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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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カイン、マリンとの出会い

俺達は冒険者ギルドに戻り報告をした。


そして報酬を三等分し残りの金で、もう日も暮れていたので飯でもということで3人で食事をし、別れた。


その際に今ゼノスが住んでいる場所も教えてもらい、後日訪ねることを約束した。


「なかなか色々な意味で良い人でしたねー」


「ああ、おまえに亜人の血が入ってると言ってもなにも気に来た様子はなかったしな」


「あーまあ多分あの軽い感じだとあの国では息苦しいでしょうから。おそらく異端でしょうね」


「そんなに厳しいのか?」


「ええ、もうガッチガチで。言葉遣いとか特に規律が厳しいですねー。まあわたしからしたら騎士道精神ってゆう名の下に好き勝手に暴れる厄介な国ってゆう認識ですけど」


「まあ、セントアレイと仲が良い時点でそうだろうなー。奴らも神の名の下にとかいって好き勝手するからな・・・ほんと滅びねえかね」


「ホントですよねー」


2人でほぼ同時に「はぁー」とため息。


そしてその憂鬱とした気分のまま帰宅し、1日を終えた。


そして翌日の午前中のうちに雑務の仕事をこなし、昼食後にシノブと冒険者ギルドに向かう。


中に入ると今日も盛況のようだ。まあ100人くらいなら収容できるしな。


するといきなり「師匠ー!」と2人から体当たりを食らった。


俺は倒れないよう受け止め「おお、カインにマリン。無事に帰ってきたか。よかった、よかった」


カインが「師匠!僕ね!僕!」マリンが「あのねわたし!わたしね!」と大興奮。


するとアテナがやってきた。


アテナが「おいおい、団長困ってるじゃないか。2人とも嬉しいのはわかるが落ち着けっての」


「おお、アテナも無事でよかった。ところでこれは?」


「ほら!2人とも!団長に報告しな」


マリン「団長!わたし達は冒険者ランク8級に上がりました!」

カイン「団長!僕達は冒険者ランク8級に上がりました!」


俺はもう大きくなった2人を抱きしめ「おおー!そうか!それはめでたい。偉いぞー」


カイン「へへへ」マリン「団長恥ずかしいよー」


「おお、すまん。つい嬉しくてな。そうか・・・あの小さかった2人が一端の冒険者として成長したか」


8級というのはいわゆる新人を卒業したという証だ。


「それで団長に言いたいことがあって・・・」


「ん?どうした?」


マリンが「団長!わたし達はもう14歳になりました。そして8級の冒険者になりました。もうわたし達のことは心配しなくて大丈夫です!なので団長は自分のことに専念してください!」


カインが「団長は僕らの世話をした分、自分の修行とか疎かになってたの知ってるんだよ!冒険者ランクだって本来なら今頃三級でもおかしくないのに僕達が弱い所為でポイントの低い7級の依頼ばかり受けてたから」


