忙しい日々
忙しく、余り書けませんでした。すみませんでした。m(_ _;m)三(m;_ _)m
ユラは、身構えている。主神の隣には、黒髪で赤い瞳の幼い子供がいる。主神は、ユラにこの幼い子供を育てるように、お願いしに来たのだ。
「主神様、その子は元邪神ベーゼですよね?」
「そうだ。1度死んで、魂は異世界に渡り生まれたんだ。けど、元邪神だった影響でこちら側に戻ってしまった。だから、暫くの間だけだ。」
主神は、申し訳ない気持ちで言う。ユラは、深いため息を吐き出す。シアンは、心配そうにユラを見ている。子供は、怯えてユラを見ている。
「主神様、本当に僕の他に預けられないですか?」
「皆、直ぐに彼を殺そうとするか怯えるかだ。」
ユラは、『あー、もう!まったく、そんな事を言われたら断れないじゃん!』とか言いながら部屋を出ていくと戻ってくる。そして、幼子に飲み物とお菓子を出してあげる。主神にも、紅茶をだしている。
何気に、子供には弱いユラであった。
しかし、殺されかけた記憶が消えた訳ではない。ユラは、真剣になって主神を見ている。
「1ヶ月、それまでに彼を帰してあげてください。僕も、それまでなら何をしても彼を守ります。」
すると、主神は苦笑してから呟く。
「ふーん、何をしてもか?」
「はい。例え………記憶が戻り、僕を殺そうとしてもです。ただし、期限は1ヶ月だけですが。」
ユラは、悲しげに笑って言う。
「………お前は、邪神を恨まないのか?」
「そうですね……。本音は、消し灰にしてやりたいくらい恨んでます。でも、彼の気持ちも分からなくもない。まぁ、不幸体質は生きるだけでも苦労しますからね。私も彼も、似た者同士なのですよ。」
主神は、困った表情で笑う。
「ハイリヒ、ありがとうな。」
「おっ、お願いしましゅ………。」
ユラは、苦笑してから幼子を見る。
「君の名は、教えてくれるかな?」
「???」
「名前は、霧波春兎だ。」
すると、ユラは驚いた表情をする。3人兄弟の2番目の兄は婿養子に行ったので名字が変わったのだ。
「霧波………。もしかして、君の父親の名は一樹?」
つまり、この子は僕にとって甥って事だ。
「なら、早く帰してやらないと。」
「お前の兄は、その子を愛していないよ。赤い瞳を恐れて、ずっと放置していたしな。」
主神の声に、ユラは苦笑している。長男がしっかりしており、褒められる事のない次男は嫉妬から我儘な性格だった。長男の後ろ姿を、追いかけては次男の一樹にいじめられ泣いていた過去を思い出す。
「………そう、兄さんが。まぁ、あの人は子供が嫌いだしね。僕も、相手にして貰えなかったし。」
正確には、我儘に育ったのでどうすれば良いか分からない。それが、暴力に出てしまっただけ。
「嫌!ここに、居るの!」
「………ユラは、結婚はしないのか?」
ユラは、春兎の頭を撫でてから言う。
「え?結婚ですか、正直に言えばしません。」
「そうか、年頃の女神が騒いでてな。」
主神は、ユラの表情を読もうと視線を向ける。ユラは、疲れた表情で苦々しく呟いた。
「…………そう、ですか…………。」
「その子は、あちらに帰す。」
そう言うと、主神は姿を消してしまった。
「パパ!」
すると、シアンはこける。そして、ユラは固まる。
「えっと、ユラって呼んでね。」
「パパ!」
ユラは、困った表情をするのだった。
ちなみに、1ヶ月後に帰ったが戻ってしまい主神が面倒を見る事になった。ユラは、安心した。
ユラは、紅茶を飲み伸びをする。すると、メイドとヴァイスと主神様が入ってくる。
「それで、今回はどんな厄介事ですか?」
「ユラは、レレット王国の聖女育成学園を知っているか?と言うか、知ってるよな?」
ユラは、キョトンとして首を傾げた。




