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間違えて運に極振りしちゃったけど召喚士なら何とかなりますか? ~召喚で出てくる魔物が異常個体ばかりなんですけど!~  作者: やおよろずの
第三章 ギルドを大きくしよう!

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052 熟練度の裏ワザ……!?

今回短めです。

リンドールさんに続いて、ギルドルームの中に戻った私たち。

パンさんはテーブルで書類とにらめっこ、ペールルージュさんはソファで本を読んでいた。


一方の私はというと──珍しく真面目にメニューの『スキルツリー』と向き合っていた。

ザラとゴブリンズのおかげで私のレベルもぐんぐんと上がって、もう16。

スキルポイントも10余ってるし、気になるスキルをまとめて取得してみたんだよね。


新しく取得したスキルを『ステータス』から確認して見ると……。


────────────────────

【亜人召喚Ⅱ】 妖精を召喚できる。

【亜人召喚Ⅲ】 セイレーンを召喚できる。

【低魔召喚Ⅱ】 グラニルを召喚できる。

【低魔召喚Ⅲ】 ゴーレムを召喚できる。

【中魔召喚Ⅰ】 グリフォンを召喚できる。

【植物召喚Ⅰ】 パラグナ草を召喚できる。

【植物召喚Ⅱ】 リュバンス樹を召喚できる。

【植物召喚Ⅲ】 ニョキモチを召喚できる。

【植物召喚Ⅳ】 ヒスイノキを召喚できる。

────────────────────


「……あれ?」


私はスキルの説明を見て、思わず固まった。

新しく取れた召喚スキルの必要魔力量が、思った以上に重い。


たとえばグラニルで35。

ヒスイノキで50。

そして極めつけ──グリフォンを召喚するにはなんと100の魔力が必要なんだとか!


……いやいや、そんなのどうやって召喚するの?

だって私の今の最大魔力は37……。

これじゃあ、【低級魔石の指輪】をどれだけ装備しても、グリフォンを召喚することは夢のまた夢。


別に今すぐグリフォンを召喚したいわけじゃない。

でも、今後もこういう感じで必要な魔力量がどんどん増えていくなら、流石に何か対策を考えないとね。


そう思って、私は久しぶりにメニューの『熟練度』を開いていた。


前に確認したとき、熟練度って装備している間だけステータスが上がるって感じだったんだよね。

例えば剣を装備している間は【攻撃力】が上昇したりとか。

だったら、【魔力】が上がる武器の熟練度を伸ばせば、私の魔力不足も多少はマシになるかもしれない。


そして、そんな都合のいい武器──あるんです。

それが、杖。


前のギルドバトルで無理やり用意してもらった【鉄の杖】だけど、あれを装備したとき、ちゃんと魔力が増えてたんだよね。

つまり、杖の熟練度を上げれば、将来的にはもっと魔力を盛れるかもしれないってこと!


……うん、ここまではいい。

問題は、その熟練度を誰が上げるのかって話である。


私が杖を装備して魔物と戦うって……?

ムリムリ無理無理!

魔法が使えるならまだしも無理だし、杖でスライムとかをぶん殴るわけにもいかない。



じゃあどうするのか、と頭を悩ませていたときに気付いたんだけど……。

どうやらこの熟練度、私本人じゃなくて、私の召喚獣が武器を使っても上昇するっぽいんだよね。

その証拠に、私の剣や弓の熟練度は謎に上昇していた。

だからもしかしたら、私も剣や弓をちょっとは使いこなせるようになってるのかも。

……ほとんど使ったことないのにね。


というわけで、ザラやゴブリンズが杖を使えば私の杖の熟練度も上昇するってことになる。

ちょっと裏ワザっぽいけど、使えるものは使わないとね。


なので、今のザラは鉄の杖でぶん殴る、とんでも冒険者になってるみたい……。


こうして杖の熟練度で魔力を底上げできれば、必要魔力量の多い召喚にも手が届くかもしれない。

……もしかしてこれ、上手くいけば熟練度補正込みで転職条件を満たしたりもする?

なんて、ちょっと夢が広がってきた。


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