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妹が第三王子に惚れたというので成り上がることにした  作者: おとら@9シリーズ商業化
2章 男爵からとりあえず準子爵になる

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久々の冒険者ギルドにて

今日も暑いので皆様熱中症などにお気をつけください。マスクが蒸れてヤバイ・・・。




「さて、ハルカ義姉さんの件もほっとくわけにはいかんしどうするかねー」


「そうですよね、アロイスさん団長とこれからのこと話し合いするために先月までは頻繁に来ていましたけど最近は依頼で忙しいですからねー」


「そうなんだよなー・・・いやでもいい機会かもな。ようやく仕事にも慣れてきたし、どれくらいまでは人に任せていいとかもわかってきたしな」


シノブは嬉しそうにニヤニヤ「お、久々にやりますか」


俺も嬉しくてニヤニヤ「ああ、冒険者稼業再開だ!」


「いやー訓練はしてるとはいえ部屋に篭ってばっかりじゃ良くないですもんね」


「そうゆうことだ。よし、とりあえず冒険者ギルドに向かうとするか」


俺はその後セバスに許可をとり冒険者ギルドへ向かった。


俺は元クランメンバーにお金を渡したり、ノインの見送りで行って以来のギルドへ入った。


周りの視線を感じながらそのまま受付に行こうとすると30歳ほどで身長190ほどのガタイの良い男に声をかけられた。


「おや、貴族のお嬢ちゃん達が冒険者ギルドなんかに何の用で?」とニヤニヤ。


「お嬢さん?もしかして俺のことか?」


「おいおい、せっかくそんな可愛い顔してんだから俺なんていっちゃいけないぜ?おっかない冒険者ばかりで緊張するのはわかるがね」


後ろでシノブが「ぷぷぷ、団長お嬢さんだって。あー可笑しい」


俺は状況を理解して男の顔にアイアンクローを決めた。


「誰がお嬢さんだ!俺は正真正銘の男だ!どこみてやがんだこのボケェ!」


「イテテて!え、男なの?本当に?イタタタ!わかった、わかったから離してくれ!俺が悪かったから!」


周りからも「えっ!男の人なの!?」「あんなに綺麗なのに」「いいなー」とざわざわ。


俺はどうゆうことだ?と思いながらもとりあえず手を離した。


「おー、イテテて。いやーすまん。綺麗どころが2人も入ってきたんで変なのに絡まれる前に声をかけようと思ったんだけどな」


「いや、変なのに声かけられたが?」


「ははは!そりゃそーだな!いや、すまん。あんまり見ない顔だったからさ」


「いや、悪意がないならいい。こちらこそいきなりアイアンクロー決めてすまなかったな」


「いやいや気にしないでくれ。しかし貴族様なのに平民に謝るんだな?」


「ん?悪いと思ったら謝るのに貴族も平民もないだろう?」


そいつはポカンとしたあと「ははは!気に入った!俺の名前はゼノス。冒険者ランク三級のランサーだ。最近この王都にやってきた」


俺は道理で知らん顔だと思いながら「俺の名はユウマ-ミストル。この王国で男爵の爵位を承っている。冒険者ランクは4級でプリーストでソードマスターだ。ここ、二、三か月は顔をだしていなかったのであなたが知らないのも無理はないな」


するとゼノスは素早く片膝立てて顔を下げ「これは男爵家当主とは、知らずとはいえ失礼致しました。どうかお許しをいただけますか?」


俺は流石は三級だなと「ああ、許すから顔を上げてくれ。そしてできればさっきまでの口調で頼む。普段からいざ知らずここではただの冒険者仲間だろ?」


「はー、変わった人ですな。わかった。ならそうしよう。へへ、アンタみたいな奴がいるならこの国に居つくのも良いかもな」


「はは、よく言われる。ところで、別に怒ってないんで聞きたいんだが何故俺が女に見えた?」


そう。そうなのだ。そもそもそこが疑問だった。周りの反応見る限りコイツ以外も思ってた感じだし。


確かに俺は小さい頃はよく女の子に間違われたが、少なくとも成人を迎えてからはなかったはず。


ゼノスは「えーと、まずは男とは思えない綺麗な顔だろ。そして綺麗な黒のメッシュが入った銀髪。腰まである長い髪。漂う気品のような立ち姿。あととてもいい匂いがするとかかな」