「お前ら・・・」俺は2人が立派になって嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちになった。


アテナが「ほら、団長!アンタがこいつらを可愛いのはわかるが、それじゃこいつらもいつまで経っても一人前になれやしないよ!」


「アテナ・・・そうだな。俺が子供扱いしたら成長の妨げだよな」


そして俺は2人と出会った時を思い出していた。


俺が自衛できるくらいの腕前になった10歳の時、母上が孤児院に連れてってくれた。


そこでは0~15歳の子供達がいた。


そして母上はこの国に来てから毎月2回欠かさずきているらしい。


母上はそこでお金がなくて病気になっても治療が受けられない子供を治したり、学校にいけない子供達に勉強を教えたりしていた。


ただ母上はエリカを産んでから回復魔法を殆ど使えなくなってしまったので、俺が母上の代わりに治療に当たることになった。


これなら母上も無理しなくていいし、俺も良い訓練になるし、子供達も治せるし一石三鳥だった。


そこで俺はまだ3歳くらいの双子に出会った。


まあ、エリカには負けるがそれはそれは可愛い双子だった。


そして俺は何故だか双子に懐かれてしまったのだ。


多分俺がエリカと年が近いゆえに無意識に可愛がっていたのかもしれない。


この双子は赤ん坊の時に孤児院の前に置かれていたらしい。


そこには謝罪の手紙と、ありったけのお金を集めたのか国がバラバラの貨幣が置いてあったそうだ。


おそらく何か理由があったのだろう。もちろんそれが捨てて良い理由にはならないが。


そんな双子が7歳くらいの時、俺は気づいた。


マリンの髪と目が青くなってきていたのだ。後天的なものだった。


そしてすぐにマズイことに気づいた。


青は魔力が豊富な者がなる色。俺はみたいな銀髪は回復魔法特化で付加魔法や攻撃魔法が殆ど使えない。金髪は攻撃魔法や付加魔法に向いていると言われている。そして青はいわゆるオールラウンダーと言われている。


その者自身の性格にもよるが、その気になればいわゆる賢者と呼ばれるあらゆる魔法を使いこなす存在になることも夢ではない。


そしてその存在は教会からしたら喉から手が出るほど欲しいものだ。


俺と母上は相談した。


マリンは俺を兄みたいに、母上を母みたいに慕ってくれている。放ってはおけないと。


教会はマズイ。この国の支部はそこまでじゃないが本部であるセントアレイは腐り切っている。そんなとこにマリンが連れていかれたら火を見るよりも明らかだ。


なのでとりあえず教会の近くに行く時はカツラを着用させた。


普通の人はそうゆう知識もないのでそこまで警戒することもなかったからだ。


そして幼い2人に何度かに分けてしっかりと説明をした。


すると賢い2人は理解し、こう言った。「じゃあ、どうすればそれを跳ね除けられるの?」と。


俺はまずバレないこと。そしてなにか力をつけること。誰か強い味方をつけることなどを伝えた。


するとカインは「僕がマリンを守るよ!」とそして僕に剣術を教えてくださいと。


マリンも「ならわたしは、わたしを守るため傷ついたカインを治します!」だから回復魔法を教えてくださいと。


そして味方ならユウマお兄ちゃんってゆう強くて優しくてカッコいい人がいるから大丈夫です!と。


まあ、当時13の俺は号泣よ。お互いがお互いを守りたいってゆうんだから。


そして俺を頼ってくれる2人のために当時知り合ったアロイスとパーティーを作ったりするんだが。


まあ、そっから2人の師匠になったわけだ。


そっからは週に1回通い、稽古をした。


そしてマリンが10歳の時事件は起きた。


マリンが俺がいない時に近くの住民が怪我をしたので咄嗟に治療をしてしまったのだ。


それ自体は褒められる行為だがそれが噂になり教会の人がきてしまったのだ。


だがとても運の良いことに当時派遣されたのが教会の中で数少ないまともな方、今の司祭トマスさんだったのだ。


そして勧誘はされたが無理強いはしなかった。


まあ、そっからはトマスさんとは雑談する程度には仲良く食べなったんだけどな。まあ、おの性格じゃ今の教会では大変だろうなと思う。


そっからは何事もなく過ぎ、カインとマリンが12歳になった時にユウマさんみたいになりたいという事で冒険者になり、俺のパーティに入った。


そして、今に至る。


俺はそんなことを思い出しながら、とりあえずだが俺の役目は終わりを迎えたんだなと少し寂しい気持ちになった。


だがそれ以上にその気持ちが嬉しかった。


「わかった。今日をもって2人を卒業とする!あと各々研鑽を積み頑張ってくれ。ただ俺が寂しいのでたまには頼ってくれ」


2人は笑顔で「はい!わかりました!師匠に恥をかかせないよう頑張ります!」


すると依頼報告を終えたアロイス、イージス、ホムラもやってきた。


そして部屋を借り久々の集合となった。



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