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王都にて……

さて、少し落ち着いたので投稿しました。


( *´艸`)

商人の馬車に乗せてもらい、やって来ましたよレレット王国王都ベルトア。さて、王城に会いに来いと書いてあるけど。たぶん、追い返されるだけ。


まぁ、良いか。とにかく、行って駄目なら予定通り学園に通えばあの人も文句は無いよね。


と言うわけで、王城の兵士さんに声をかける。


「カリオス様に、呼ばれて来たのですが。」


そう言って、手紙を渡そうとするが兵士さんは手紙は受け取るが見る事もなく追い払うように怒鳴る。


「君、カリオスの知り合いなの?」


エルフの青年が、キョトンとしながら言う。


「ユリス様、気にする必要は有りません。」


兵士さんが、エルフのお兄さんに言う。そろそろ、宿を探さないと。仕方ないか……。僕は、頭を下げて外に行こうとする。ユリスさんは、僕を止める。


「あれ、会いに行かないの?」


「王都に、着いたばかりで宿を取っていなく。申し訳ございませんが、ここで失礼させて頂きます。」


僕は、足早に街に向かう。




ユリスは、兵士の持ってる手紙を見て言う。


「ねぇ、その手紙を見せて。」


そして、読んでから頭が痛そうにため息をつく。


「どうか、なさったのですか?」


「君は、この手紙を読んだのかい?」


部下の一人に、ユラを追いかけるように指示しながら苦笑して手紙を見せる。青ざめる、兵士さん。


「ユリス、僕を呼ぶなんてどうしたの?」


カリオスは、書類を抱えながらキョトンとしてる。


「カリオス、この手紙に見覚えは?」


「これは、ユラに送った手紙だけど。何で、こんな所にあるの?もしかして、あの子が落とした?」


すると、ユリスは兵士を見ながら。


「さっき、君に会いたいって少年が来たんだけどさぁ。そこの兵士が、手紙を確認せず追い返した。」


「もっ、申し訳ございません!」


カリオスは、表情を青ざめさせる。


「彼に、無理を言って此方に来て貰ったのに……。呼んでおいて、追い返したとか最悪じゃないか……。」


ユリスは、ゲッと言う表情で兵士を見る。


「ユリス、ユラがどこに居るか分かる?」


「今、部下に追いかけて貰ってる。」


すると、青年が戻って来て言う。


「申し訳ございません。途中で感づかれ、撒かれてしまいました。普通に、追いかけるべきでした。」


「嘘!?君が、撒かれるなんて……。カリオス、君の知り合いは良い腕をしてるんだね。何者?」


すると、カリオスは苦笑して言う。


「ただの、友達だよ?凄く、頼りになる有能なね。はぁあ……、何て言い訳しようかな?」


「お疲れ様だね。」


二人は、苦笑してため息をつくのであった。




宿は決まり、清々しい朝を迎える。旅で疲れてたのか、何時もより遅い時間帯に目を覚ました。


さて、今日は街を探索してみようかな。


さすが、王都は賑やかで良いな。僕は、とあるカフェに入る。少し、歩き疲れたから休憩しよう。


「いらっしゃーい、ご注文は何かしらぁん。」


世の中には、許せるオカマと許せないオカマが居ると思う。目の前のオカマは、許せるかな?ゴリマッチョなオカマより、細身で女か男か分からない人の方が近くに居ても抵抗は低いし。


「あの、オススメのケーキと紅茶をください。」


「お待ちどうさまぁー。私の愛が、たーくさんこもった愛情ブレンド紅茶と愛情たっぷりのシナモンケーキよぉん。召し上がれぇん。」


「あっ、ありがとうございます。」


おっ、シナモンケーキ美味しい。


「そう言えば、貴方見ない顔ね。」


「昨日の夕方に、ここに来ました。」


美味しい、ケーキに頬を緩めながら言う。


「あら、暫くは王都ここに居るのぉん?」


「ベアトノール学園に、通う予定なので居ますよ。このケーキ、凄く美味しかったです。」


「あら、ありがとぉー。そうなの、それは何か目的が有るのかしらぁ?この時期に、来るなんて。」


僕は会話が、尋問に変わった事に気づいていたが表情に出すことなく首を傾げる?それより、この時期にと言う言葉が気になったからだ。


「目的?さぁ、特には無いですね。それより、この時期にって?何か、悪い事でも有るんですか?」


「貴方は、気にする事は無いわ。それにしても、貴方のような年頃の子供がそこまで鍛えてるなんて。王宮に、将来は仕えるのかしら?」


はぐらかされた……。まぁ、良いか。


「王宮に?いやいや、それは無理ですよ。」


苦笑して、紅茶を飲みきる。


「ごめんなさい、不愉快にさせたかしらぁ。」


「そうですね。」


笑顔を消して、真剣な表情で呟くように言う。


「そう、お詫びにお代は要らないわ。」


「いいえ、払います。では、失礼しますね。」


そう言うと、宿に向かって歩き出した。


「すまん、ローウ地区の地図を持ってないか?」


薬品箱を持ち、困ったように声をかける青年。


「持ってますよ。荷物が多いので、案内しましょうか?小さい方の荷物、僕が持ちます。」


「おう、ありがとな。」


大通りの、わき道に入り真っ直ぐ行くとローウ地区の大通りにつく。ホッとして、こちらをみる青年。


「助かったよ、坊主。俺の名はシアン。」


「僕は、ユラと言います。これ、荷物です。」


荷物を渡して、来た道を戻って行く。


さて、明日から学園に通う事になる。早く帰って、ぐっすりと眠ろうかな。苦笑して、伸びをする。


すると、追いかける足音がする。


「おーい、お前さん宿はどこだ?礼を、したいんだけど。俺の立場上からして、必要だからさ。」


「うーん、要らないですけど。ミネバ地区の、アンライ通りにある銀の恵み亭です。」


「そっか、じゃあまたな!」


シアンは、部下らしき人に急かされて行った。


「さて、早く寝よう。」

なんか、騒動の気配しかしません。ユラは、年齢的には13歳です。前世が、22歳だから合計して35歳と言う事に……。((((;゜Д゜)))

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