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(祝100話)モブBから見たユラ

(祝)100話!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.


皆さん、これ迄支えてくださりありがとうございます。ヾ(ゝω・`*)ノ


何とか、SSを挟みまくって100話に到達しました。これからも、よろしくお願いいたします!

m(_ _;m)三(m;_ _)m


100話を記念して、関係ない別視点の話を書きました。興味の無い方は、申し訳ありませんでした!d(>∇<;)

その人は、最初は新人として紛れ込んでいた。その髪は、夜のように黒く瞳は宝石にも決して劣らない輝きを放っている。何より、人間離れした美しい容姿。そして、居ると絶対な安心感があった。


【国際医療同盟、医療の先導者ユラ・フリーデン】


世間で有名な、あの『医療の先導者』の威名を持つ若き才能の塊。そして、竜神にして下界の神々を束ねる神王だった。しかも、爵位は侯爵様だし………。


俺達は、無言で書類を見るユラ様を見る。


あー、そろそろ声を掛けるべきか?シアン団長が、時計を見てからユラ様に呆れた視線を向ける。


【王宮医療班、団長 シアン・バートン】


ちなみに、シアン団長は下級伯爵でもある。


ユラ様は、良い意味で努力家で集中すれば、時間を忘れるタイプのお方だ。きっと、真面目な性格なのだろう。しかし、既に俺達も休憩は終わっている。


スパーンッ!


「あだっ!」


軽い音と、小さな悲鳴を聞いて視線を向ける。


シアン団長が、ユラ様の隣に立ち無言で書類を片手に構えている。ユラ様は、痛かったのか頭を押さえている。そして、暫くして顔を上げている。


「ユラ、休憩はしたのか?」


シアン団長が、少し低い声で言っている。と言うかだ、青筋が見える気がするんだけど…………。


「え?あ、もう時間が過ぎてるね。」


「今すぐ、休憩をしてこい。」


シアン団長は、ため息を吐き出し言うと席に戻る。


「なら、僕が連れて行くね。」


その声に、シアン団長だけでなく俺達も扉に視線を向けてしまった。魔法騎士団団長にして、上級伯爵カリオス様が少し困ったようにため息を吐き出す。


【魔法騎士団、団長 カリオス・テナード】


聞けば、カリオス様とユラ様は魔法契約で主従関係であるとか。だから、ユラ様はカリオス様に頭が上がらないらしい。とても、恩を感じてるらしいし。


「なら、頼んで良いか?」


シアン団長は、苦笑してユラ様を………ユラ副団長を見ている。気まずそうに、ユラ副団長は視線を逸らしている。カリオス様は、ユラ様を見てから満面の笑みである。まぁ、目は全く笑ってはいない。


「ユラ、良い機会だし少しお話をしようか?」


「い、嫌だからね?休憩が、休憩じゃなくなる。」


ユラ副団長は、机の書類を片付けて引き出しに入れると鍵を閉める。そして、立ち上がり部屋を去る。


暫くして、扉が開く音がして誰か来る。シアン団長は、少しだ視線を向ける。王宮騎士団、団長で下級伯爵のレオ様だ。シアン団長は、手を止めてレオ様を見るてから暢気な口調で会話している。


【王宮騎士団、団長 レオ・ハーデ】


そして、困ったようにレオ様はシアン団長に言う。


「それでだな………」


「何だ、怪我人でも出たのか?」


「そうだ、誰か第3訓練所に来れないか?」


すると、シアン団長は少し悩んでラメルさんにお願いした。ラメルさんは、ユラ副団長の部下のような人だけど腕は確かで人柄も真面目で優しい。


「ラメル、お願いして良いか?聞けば、治癒はラメルかユラか俺しか出来そうにない。」


「はい、じゃあ行きますね。」


暫くして、ユラ副団長が戻ってきて座る。


そして、書類を見ている。


すると、扉が開き書類の束を持った王宮執事執事長ベイル様が入ってくる。因みに、上級伯爵である。


【王宮執事、執事長 ベイル・ビフィター】


その書類を、シアン団長とユラ副団長の机に置いてから、少し会話して去っていった。


「では、明日までにお願いします。」


「はいよ。」


「分かりました。」


少しして、王宮暗部団長であり上級伯爵のユリス様が入ってくる。その表情は、真剣そのものである。


【王宮暗部、団長 ユリス・モーラ】


そして、一直線にユラ副団長の机に向かう。ユラ副団長は、筆を止め顔を上げている。


「ユラ君、新しい毒が見つかったんだけど。出来れば、解毒薬が欲しいんだよね。ちなみに、これが今回に見つかった毒の情報と写真だよ。」


「これは……、作れますよ。今日は、無理ですが今週中には作って届けられます。いつ、行けば良いですか?それと、量はどの程度必要ですかね?」


ユラ副団長は、真剣な表情でザッと資料に目を通してから言う。何か、雰囲気が格好いい………。


「うーん、午前中なら何日の何時でもいいよ。後、作れるだけ持ってきて。この時期、食事会とか多いからね。出来れば、医療班と連携体制を取りたい所だけど。そこは、シアンと後で話すから大丈夫。」


「ふむ、分かりました。」


そう言って、資料をファイルに挟んで引き出しに入れた。ユリス様は、嬉しそうに頷いた。


「じゃあ、よろしくね。」


そう言って、部屋から去ってしまった。


すると、バタバタと音がして元勇者てある冬馬様が入ってくる。そして、またユラ副団長に駆け寄る。


【王宮騎士団、副団長 トウマ・カンザキ】


そして、息を切らしながら言った。


「ラメルさんだけじゃ、人手が足りないから来てくれないか?何か、毒が使われたらしくって。」


ガタッ!


