勝ってしまいますがいいんですか?」


「はは!よいな。むしろ手加減などしようものならタダじゃおかん」


そうして3人に見られながらチェスをうった。


ちなみに危うかったがなんとか勝った。


そして国王様は俺が帰る際にまたやるぞ!と言ってきた。


俺は心臓に悪いんで勘弁してくださいよと言い部屋をでて、王城から出た。


ちなみに叔父上はまだ残るようだった。


王城から離れたところで俺は大きく息を吐いた。


「はぁー、疲れた。色々な意味で」


「はは、お疲れ様です。なんだか気に入られてましたね。まあ、良いか悪いかは別として」


「そこだよなー、良い顔しない連中もいるからな」


「団長が上の方まで行けばいいんですよ!どっちにしろエリカちゃんのために上目指さなきゃだし」


「いや、簡単に言うけどなぁ」


「団長なら大丈夫です!わたしもお手伝いします!」


「おお、どうした?急に」


「団長がいつまでも自分を過小評価してるからですよ!団長はわたしが見込んだ方なんですから!」


「はは、そうだな。どうもいかんな。んじゃ、いっちょ頑張ってみるかね」


そして2人で一応ギルドに戻った。


すると訓練場で鍛錬をして待っていたアロイス達と合流し、皆でカインとマリンのお祝いをした。


2人の笑顔を見ながらこの子達の将来のためにも戦争になったら頑張らないとなと思った。



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