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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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オーク退治で不穏な気配

俺達は次の日朝早くシノブを除く全員で集合した。


そして受付に行き話しかけた。


「おはようございます。6級の手頃な依頼はありますか?」


「今ですと今朝届いたのですが、王都近くの森でオークの群れ退治がありますね。幸いまだ捕まった人もいなく、数も30匹ほどです。皆様なら安心して依頼が出せます」


オークというのはブタの顔に人の身体という魔物だ。こいつらは雄しか生まれず異種族の雌を捕まえて子供を作る。所謂全女性の敵というやつだ。しかも繁殖力が旺盛なので放っておくと瞬く間に増えていく。なので早いうちに全滅させなくてはいけない。ギルドでは常に依頼を出しているぐらいだ。


「じゃあそれでお願いします。後ろの女性陣が殺気だっているんでね」


「はは、全女性の敵ですからね。ではこちらが依頼書になります。どうかお気をつけて」


「ああ、ありがとう。行ってくるよ」


アテナが「団長!早く行こうぜ!奴らを根絶やしにしてやろうぜ!」


ホムラが「ワタクシの魔法でチリ一つ残さず消し去ってやりますわ!」


「はいはい、落ち着いて。今回はカインとマリンがメインだからな?」


双子は緊張しているのか一言も喋らない。


「どうした?怖いか?」


カインが「正直怖いです。けど大丈夫です!足手まといにはなりません」


マリンが「いや、その・・・女の人が捕まると酷い目にあうって」


「2人とも安心しろ。もちろんお前達に頑張ってもらうがいざとなれば俺達が何とかしてやる」


そうゆうと2人は安心した様子。


それを確認し、皆でギルドをでて王都の入り口付近で依頼書の確認をする。


アロイスが「さて、団長どうします?」


「まあ、普段ならアカリの狙撃とホムラの魔法で奇襲をかけて混乱したところをアロイスとイージスで突撃して、俺とシノブで遊撃するんだが・・・今回は2人がメインだからな。じゃあまずはマリンが今使える攻撃魔法を放つ、その後カインがオークの群れに突っ込み俺らがそれを援護する。そしてマリンの守りをイージス。カインのフォローをアロイス頼む。俺は戦いながら全体の指揮を執る。これでいいか?」


皆から反対がないのを確認し、王都を出発した。


途中で休憩を挟み、軽食をとった。


そしてしばらく歩くと森が見えてきた。


「シノブがいないからな・・・アテナ頼んだ」


「あいよ!シノブほどじゃないがアタシだってスナイパーだからね」


そう言って木の上にジャンプして乗り、偵察に行った。


そして俺達はその間に森の外にでようとする魔物を間引きしていた。


そしてアテナが帰ってきた。


「団長、報告するよ。予定通り30~35匹あたりだと思う。ただ妙に統率がとれてて大人しくしてる。やっぱりあれかね?」


「ふむ、カイン、マリンなんでだと思う?」


「え、あの・・・お腹がいっぱいとか?」


「僕は・・・うーんリーダーがいるのかな?」


「お、カインは惜しいかもな。可能性は2つだ。オークジェネラルやオークキングといった上位種がいる可能性。誰かに操られている可能性だ。ただし今回はおそらく操られているほうだと俺は思う。なんでかわかるか?」


「わたしわかる!オークジェネラルやオークキングならもっと群れが大きいから!」


「お、いいね。正解だ。最低でも100はいるからな。ただ操られているとすると・・・厄介だな。アテナ、オークしかいなかったか?」


「ああ、アタシが見た限りそうだね」


「まあまだ操られてるか確定もしてないしな・・・とりあえず被害が出る前に殲滅はしなきゃならんし、やりますか。調査は後にしよう」


そして俺達はアテナに案内されオークの近くまで忍び寄った。


そこは木々が伐採され集落が作られていた。


これはますます怪しいなと思った。


「よし、気づかれた様子はないな。マリン、頼んだ。ちなみに一応言っておくが火炎魔法はダメだぞ」


「はい、大丈夫です。では行きます。風の刃よ全てを切り裂けウインドカッター」


マリンがそう唱えると目に見える風の刃が木々の間を通りぬけオークに命中し、血が吹き出る。


ブボォ!ブボォ!とオークが騒ぎ出した。


「よし、よくやった!カイン行け!前だけに集中しろ!アロイス頼んだぞ!イージスここを任せた!アテナ皆の援護を頼む!ホムラ俺達に当てんなよ!では俺も出る!」


それぞれ了解!といい動き出す。


そして俺は走り出し右方向から攻めていく。


混乱したオークを斬ることは容易かった。俺が剣を振るうたびにオークの腕が足が顔が血を流しながら舞っていく。


俺は余裕があるのでカインの様子を見てみたが安心した。ちゃんと教えを守り常に動き回り、囲まれないようにしていた。


それでも注意が行き届いていないところはアロイスがフォローしていた。


そして後ろを確認すると女達に興奮したのか逃げたいのかはわからないが、数匹が寄ってきたのをイージスは見事な槍捌きで貫いていた。


そして僅か10分ほどでオークは全滅した。


「よし!討ち漏らしはいないな。皆二手に分かれて確認!ホムラ、イージス行くぞ」


俺達は辺りを調べたところある古屋で身体の潰れたオークの死骸を発見した。


そしてそのすぐ近くに魔法陣の跡があった。


「これは決定的だな。はぁー、また戦争かねぇ」


アロイスが「やっぱりウィンドルの仕業ですかね?」


「ああ、魔物を召喚できる魔道士はそうはいないからな。ただこの死体がなんなのか・・」


隣国であるウィンドルは数は少ないが召喚士と言われる者がいる。


そして魔法の国なので前衛を召喚して操った魔物などに前衛を任せる。


ただ近くにいないと正確な指示はだせないらしい。


ちなみに召喚士を殺せば魔物は元いた場所へもどるらしい。


俺達は若干憂鬱になりながらギルドに報告しに戻るのであった。









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