ユラ副団長は、素早く立って鞄を取ると、シアン団長にチラッと視線を向ける。シアン団長が、真剣に頷いたのを見て走り出す。冬馬様も、慌てたように走り出したユラ副団長を追いかける。


毒は、時間との戦いでもある。


冬馬様が、事実ここに来たって事は即死毒や神経毒ではないと思われる。つまり、毒は効き目が遅くなおかつ毒素が弱いものだと判断される。


だが、いくら毒素が弱いとはいえ……毒は毒である。


出来るだけ、早めに行動して損はない。万が一を、考えるならば出来るだけ早く処置をすべきなのだ。


万が一の例としては、毒の回りやすさには個人差がある。そして、薬に耐性のある人もいるのだ。つまり、毒の回りが速くて死ぬ人もいる。また、解毒薬に耐性があって効果が発揮しない事も考えられる。


それに、体質的だが解毒薬や毒の相性で生死が別れるのは良くある。相性が悪く、発作や痒みそして呼吸困難などの症状が出る場合があるのだ。

 

現場に、早めに行くと言う事はそう言う確認をする時間もあると言うこと………。そして、この分……多くの人を助けられる可能性が高まる。まぁ、効果が遅いからこそ出来る事だが。それを、瞬時に見抜き判断するユラ副団長はやはり凄いと思う。


ユラ副団長なら、致死毒や即効性の毒でも器用に解毒しそうだよな。何せ、国々が認める実力者だし。


数時間後、疲れた表情のユラ副団長とラメルさんが入ってきた。どうやら、何とかなったようだ。


医療班室に、安堵の声と喜びが広がる。


すると、扉が開き魔法騎士団副団長で、上級伯爵のクルト様が入ってきた。どうやら、お茶のお誘い。


【魔法騎士団、副団長 クルト・ノワード】


しかし、ユラ副団長は椅子に座り突っ伏している。


「ユラ、陛下がお茶に誘いたいらしいよ。」


「本当に、タイミングがぁ………」


あー、何か言いたい事は分かる。それに、今日中に終わらせないといけない書類もあるし。


ユラ副団長、今日も残業になりそうだなぁ。


「ユラ、早く準備しないと血を吸っちゃうよ?」


冗談っぽく、クルト様が笑って言う。通常は、竜であるユラ副団長。しかし、魂の格はクルト様が上なので可能ではある。何せ、真祖の息子だから。


ユラ副団長は、嫌そうな表情で渋々と立ち上がる。


すると、王宮執事副長で上級伯爵のオズ様も来る。そして、白衣を着替えて正装で来るように言う。


【王宮執事、副長 オズ・ヘルファイアス】


その手には、新しい白衣がある。あれは、正装に合わせて作られた正装用の白衣である。普段は、着る事が無いので王宮執事が正装は管理している。


「シアン団長、ユラと更衣室を借ります。」


「おう、分かった。」


2人に押され、ユラ副団長は瞬く間に更衣室に連行されてしまった。暫くして、ユラ副団長の悲鳴が聞こえたがここは無視するのが良いだろう。


数分後、正装で3人が出てきて部屋から去った。


そして、2時間後にユラ副団長は戻って来て。素早く、更衣室に戻って副を着替える。どうやら、堅苦しい服装はユラ副団長は苦手みたいである。そう言えば、派手な服は好まないとか聞いたなぁ。


王宮暗部副団長、パゴン様が入ってくる。爵位は、不明だが聞けば下級伯爵ではと考えられている。


【王宮暗部、副団長 パゴン・ソラス】


そして、書類の束を受け取り苦笑するユラ副団長。


「大臣は、僕を過労で殺したいのかな。」


「おいらも、抗議したがなぁ………」


すると、ユラ副団長の雰囲気が変わった。


「そうか、ありがとう。」


「あー、王宮は壊すなよ?」


すると、素晴らしい笑顔でユラ副団長が言う。


「勿論。」


そう言って、足早に部屋から去ってしまった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

後日談………。その後で、大臣の1人が退職になり領地に戻される事が明らかとなった。それが、ユラ副団長の仕打ちなのかは不明だけど。あの人と、敵対はしないようにしようと俺達は心に決めた。特に、雰囲気と口調で分かるので眠れる竜の尻尾を踏む行為は避けようと。ユラ副団長は、苦笑してたけど。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ユラ副団長は、暫くして帰って来た。


そして、現在は陛下から差し入れが入り全員移動して総合休憩室でお茶をしている。


ユラ副団長も、お菓子を食べて幸せそうだ。


ユラ副団長は、見た目の年齢より若いというか幼い容姿をしている。まぁ、異世界人の特徴なのだが。


なので、嬉しそうにお菓子を食べる姿は歳に似合わず可愛い。隣で、無邪気にお菓子を食べるクルト様やオズ様も居るので3人揃えば可愛過ぎるのであった。自分が、年齢的40後半だから見た目が20の3人はどうしてもそう思ってしまう。


周りも同意らしく、カリオス様達も微笑ましく3人の姿を見ていた。ちなみに、後で知った。


オズ様・・・1503歳


クルト様・・・27歳


ユラ副団長・・・3599歳 ※この時点では……


うん、2人より幼く見えるユラ副団長が………


圧倒的に、高年齢だったよ!


俺達は、シアン団長に聞いて驚愕したのは言うまでもない。本人は、紅茶を飲みながら笑ってたけど。

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