俺がよほど???という表情をしていたのだろう。今まで黙っていたシノブが言ってきた。


「団長、あのですねー・・・今までは冒険者の依頼の連続で泥だらけとは言いませんがそこまで綺麗な生活ではありませんでした。でも今はきちんと睡眠をとり、食事をとり、清潔を保ちという状態です。団長元々の素材はいいんだから綺麗になるのは当然ですねー。エリス様によく似てますし。なにより極め付けはその長く綺麗な銀髪の髪でしょうね。それを1本で縛って前側に流してる男性はほぼいませんから。まさしく男装の令嬢って感じです」


「あー確かに男爵家当主として舞踏会や食事会にでるからとあれこれ弄くり回されたなぁ。目の隈もなくなったし、風呂には毎日入って、食事も用意しなくてもでてくるもんなー。あとマッサージされたり、オイル塗られたりしたな。俺自身はそう思わんが使用人達にも身嗜みしっかりしたらエリス様そっくり!って。髪は切りたいんだがエリカが嫌!わたしこれ好き!カッコイイ!言うもんだから切れんしなぁ」


「まあ、あと急遽決めたんで着替えていませんしね」


「あ、そういやそうだ。俺の格好コートだわ」


黙っていたゼノスが「えーと、まあつまりそうゆうことだ。いやすまなかった」


「いや、こちらこそすまん。おかげで気づけたから良かったよ。ではそろそろ失礼するよ」


「あ、ちょっと待ってくれ。今度良かったら一緒に依頼を受けないか?」


「お、いいね。では俺の名刺を渡しておく。これを門番に見せれば俺に話がいくはずだ」


「そんなん渡していいのか?」


「自分の眼を信用してるんでね。ではまたな」


俺達はそのまま奥の通路を通り受付に行き「騒がせてしまって済まない。仕事が一段落したので久々に依頼を受けてみようと思うのだが白き風は今どこにいるかわかるかな?」


受付嬢はポーッとした後「ひゃい、あ、失礼しました。白き風ですね。今は依頼中で明日帰還予定ですね」


「うーんそうか。ありがとう。シノブどうする?明日も時間作れるから来てもいいが、今日どうするか」


「2人だと限られますし・・・さっきの人を誘ってみては?」


「ゼノスか。まだいるかな?とりあえず戻るか。すまん。また来る」


「は、はい、かしこまりました」


俺達は通路を戻って行く。


「ところであの受付嬢いつもと違って変じゃなかったか?」


「ふふ、団長に見惚れてましたね。よ!色男!」


「勘弁してくれ。俺はただでさえ最近の見合い話にうんざりしてるんだ」


「まーしょうがないですよー。優良物件ですし」


「物件とか言うな!たく、これだから貴族はなー」


そして元の入り口の広場に戻り、探すといた。


「おーい、ゼノス!」


「お、どうしたんだ?さっきの今で」


「いやうちのメンバー依頼中だからいなくてね。で、良かったら互いの実力確認も含めて3人で軽い依頼を受けないか?」


「お、いいのかい。俺としては願っても無い。んじゃ、いこうぜ」


そうしてまた通路を通り受付嬢に声をかけた。


「この3人で受けられて一日で終わる依頼はあるかな?」


「そうですね。今ですと皆さんの平均が3.5なので4級のトロール調査または討伐はいかがですか?これはたった今入ってきた情報で野良のトロールが王都の近くに出現とのこと。まだ人的被害はなく緊急依頼ではありませんが重要な依頼です。前衛ゼノス様、後衛ユウマ様、遊撃シノブ様なら安心して依頼できます」


トロールというのは身長4~5メートルの魔物で性格は温厚で頭がよく草食なので基本的には安全なのだが、ナワバリ意識が強くその場合は人間だろうがなんだろうが襲いかかる。今回はまだ人的被害がないので相手が引くようなら討伐はしないということだ。ただ人に襲いかかっていたら討伐するしかない。


俺は2人に顔で確認し「じゃあそれで頼む。騎士団などは犠牲がでないと動けないからな。無辜の民が犠牲になる前に俺達がなんとかしよう」


「はい!ありがとうございます!では受注させていただきます。ではこちらが詳しい内容が書かれた依頼書です。気をつけて」


「ああ、ありがとう。行ってくる」


俺はゼノスに「少し訓練場に行かないか?さすがにゴブリンくらいなら問題ないがトロールだからな。軽く打ち合いしとかんと」


「おう、そうだな。いいぜ」


そうして俺達はまず訓練場に向かい、そこで連携などを確認し街を出た。




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― 新着の感想 ―
[一言] 流石に義姉の話は早すぎて年単位は空けないと不味いよ。
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