『christmasが始まるよ~』
花の季節が過ぎて庭仕事も一段落すると、
心はもうクリスマス。
部屋の中もさっさかクリスマスに模様替え
秋口に森で集めた材料でリースを作り、
残念だけどビニール製のモミの木に
オレンジのドライフルーツを飾る
家のなかが暖まると
仄かに香るオレンジの匂いは
今年も無事にクリスマスを迎えられる
ささやかな幸せの香り。
保育園の先生が読んでくれた
クリスマスのお話の中には
かならずプレゼントの話がでてきます。
『1年間いい子できた子には
サンタさんが特別なプレゼントを
持って来てくれる』のだと…
ずいぶん長い間
信じていたっけ、
こんな”嘘”
サンタさんが
どっかで見てて
ちいさな不満を
見透かして
怠けたいとか
辛いとか
ズルしたいとか
あの子いいなとか
淋しいなとか、
心で思うから
「あの子は、いい子じゃないな、」
って、サンタさんにわかって、
だから
わたしには
サンタさんが
来ないのだと
思ってた。
あのプレゼントが
サンタさんからじゃなくて
親が買うもんだと知ってからは
「ふっ」と肩の荷がおりた
いい子をつづけるには
あんがい大変で、
いい子じゃなくても
いい子でも
プレゼントはないのだから
おとなになって
初めてサンタさんにプレゼントを貰った。
わたしがサンタさんになれる
誰かに贈り物をする楽しみをもらったの
サンタさんがくれるプレゼントとは別に
大切に思う人達に
どんな物をあげようと、
ずっと前から少しずつ
こっそり計画をたてて準備する
そんな”しあわせ”をもらったの…
ひとりひとりの顔を思い浮かべながら、
”Happy Mary Christmas”
ムーには、なにをあげよかな~